レポート・コラム

<SBIラップ AI投資コース 2023年6月の実績>

<SBIラップ AI投資コース 2023年6月の実績>

※2023年7月15日に「SBIラップ」は「SBIラップ AI投資コース(愛称:AIラップ)」に名称を変更します。詳細はこちらをご確認ください。

リリース来の実績

「SBIラップ AI投資コース(愛称:AIラップ)」(以下、「AIラップ」といいます)は、AIを使って市場動向を先読みしながら投資配分の最適化を目指し、人を凌駕するパフォーマンスを目指す資産運用サービスです。2022年3月31日より提供を開始し、2022年4月7日に運用を開始しています(※1)。運用開始日の2022年4月7日から2023年6月30日の期間で、AIラップの運用実績は+8.32%(※1,3)となり、一般的なロボアドバイザー(※2,3)との比較では-2.72%(※4)となりました。以下の折れ線グラフは「AIラップ(※1)(青色線)」、「TOPIX(灰色線)」、そして「一般的なロボアドバイザー(※2)(水色線)」の比較グラフで、開始点は2022年4月7日です。
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AIラップの投資対象である8種類の専用投資信託(以下、「投資対象ファンド」と表示)は、米国市場の終値を翌営業日に取り込み基準価額に反映しています。本レポートの2023年6月の運用実績は、6月29日までの米国市場の値動きが反映されています。

また以下は、直近1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月及びAIラップのリリース来のパフォーマンスです。(※5)
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2023年6月の実績、投資配分、寄与度

2023年6月の株式市場について、米経済指標やFOMC(米連邦公開市場委員会)での決定事項等を踏まえ金融引き締め長期化とそれに伴う景気減速への懸念が和らぎ、米国株式市場が堅調に推移し、またそれを受けて、世界の株式市場も概ねリスクオンの相場となりました。為替市場においては、内外金利差が意識され月末にかけて円安ドル高が進行しました。AIラップにおいては、6月下旬にかけて為替が円安ドル高に動いたことがプラスに寄与しました。また8つの資産のうち、新興国株式を比較的多く保有していたこともプラスに寄与しました。その一方で、堅調に推移した米国株式および不動産の保有比率が少なかったことや、比較的多く保有していた金のパフォーマンスが他のアセットと比較して劣後したことから、プラス幅を伸ばすことができませんでした。以下は2023年6月の約1ヵ月間におけるAIラップのパフォーマンスと、AIラップに組み込まれている各アセットの騰落率です。(※6) 
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 以下は6月7日時点におけるAIラップの投資配分です。
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主な資産の内訳は新興国株式約48%、米国債券約21%、金約20%です。下のグラフは、AIラップのリターンに対する各資産の寄与度(どの資産がどのくらいAIラップの騰落に影響を与えているか)です。(※6)
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※1 AIラップの運用実績について 2022年4月7日(サービスリリースした3月31日に申込を行い最短で運用を開始した場合の投資対象ファンドの買付約定日)から表示日まで、または表示している期間において、AIラップに投資していた場合の運用実績です。過去の運用実績であり将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。 リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。(※3)

※2 一般的なロボアドバイザーの運用シミュレーションについて 一般的な運用アルゴリズム(ノーベル賞を受賞した理論に基づき、金融機関において広く使われている平均分散法を採用。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出しており、リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出)を用いて、投資対象ファンドに分散投資を行ったと仮定したシミュレーション結果を示しています。(※3)

※3 運用実績または運用シミュレーションの計算方法について 2022年4月7日から表示日までの、または表示している期間における、投資対象ファンドの基準価額(信託報酬やその他の費用、投資対象ファンドを通じて保有するETFの分配金が考慮されています。)をもとに、「(計算期間終了日時価/計算期間開始日時価)-1」で計算したものを%表示しています。運用手数料を年率0.66%(税込)徴収したと仮定して計算を行っています。本文及びグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

※4 表示期間における、AIラップの運用実績と一般的なロボアドバイザーの運用シミュレーションの比較です。小数第3位以下を切り捨てて表示しているため、表示上の数値を用いて計算すると数値が一致せず誤差が生じる場合があります。

※5 1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月のパフォーマンスは、それぞれ直近Nヵ月前の資産の評価額と2023年6月30日おける評価額を元に計算しています。AIラップリリース来のパフォーマンスは、2022年4月7日の資産評価額と2023年6月30日における評価額を元に計算しています。表示している割合は年率ではありません。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

※6 騰落率グラフは2023年5月31日の基準価額を0として、2023年6月30日における各投資対象ファンド及び、AIラップのリターンを示したものです。各投資対象ファンドの騰落率の計算は、「(6月30日時点の基準価額/5月31日時点の基準価額)-1」で行い%表示をしています。寄与度グラフは騰落率グラフのデータを用いて、AIラップの投資配分(指定期間の途中で行われたリバランスも考慮)に従って、AIラップのリターンに対する各投資対象ファンドの寄与度を示したものです。計算期間中に実施されるリバランスの影響により、騰落率グラフが示す各投資対象ファンドのリターンがプラスであっても、寄与度グラフにおいてはマイナスとなる場合があります(逆の場合もあり)。AIラップのリターンの算出方法については、図-1及び※1をご参照ください。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

