Stock Fineの伴走支援 相続の相談から資産運用、生前対策まで
こんにちは、相続そうだんターミナルのスタッフです。
人生で何度も経験するものではない相続、不安や悩みは尽きません。
相続は金融・税務・不動産など複雑に関わるため、「最初に誰に相談するか」によって対応も結果も変わってきます。
今回ご紹介するのは、立川が拠点のStock FineでIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として活躍されている藤井さんです。
資産運用だけでなく、相続の準備から実行までを一貫して支援する存在として、多くの相談を受けています。
IFAは将来のことを一緒に考える伴走者

スタッフ:
藤井様のご経歴をお伺いできますか?
藤井:
2009年の4月から新入社員として証券会社に入社して、リテール営業を10年間経験しました。
2019年に証券会社を退職して、新たにIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)としてスタートを切りました。
スタッフ:
簡単にIFAの役割や仕事内容について、お聞かせいただけますか?
藤井:
IFAは独立した金融のプロです。FP(ファイナンシャル・プランナー)さんとどう違うのかとよく聞かれるのですが。財務局に「金融商品仲介業者」として登録された会社に所属して、お客さまに金融商品を利用した資産運用をアドバイスします。その過程でお客さまのライフプランの作成、将来のことを一緒に考えています。
ずいぶん前にお客さまのご相談にアドバイスしたことが、今どのように活かされているのか、IFAになるとよくわかります。異動もなくお客さまとの関係性が長く続くので、将来を一緒に考えてキャッシュフロー表を作成したり、状況に合わせて見直したりして、お客さまと共に人生を伴走する役割だと思っています。証券会社にいた頃と決定的に違うところは、(会社の方針などで)決められた商品を勧誘することはないですね。
スタッフ:
証券会社時代にはお客さまと転勤で離れてしまい「あのお客さまは、今どうされているのだろうか」と後から気になられることもあったのでしょうか。
藤井:
ありましたね。懇意にさせていただいたお客さまのことはずっと気にかかっていました。
また、あるお客さまでは、9年ほど前に銀行の遺言信託のサービスで作成した遺言書の中身が、現状の実態に合わなくなっていたこともありました。そのときに対応されていた銀行の担当者は既にいなくて「困ったなぁ」という状態のお客さまに、関係各所といろいろ協力しながらお手伝いすることもあります。こういったときは「藤井さんがいてくれて助かる」と言っていただけますね。
スタッフ:
人生の中で長くお付き合いしてくれるお金のアドバイザーがほしい方にはぴったりですね。
藤井:
そうですね。そのせいか、昔からお付き合いしているお客さまが息子さんや娘さんを紹介してくれるケースも多いです。最近は後世に資産を残すという意味合いもあるのか、お孫さんまで紹介してくれて「何かあったら、藤井さんに聞くんだよ」という感じで。
スタッフ:
若い世代もIFAさんに相談しながら、資産運用を進めていくこともあるのですね。
藤井:
はい、かつては「私は資産運用なんて関係ないです」とお断りされたこともありましたが、今は逆に「資産運用をしないと」という雰囲気で、後ろ指を差されない時代になってますからね。
相続の相談を広めるために掲載へ
スタッフ:
なぜ「相続そうだんターミナル」に掲載しようと思われたのか、きっかけを教えていただけますか。
藤井:
私がまだ証券会社に在籍して八王子支店にいた頃、遺言信託業務を行う銀行や証券会社が非常に増えてきた時期でした。お客さまにはなかなか受け入れ難い商品ではないかと思っていたのですが、意に反してすごいニーズだったんですよ。びっくりしました。

スタッフ:
そうなんですか!
