CFD2021年相場の注目点

2020年の振り返り

2020年は、「新型コロナウイルス」という未だに解決できていない問題が生じ、感染者が徐々に世界に広がりパンデミックとなっていきました。2月後半から株価が急落し、コロナ感染者の全世界への広がりとともに株価も下がり続けました。日経225もNYダウも30%を超える下落となり、世界同時株安へとなりました。世界中のマーケット関係者が全く予想できなかった出来事でした。さらに、9月あたりから米国の大統領選挙の混戦が嫌気され不安定な動きになりました。しかし、バイデン前副大統領の当確が決まったあたりから、コロナワクチンの治験成功なども重なって米国株は史上最高値を更新していったのです。

2021年の日経平均展望

日経225も世界中の株価が程度は違えども大きく下落し、そこから反転する動きとなりました。日本でも追加の経済対策が決定し、全力で経済を支える姿勢を見せています。「Go Toトラベル」や「Go To Eat」などのキャンペーンと感染対策との狭間でニュースを見ていると株式市場は下がっているかと感じますが、チャートは安定上昇期の第1ステージを継続しています。「日経平均株価」が29年半ぶりの高値を更新してきました。2021年にはバブルの高値を更新したとしても不思議ではありません。もちろん、必ず上がるといっているのではなくチャートの動きは非常に安定上昇が続いており、この流れが2021年も続けば史上最高値更新も視野に入ってくるということです。

2021年の投資戦略

2021年の重要イベントといえば、まずは1月20日のバイデン大統領の就任式となります。トランプ大統領が素直にホワイトハウスを出ていくのであれば、特段問題はないでしょう。次に「日銀金融政策決定会合」「ECB理事会」「FOMC」日米欧の三つの金融政策の日程は覚えておきましょう。これらの発表が年初のヤマ場となるでしょう。今年行われなかった東京オリンピックが7月23日から開催予定です。コロナ感染者の動向によっては中止や規模の縮小という選択肢も出てくるかもしれません。世界中がオリンピックに熱狂する時代に戻っているのかも含めて不透明なところがあります。2020年も含めてニュースの動向よりもチャートの動きがいかに大事かと感じる相場展開になっています。チャートの動きをしっかりと確認しながら見ていきましょう。

小次郎講師

岡山県出身。早稲田大学政経学部中退。約30年の外務員経験。

 ・小次郎講師投資塾塾長、手塚宏二事務所代表、投資の学校講師
 ・ラジオNIKKEI「小次郎講師のトレードラジオ講座」レギュラー

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