2023年6月のマーケットを振り返る

ここで2023年6月のマーケットを振り返ります。 【米国市場概況】
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米国株式の指標の一つであるS&P500は上旬、一進一退の推移でスタートしましたが、FRB(米連邦準備理事会)の金融引き締め長期化への懸念が和らぎ、金利が低下したことで上昇しました。中旬に入ると米消費者物価指数の発表を受け、物価上昇圧力の鈍化が観測されたこと等で堅調に推移する場面があるも、その後金融引き締めの長期化及び中国景気の先行き不安等から軟調に推移しました。下旬にはFRBのパウエル議長が年内の追加利上げの可能性に言及したことで下落する場面がありましたが、米経済指標が軒並み市場予想を上回り、景気減速懸念が和らいだことなどを背景に月末にかけて上昇し、前月末比+6.47%で終えました。また、好調な株式市場を背景にリスクオンの相場となり、米国不動産も大きく上昇しました。 【先進国市場概況】
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日本株式市場の指標の一つであるTOPIXは前半、米国株上昇の影響を受けて好調に推移し、およそ33年ぶりの高値を更新する場面がありました。後半に入ると、一進一退の推移となり、米国の金融引き締めや中国の景気減速懸念等が嫌気され下落する場面もありましたが、月末にかけて再び上昇し最終的に前月末比+7.41%で終えました。欧州株式市場の指標の一つであるストックス欧州600は前半小幅に上昇しましたが、根強いインフレ圧力を受けて欧州の各中央銀行が利上げを発表したことで景気減速懸念が強まり、後半は下落基調が続きました。しかし、米国株等の上昇を受けて月末にかけて反発し、最終的に前月末比で+2.25%となりました。 【新興国市場概況】
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中国株式市場の指標の一つである上海総合指数は前半、当局の政策が好感され上昇する場面があるも、貿易統計や物価指数等に対する警戒感から下落するなど一進一退の動きとなりました。後半に入ると、足元の人民元安の進行を背景に中国からの資金流出への警戒感が高まっていることや、米中関係や中国景気の先行き不透明感などを背景に下落し、最終的に前月末比で-0.07%となりました。インド株式市場の指標の一つであるインドSENSEXは前半、経済指標の改善が好感されるも横ばいで推移しました。後半は、印首相の米訪問による米印間貿易拡大への期待や政府の景気対策等が好材料となり上昇し、最終的に前月末比で+3.34%となりました。 【為替・その他】
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ドル・円為替相場は、上旬から中旬にかけて138円から140円のレンジで小幅な推移となりましたが、中旬以降に円安が加速し、2022年11月以来の144円台を付けて6月を終えました。米国では追加利上げが示唆される一方で、日銀が金融緩和継続姿勢を示していること等が背景にあると考えられます。米国10年債利回りは、6月のFOMC(米連邦公開市場委員会)において政策金利の据え置きが決定されたものの、FRBのパウエル議長が年内の追加利上げの可能性に言及したことなどを背景に、中旬から下旬にかけて小幅に上昇しました。

各指数等のデータはBloombergが提供する値を用いています。表示されている値(米国10年債利回りを除く)は、小数第3位以下を切り捨てています。

運用会社FOLIOからのメッセージ

2023年7月15日より、SBIラップは AI投資のノウハウを活用した従来の投資一任サービスに加えて、業界大手の資産運用会社である野村アセットマネジメントの投資助言による投資一任サービス、「SBIラップ 匠の運用コース」(以下、匠ラップ)の提供を開始いたします。匠ラップは、「AI投資」の対立軸として「人の英知」を結集し、あらゆる投資環境にアクティブに対応することを目指す投資一任サービスです。なお、匠ラップの提供開始に合わせ、従来の「SBIラップ」は「SBIラップ AI投資コース(愛称:AIラップ)」に名称を変更します。進化を続ける「AI投資」か?時代や技術が進んでも揺るがない「人の英知」か?お客さまは特色ある2つの運用コースから、ご興味や目的に応じてどちらかのコースを選ぶことも、両コースを「併せ持ち」することも可能です。 2023年7月15日午後頃からサービス・機能がより便利になります・積立投資の最低金額を1,000円に引き下げ、さらに新規拠出完了前でも設定可能に! ・ラップサマリー画面に「通算損益」の表示を追加! ・各種メール通知機能を強化! 詳しくはコラムでご紹介しています。 最新の投資配分の確認方法AIラップではAIによる予測技術を利用して投資配分を決定しています。最新の投資配分が気になる方は、SBIラップ契約後のサマリー画面にてご確認いただくことができます。口座開設・ログインはこちら スマートフォンでの利用方法SBI証券スマートフォン専用サイトや各種アプリを経由して、スマートフォンでもSBIラップを便利にご利用いただけます。詳しくはコラムでご紹介しています。

■本資料について

・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や作成時点での見解をご紹介するために、SBIラップの投資運用業務を行う株式会社FOLIOが作成した資料です。

・記載内容は作成時点のものであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆または保証するものではありません。

・信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。

■株式会社SBI証券

金融商品取引業者、商品先物取引業者 関東財務局長(金商)第44号  加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会

■株式会社FOLIO

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2983号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会