藤井:
「相続税を減らしてほしい」「揉めないようにしたい」というのがきっかけだったり、さまざまな相談を受けて、滅茶苦茶ニーズがあると実感したんです。
それで、いざ会社を起こしてIFA業務を始めましたが、意外と皆さん、相続対策をあまりされていないのです。ニーズはあるはずなのに。そこで、会社としてもっとアンテナを広げて発信することが多くの方のためになるし、会社も知識の向上になるし掲載してみようということになりました。
スタッフ:
「需要はあるはずなのに」というギャップがきっかけだったのですね。遺言信託などのニーズは、地域性も関係するのでしょうか。
藤井:
少なくとも八王子と立川の地域はニーズとしてあると思います、本当に。
相続って、よほどのことがない限りは絶対に経験します。そのときに親の持っているものがぴったり0円になるってことはない、借金を含めて何らかの形で何かを引き継いだりするんですね。皆さん、頭のどこかで気にはしていると思うんです、親の介護問題も含めて切っても切れない問題ですね。
スタッフ:
わかります。私も自分事として常にあります。
ドラマティックなご相談内容も
スタッフ:
藤井様が問題解決された具体的な事例についてお伺いしたいです。
藤井:
ちょうど昨年終えたのは、不動産を使った相続税対策ですね。最初に「今、あなたがもし亡くなったとしたらこれだけ税金がかかります」というのを、税理士先生に計算してもらったデータをお見せしたら、非常にびっくりされて……。
そこで、生前対策をした場合の想定データを出したら、かなり減っているんですよ。これは未だに喜んでいただいています。不動産屋さんもご商売につながって喜んでくれて、関係者全員が望ましい形になってよかったと思います。
スタッフ:
いろんなところにお金を回して喜んでもらえるお仕事という感じがしますね。
藤井:
本当にその通りだと思います。ちょうど昨年建物の引き渡しが終わって喜んでくれた方が、先日「またお願いしたい」と言われました。ただ、銀行に確認すると、今は金利が上がっている局面で難しかったのですが、私が中間地点になれたことは、本当によかったと思っていますね。
スタッフ:
そういうことを手掛けてくれる人は、あまりいないですからね。さまざまな人やビジネスとコーディネートするお仕事といったところでしょうか。
藤井:
そういうことです。IFAの存在をご存じない方には、ピンと来なくて怪しいと思われてしまうかもしれないのですが(笑)
大変なケースでいうと、冒頭で少しお話しした、銀行さんで遺言信託を契約されたお客さまで「遺言書の中身が古すぎた」ことがありました。「遺言書って完璧」っていうイメージがありませんか?
スタッフ:
それはもう「100%完璧」って感じがします。
藤井:
お子さんがいないご夫婦で、ご主人が亡くなると基本的に奥様に財産が引き継がれるのですが、遺言書でご主人のご親戚にある土地を遺すように書いてありました。ですが、そのご親戚は「土地はいらない、現金の方がいい」という話になり、最終的な判断は奥様がされますが、ご主人がよかれと思って書かれたものだし、あまりいい気持ちはしないわけです。
10ヶ月以内には相続税の納付もしないといけない、関係者で頭を悩ませていて「助けてください」とお声かけいただき、銀行さんともやり取りしながら動いています。
個人情報には注意をはらって、お客さまのご意向に沿いながらIFAとしてできることをお手伝いしています。
スタッフ:
遺言書に「土地を渡す」と書かれても税金納付もありますし、受取人としては「お金はどうするの」ってなりますよね。
藤井:
そうなんです。遺言書でよかれと思って書いても、実はよくなかったとか。そこは人間関係もあるし、10人いれば10人違うやり方があって完璧なものではない。
ルール上は問題ないし節税のメリットはあるにしろ、遺言書を書くときは必ずお客さまに「相手と話せる関係なら、具体的な数字まで言わなくていいから、やんわりと事前に話した方がいいですよ。遺された方の思いを確認するのも大事ですよ」と伝えています。
スタッフ:
ドラマのようなことが実際に起こることもあるのですか?
藤井:
ありますね、すごくあります。お子さんがいて離婚した後、間接的に元妻がもらうことになるのが嫌だとか。日本は法律で守られています。まず皆さんに知っていただきたいのは、法律という決められたルールが大前提です。その中で、どういうふうに分けるのがいいのかということですね。
生前にできる大事な準備
スタッフ:
相続人、被相続人の方が初めにすべきこと、ここだけは外してはいけないポイントを教えてもらえますか?
