レポート・コラム

【臨時コラム】2025年2月下旬からの株式市場急落とAIラップを活用した長期的な資産運用

【臨時コラム】2025年2月下旬からの株式市場急落とAIラップを活用した長期的な資産運用

相場急落局面においては、どれくらいの期間・どこまで下落するのか、先が見通せずに不安になることは当然です。しかし、AI分析を活用した運用や長期・分散投資はこのような局面にも対応することを目的の一つとしています。本コラムでは、2025年2月下旬から急速に進む米国を中心とする株式市場の下落と、「SBIラップ AI投資コース(愛称:AIラップ)」(以下、「AIラップ」といいます)のパフォーマンスやAIラップの投資配分についてご説明します。

2025年2月下旬から短期間で米国株式が下落し、円高・ドル安が進展

多くの株式市場において、2025年は上昇で始まりましたが、2月下旬より米国株式市場を中心として下落を始めました。以下は、S&P500がドル建てで最高値を付けた2月19日を基準とした、3月10日までの各指数等の推移です。
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グラフはBloomberg社が提供するデータを基に作成したものです。

※ S&P500(配当込み)、米SOX指数は、それぞれ現地通貨建ての終値を用いています。図中に記載している数値は、「(計算期間終了日時点の終値/計算期間開始日時点の終値)-1」で計算しており、小数第3位以下を切り捨てて表示しています。

※ 信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

2月下旬に米国で発表された米国購買担当者景気指数(PMI、速報値)が市場予想を下回ったこと等から、米国の景気減速への懸念が強まり、ハイテク株を中心に下落しました。その後、米国で対中半導体規制の強化を検討している旨の報道が出たことや、月末にトランプ米大統領が3月4日付でカナダ・メキシコに対して関税発動を、中国に対して関税引き上げを行うとの考えを示し、米国をはじめとした各国の景況感への不安が増したこと等で、さらに下落基調を強めました。実際には、関税発動から2日で対カナダ・メキシコについては自動車関連製品を中心とした一部の物品には再度1か月の猶予を認める等、方針が短期間で転じたことも不透明感を煽り、3月も株価は低迷を続けました。そして、トランプ米大統領や米政府高官による一時的な景気減速を容認しているとも受け取れる発言等を受けて、2月19日を基準として3月10日までの騰落率を見ると、いずれも現地通貨建てで、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)は-17.03%、S&P500(配当込み)は-8.53%となっています。また、2月に米国の軟調な経済指標の発表が続き、米国の先々の景気見通しへの不安が高まったこと等により利下げが想起されたことから、米国金利は水準を切り下げています。一方で日銀は今後も緩やかに利上げを継続すると見込まれており、米国と対照的に金利が上昇していることから、日米金利差が縮小して2.77%円高・ドル安が進んでいます。結果として、SOX指数の大幅な下落に主導される形で米国株式が短期間に大きく下落し、2024年夏の下落局面ほどではないにせよ、為替は円高・ドル安が進んでいます。

荒れ相場の中でも分散効果が発揮され、AIラップは下落幅を1.65%に抑える

AIラップが2月の投資配分に変更した2月7日を基準とした、3月10日までのAIラップと投資対象ファンドの騰落率、およびその間のAIラップの投資配分を確認します(※1,2,3)。この期間では、先進国株式を除くすべての投資対象ファンドが下落しましたが、特に米国株式の-8.18%が最も目を引く下落幅となりました。一方で、新興国株式は-0.22%、金は-0.76%と比較的落ち着いた値動きを示しています(※2)。
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 3月7日に投資配分を変更するまでの期間、AIラップでは米国株式への投資配分は約8%と比較的低位な水準としていた一方で、新興国株式を約37%と最も多く、金を約18%と2番目に多く保有していました。また3月7日以降については、米国株式を約28%と増やしつつも、新興国株式と金を比較的多く保有する投資配分を維持しました。その結果、AIラップは今回の下げ相場の中心である米国株式の下落を特に2月中について一定程度回避することができたと評価でき、また下落幅が小幅にとどまる新興国株式や金を比較的多く保有し続けることで分散効果を発揮しています。結果的に、変動が大きい荒れ相場の中で、3月10日時点で2月7日からの下落幅を1.65%に抑えることができています(※1,2)。

※1 過去の実績は将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。AI予測の好事例のみを示しており、市場動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。

※2 騰落率は表示期間における各投資対象ファンドの基準価額を比較したものおよびAIラップのリターンを示したものです。各資産の計算は、「(計算期間終了日時点の資産額/計算期間開始日時点の資産額)-1」で行っています。計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。なお、AIラップの投資対象ファンドは、米国市場の終値を翌営業日に取り込み基準価額に反映しているため、記載の運用実績や騰落率には、3月7日までの米国市場の値動きが反映されています。

※3 円グラフの各数値は小数点以下を切り捨てて表示しているため、表示上の数値を合算しても100%にならず誤差が生じる場合があります。表示の投資配分はリバランス実施時に目標とする比率であり、実際の運用では市場変動等の影響により表示の比率と乖離が発生することがあります。

※信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

相場の変動が激しい時こそ、落ち着いて長期投資の継続を

長期で資産運用を続けるうえで、大きな下落局面に直面することは避けて通れません。しかし、そのような時こそ落ち着いて対応することが重要であると考えます。対応の方法の一つに“事前に備える”という考え方があります。すなわち、下落局面に直面することを見越して、投資資金を異なる値動きをする資産に分散しておき、下落の幅を相対的に小さく抑えるという考え方です。AIラップはまさに、8種類のグローバルな資産に分散して投資を行い、下落局面を想定した資産運用を行っているということができます。また、AIラップはマーケットに関するAI予測を活用して機動的に投資配分を変更することにより、下落時での損失をより限定し、上昇局面でのリターンをより大きくとることを目指しています。短期的な相場変動に動揺することなく、是非AIラップを活用して長期の資産運用を継続していただけると幸いです。 最新の投資配分の確認方法AIラップではAIによる予測技術を利用して投資配分を決定しています。最新の投資配分が気になる方は、AIラップ契約後のサマリー画面にてご確認いただくことができます。口座開設・ログインはこちらスマートフォンでの利用方法SBI証券スマートフォン専用サイトや各種アプリを経由して、スマートフォンでもAIラップを便利にご利用いただけます。詳しくはコラムでご紹介しています。

■本資料について

・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や作成時点での見解をご紹介するために、AIラップの投資運用業務を行う株式会社FOLIOが作成した資料です。

・記載内容は作成時点のものであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆または保証するものではありません。

・信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。

■株式会社SBI証券 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会、一般社団法人日本暗号資産等取引業協会

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