目次
- SBIラップのAI運用の特徴
- AIに期待できること① 危機察知
- AIに期待できること② 景気動向に合わせた適切な投資配分
- AIに期待できること③ 金融市場の変化への対応
- 長期運用にAIを活用するメリット
SBIラップのAI運用の特徴
SBIラップでは、相場や経済状況、金融市場の先読みに役立つ「40種以上のマーケットデータ」を収集し、それらを精緻に分析することによって将来の相場を予測します。AIに期待できること①危機察知
40種以上のマーケットデータの中には、相場変調の事前察知に役立つものがあり、その代表例として、「銅価格」が挙げられます。銅価格は、経済の変調を、高い精度で先行的に知らせてくれることから、「ドクターカッパー」と呼ばれ、金融市場参加者から注目される先行指標の一つです。過去の様々なショック安局面でもその有効性が示されており、2020年のコロナショックでも、相場急落の1カ月前には銅価格は下落しており、先行指標としての役割を果たしました。このように、SBIラップは、「相場の変調の察知に役立つと期待されるマーケットデータ」を複数収集し、それを多角的に分析してたうえで投資配分を決定しているため、精度の高い危機察知が期待されます。一般的に、株価と実態の乖離が広がると、そのギャップを調整しようとする力が働きやすくなり、このような局面において危機察知が期待されます。AIに期待できること②景気動向に合わせた適切な投資配分
SBIラップが投資対象としている8つの資産のパフォーマンスは様々な局面毎に異なり、各資産の年間のパフォーマンスは、毎年大きく変動します。このような変動を生み出す大きな要素の1つとして、「景気動向」が挙げられます。SBIラップでは、「経済状況を先読みするのに役立つマーケットデータ」を複数集め多角的に分析することで、景気動向を正確に予測することが期待されます。さらに、その局面ごとに、どの資産に投資することが効率的であるかを予測し、景気動向に合わせて適切な投資配分にすることが期待されます。AIに期待できること③金融市場の変化への対応
金融資産の価格形成は、景気動向の影響だけを受けているわけではありません。金融資産の価格形成は、経済と金融市場の状態のバランスで成り立っており、日々、シーソーのように揺れ動いていると言われています。よって、正確な分析には、金融市場の状態(例えば、金余り、金融引き締めなど)の分析も欠かせません。SBIラップでは、「期間や投資対象の異なる様々な債券価格などのマーケットデーター」を多角的に分析することにより、金融市場の状態を予測することも行っています。こうしたことにより、金融市場の変化からくる各資産の価格変動を先読みすることが期待されます。長期運用にAIを活用するメリット
時間の経過とともに経済や金融のファンダメンタルズは変化していくことが予想されるため、それに合わせて、運用ロジックも変化させていくことが求められますが、AI運用では、日々、機械学習を行っており、運用アルゴリズムの改善・最適化が行われています。例えば、あるマーケットデータに基づく予測の精度が落ちてきたというような事象があれば、AIはそれを学習し、そのマーケットデータからの判断度合いを下げるといったように、アルゴリズムを自動的に修正していきます。SBIラップにおいても、時代の変化に合わせて、運用アルゴリズムを修正していくことが期待されます。※本コラムについて
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