藤井:
生前対策としては、ちゃんと連絡が取れて「相続の話ができる環境」だと思います。昔は死後のことなんて縁起でもない話をするのは失礼だとか言われましたが、お互いそういう先入観や発想は取り除いた方がいいですね。
スタッフ:
今は「終活」という言葉が一般的になって、親と相続のことを話すハードルもかなり下がってきているように思います。
藤井:
ハードルは確実に下がってますね。IFAでアンテナを張っているのもあるかもしれないですが、相談は多くなってきました。
金額や事情は人それぞれですが、やはり親御さんが生きている間に準備をしたいんです。「どうにかしたい」って言うから「じゃあどうしたい?」と聞くと「税金対策をしたい」と言う。けれど「親の持っている財産知ってる?土地を全部知ってる?」って聞くと、意外と知らない。だから、まず「話せる関係」が、相続人と被相続人の間で一番大事だと私は思います。
スタッフ:
まずは「話せる関係」、そして「何を持っているか」を把握すること、ここからですね。
藤井:
ただ、難しいのは財産があることを子どもが知ると、子どもが働かなくなることもあるようで……(笑)「親の相続でこれくらい入るはず、そのお金を元手に運用したい」という相談もありました。こちらとしては「まだ親御さんはお元気なんだから…」っていう感じですけどね。(笑)兄弟間だと「どっちが多くもらうか」という話も出てきますが、親と子どもの関係はまた違いますから。
スタッフ:
兄弟や姉妹で2対1になってややこしくなるケースを聞いたことがあります。
藤井:
兄弟や姉妹間での対立はありますね。これはもう特効薬はないと思ってます。ただ、やはり「耳を傾けて聞いてあげる」ことが大事で、子どもに相談できないものを誰が聞いてあげるかと言ったら、やっぱり我々IFAだと思うんです。
スタッフ:
第三者が必要な場面は出てきます。IFAさんはお金の相談、プラス、人生相談みたいな面がありますね。
藤井:
本当に。恋愛相談なんかも(笑)証券会社は異動してしまうと連絡がとれない。でも、我々だとずっとこの立川の地域にいます。お客さまが離れないといけない事情があっても、Webもあるので距離が離れていてもつながれる。そういう意味では「運用の相談」は証券会社でもいいですが「相続の相談」はIFAの方が向いていることも多いと思うんです。
全てがつながっているからこそ知っておくべきこと
スタッフ:
お客さまごとにケースは異なると思いますが、藤井様は最初にどこに視点・主軸を置いてご提案されているのか教えてください。
藤井:
原則は「自分の資産を棚卸して把握しましょう」ということです。元気な人間に薬は処方しないのと一緒で、まずは現状を診断する必要があります。それを見た税理士さんが「これくらい納税が必要ですよ」となって、初めて対策という処方箋が出てきます。企業オーナーと一般家庭でも対策は違います。分かりやすく伝える切り口から入って形にしていき、具体的になったらいろんな制度や対策を提案していきます。
スタッフ:
今はかなり相場が荒れている状況だと思うのですが、金融商品の相続についても「今、売った方がいいんですか? 持っていた方がいいんですか?」って聞かれたりしませんか?
藤井:
非常に聞かれますね、そういう場合は私の相場観をお伝えします。残された方で綺麗に分けたいとすぐに現金化するケースもありますが、今は売らない方がよいのではと思う商品もあるので難しいですね。本当にケースバイケースです。
ただ、IFAの仕事は誰も傷つかない仕事なんです。だからやっていて楽しいです。喜ばれることの方が多いし、時間をかけて人と関係を築いていく仕事ですからね。
投資を全く知らない人が、突然金融資産を引き継いでどうしていいか分からないときに、長く相談できる人の存在は、これから先10年、20年後を考えたときにも大切だと思います。大手の安心感もいいけれど、相続の相談はやっぱり「人」ですからね。
スタッフ:
相続を受ける世代は退職金も関わってくるので、しっかりしたIFAにつなげられたらいいなと思います。
藤井:
以前、司法書士の方と一緒にセミナーを開催したときは、私が法律上カバーできない部分は先生が答えてくれました。多くの方に知っていただくためにも、セミナーやコラムは取り組んでいきたいですし、全国から聞きたいという声があればWebを使って、士業の方々と連携しながら開催していこうと考えています。
お金や不動産、税金というのはすべてつながっていて、切っても切れないものですからね。
いざ相続が発生すると、ときには数万円であっても揉めて泥沼になるケースもよくあります。
相続は誰しもが経験することなので、事前の準備と知識、心構えを伝えていきたいですね。
当社は、金融商品だけでなく、不動産、保険、そして士業の方たちと連携した税務や法律関係まで、遺言も含めてサービスを「一気通貫」で丸ごとサポートできるようにしたい、という野望を持っています。
スタッフ:
素晴らしいですね。藤井様のような方に種まきをしていただいて、多くの方にIFAの存在を知ってもらいたいです。
今日はたくさん貴重なお話をしていただき、ありがとうございました。
藤井:
ありがとうございました。
まとめ

祖父母世代からお孫さんにご紹介されるお話は、もはや一家系の伴走者で立川の土地に根ざして活動されてきたからこそのエピソードだと感じます。藤井さんはとてもフランクで引き出しの多い方なので、お客さまがつい、いろいろなことを相談したくなってしまうのだろうなと感じました。
Stock Fineでは、相続に関わる複数の分野を横断しながら、お客さま一人ひとりの状況に応じた「最適な選択肢」を一緒に考えていく姿勢が特長です。
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