新NISA

一般NISAは、期間が5年間延長し、非課税枠が2階建てになって「新NISA」としてリニューアルされます。

◆1階部分
投資対象は「つみたてNISA」と同様の対象商品で、金融庁の基準を満たした一定の投資信託(ETF含む※)のみ投資可能です。
投資枠は年間20万円です。コツコツと積立で購入することに限定されています。
※制度上ではETFも対象商品ですが、SBI証券ではつみたてNISA口座でETFをお買付いただくことができません。

◆2階部分
投資対象は「一般NISA」と同様の対象商品で、上場の国内・海外株式(国内ETF、ETN、単元未満株(S株)、REIT、海外ETF等含む)・投資信託ですが(一般NISA取扱商品はこちら)、レバレッジ型投資信託等、整理・監理銘柄には投資することができません。
投資枠は年間102万円です。
原則として、1階部分で積立投資をした方だけが、2階部分の利用ができます。その際20万円全額を使い切る必要はありません。
金額の制限はありませんので、少額でも1階部分で積立投資をしていれば、2階部分の利用が可能です。
例外として、既に一般NISAで投資を行っている方、または投資経験者で1階部分を利用しないと申請をした方については、
1階での積立投資は不要で、2階部分で個別の上場株式にのみ(※)投資することができます。
※この場合、ETF・ETN・REIT・投資信託など2階部分で購入は不可になる点、非課税枠は2階部分の102万円までとなる点はご注意ください。

現行一般NISAから
新NISAへロールオーバー可能

ロールオーバーとは、非課税期間終了後に、翌年のNISA非課税投資枠へ移す手続きのことで、非課税期間を継続することができる仕組みです。
2019年以降に一般NISAで購入をした分は、新NISAへロールオーバーする選択もできます。
これまで一般NISAを利用している方は、2024年新NISA開始時に自動的に新NISAが設定されます。
本人確認書類の再提出も不要です。

一般NISAの非課税期間終了後の選択肢は、全部で3つあります。
何もせずに、特定口座などの課税口座へ自動的に移行(時価で払い出し)
手続きをして、新NISAへ移行(ロールオーバー)する(2024年以降・時価)
売却する

②のロールオーバーを選択した場合、新NISAの投資枠(1階と2階の合計122万円)を超えていても全額ロールオーバーが可能です。
122万円以上のロールオーバーをした際には、その年の新NISAの枠は全て使い切ったことになります。
122万円以下のロールオーバーの際には、新NISAの2階部分の非課税投資枠(102万円)から枠を使用します。
102万円を超過する場合は、1階部分の非課税投資枠(20万円)を使用します。

ただし、新NISAのルールにある、2階部分で投資することができない運用商品(監理銘柄および整理銘柄に指定されているものと、ヘッジ目的等以外でデリバティブ取引による運用を行っているもの)は、ロールオーバーすることはできません。

新NISA制度が
終わったあとは?

新NISAは、2024年~2028年に口座開設が可能です。
2028年に投資した分は、5年後の2032年末までが非課税期間です。2032年末の非課税期間が過ぎたら、どうなるのでしょうか?


◆1階部分
「つみたてNISA」の非課税投資枠へ、ロールオーバーによる継続保有が可能です。
なお、新NISAでの当初の購入価格(簿価)でロールオーバーとなります。
つまり1階部分の枠MAX20万円分を購入していたら、20万円としてロールオーバーされるということです。
つみたてNISAの投資枠は、年間40万円ですので、20万円分をロールオーバーしても残り20万円を新規で積み立てすることができます。

◆2階部分
非課税期間が終了する前に、売却をするか、もしくは特定口座などの課税口座へ自動的に移行(時価で払い出し)の2択の予定です。
2029年以降のNISA制度の見直しなどがない限りは、ロールオーバーする先がありませんので上記の①か③の選択となります。

つみたてNISA

つみたてNISAは、口座開設期間が5年間延長されます。基本的な仕組みに変更はありません。
現在もつみたてNISAを活用している方には影響はほぼありません。
つみたてNISAの詳細はこちらをぜひご覧ください。
自分自身の将来のため「つみたてNISA」をはじめてみたい、もしくは口座は開いたけれど、どんなファンドに投資をしたら良いか分からない、そんな方のために、つみたてNISA対象商品のなかから、さらにSBI証券が選んだおすすめの3ファンドをご紹介するページもありますので、参考にしてみてください。

つみたてNISA
積立上限額 年40万円まで
利用できる年齢 20歳以上(2023年1月1日以降は18歳以上)
使える商品 金融庁の基準を満たした一定の投資信託(ETF含む)のみ
最低積立額 1回100円~(※SBI証券の場合)
非課税期間 最長20年
口座開設可能期間 2042年
投資対象期間 2061年末まで(2042年購入分の最長20年)

ジュニアNISA

2016年に始まったジュニアNISAですが、新規口座開設期間は2023年末までとなり、制度は終了となり、延長はされません。
2024年以降は、上記の「新NISA」と「つみたてNISA」の2種類のみになります。
2024年以降はジュニアNISAの「18歳まで原則として引き出せない」というルールがなくなり、18歳になる前に非課税で引き出せるようになります。また、2024年以降新規での投資はできないものの、2023年までに投資していたものついては、ジュニアNISA口座の名義人が18歳になるまで引き続き保有が可能です。

ジュニアNISA(~2023年)
積立上限額 年80万円まで
利用できる年齢 19歳以下
(2023年1月1日~2023年12月31日は17歳以下)
使える商品 現行NISA対象商品
最低積立額 1回100円~(※SBI証券の場合)
お金の引き出し 2024年から18歳前の引き出し制限撤廃
2024年1月1日時点で18歳以上の場合は、新NISAにロールオーバー可能
非課税期間 最長5年
口座開設可能期間 2023年末まで

ただし、ジュニアNISAの非課税期間は、一般NISA・新NISAと同様に「5年間」です。
5年間の非課税期間が終了する前に手続き(ロールオーバー)を行わないと、課税口座へ時価で払い出されてしまいます。
ロールオーバーをすることで「継続管理勘定」という口座で成人年齢になるまで保有することができる仕組みとなっています。
2024年以降は、払い出し制限がなくなりますので、いつでも売却してお金を引き出すことができます。
ただし、払い出しをする際は、全額払い出しして口座を閉鎖することが条件となっています。

2023年1月1日時点で18歳になる場合は、自動的に一般NISA口座が開設されますが、一般NISAへロールオーバーする場合には、手続きが必要です。
2024年1月1日時点で18歳になる場合は、自動的に「新NISA」口座が開設されますが、「新NISA」へロールオーバーする場合には、手続きが必要です。
自動的にロールオーバーはされませんので注意が必要です。

一般NISA→新NISAへのロールオーバーと同様に、ジュニアNISAからのロールオーバーの際は、一般NISA・新NISAそれぞれの枠を超えていても全額ロールオーバーが可能です。枠を超えてのロールオーバーは、その年の新NISAの枠は全て使い切ったことになります。
ジュニアNISAはロールオーバーなどが少し複雑ですので、活用するときには手続きを忘れないようにしましょう。