家系図を作る価値とは?ルーツを知ることの価値 (トリニティ・テクノロジー株式会社 2025.7.15)

家系図を作る価値とは?ルーツを知ることの価値

家系図作りには“自分自身を深く知る”という価値があります。

理由は、人間には本能的に「自分がどこから来たのかを知りたい」という欲求があり、ルーツをたどることで、自分の存在への理解が深まるからです。日本では、明治時代以降の戸籍が保存されており、比較的簡単に江戸時代末期までの先祖を調べることができます。戸籍を取り寄せることで、誰でも自分のルーツに近づける環境が整っているのです。

ただし、どこまでも調査を続けてしまうと「終わりのない旅」になることもあります。どこかのタイミングで区切りをつけることも大切です。

先祖ゆかりの地を知る──身近な土地が特別な意味を持つ

家系図作りを通して先祖の本籍地や住んでいた地域がわかると、その土地に対する親しみや愛着が生まれます。

なぜなら、ゆかりの土地が明らかになることで、自分とその場所とのつながりを意識できるようになるからです。

たとえば、あるお客様は母方の祖母の故郷が神奈川県横浜市、祖父の故郷が愛知県名古屋市であったことを初めて知りました。さらに、曽祖父の出生地が北海道札幌市だったことも判明し、自分のルーツが全国に広がっていることを知り感動したと仰っていました。

このような発見は日常の中にある“自分との接点”に気づかせてくれます。ごく普通の場所が急に意味を持つ場所に変わる、その体験が心を豊かにしてくれるのです。

若者こそ家系図を作るべき理由

若者が家系図を作る意味はあるのか?結論として、大いにあります。理由は、家系図作りが“自己理解”と“他者とのつながり”を深めるきっかけになるからです。

たとえば、自分の名字の由来を知ることができれば、それをきっかけに他人との会話が生まれるかもしれません。また、家紋やゆかりの土地が分かると、同じ背景を持つ人との共通点も見つけやすくなります。

さらに、家系図を知ることで自分自身を語れる力も身につきます。履歴書に書けない「自分の物語」が増えることで、人間的な厚みが増します。精神的にも、自分は多くの先祖の中の一人で、彼らの願いや歩みの先にいる存在だと気づければ、困難な状況にも向き合いやすくなり、自己肯定感が養われます。

若いうちに家系図を作っておくことで、人生のさまざまな場面で役立つ「軸」を手に入れることができるのです。

終活としての家系図作り

結論として、家系図は“自分のための終活”として非常に有意義な手段です。

終活というと、エンディングノートや遺言、葬儀準備など、主に「家族に迷惑をかけないようにするため」の行動が中心です。しかし、家系図作りは唯一「自分自身の趣味」として行える終活といえます。

たとえば、仕事を引退して時間に余裕のある方が、自分のルーツをたどることに没頭できれば、それ自体が充実した時間になります。さらに、完成した家系図は子や孫に伝えることができ、バトンのように家族の記録を受け継いでいけます。

家系図作りは、残された人のためでもあり、自分の楽しみでもある。「前向きな終活」として、多くの方におすすめしたい取り組みです。

相続準備としての家系図の活用

家系図は“相続のきっかけ作り”に最適なツールです。

理由は、相続の話題はデリケートでありながら、家系図という中立的かつ前向きな話題を通じて自然と切り出しやすくなるからです。

たとえば、「一緒に家系図を作ってみない?」という提案は、遺言や財産の話とは違って親の反発を招きにくく、良好な関係を保ちながら相続についての意識を高めることができます。

また、家系図を作成する過程で取得する戸籍は、相続手続にもそのまま使えるため、将来の実務的な手間を減らすことにもつながります。高齢者にとっては、家系図作りが最も穏やかで実用的な相続対策になるのです。

家族のために作る家系図

両親・祖父母に贈る家系図は思い出を共有できる“最高の贈り物”になります。

高齢になると、物質的な欲求は減っていきます。その中で家系図のような“心に残るプレゼント”は、人生の記録として大きな意味を持ちます。

家族みんなで家系図を囲みながら会話することで、思い出話に花が咲き、脳への刺激や幸福感にもつながると言われています。さらに、作成者の名前を両親や祖父母にすることで、家系図に“誇り”を刻むこともできます。

子どものために伝える

家系図作りは、自分の子どもへの“歴史の贈り物”にもなります。

理由は、親が知った家族の歴史を記録に残すことで、子どもがそれを引き継げるからです。自分のルーツを知ることは、子ども自身のアイデンティティの支えにもなります。

今は必要性を感じなくても、大人になったときや人生の節目で役立つときが来るかもしれません。家系図は“子どもへの遺産”でもあるのです。

故人の記憶をつなぐ

家系図は“亡くなった家族の存在を永く残す方法”です。

永六輔氏の言葉にあるように、「人は忘れられたときに本当の死を迎える」と言われます。家系図を作ることは、先祖や亡くなった家族を“思い出として残す”作業ともいえます。

仏壇やお墓のような物理的なものとは異なり、家系図は記録として、代々受け継ぐことができるものです。しかも、費用も手間も少なく、誰でも取り組みやすいのが利点です。

メモやノートに書き残された小さな記録が、未来の家族にとってかけがえのない“つながりの証”になるのです。

トリニティ・テクノロジーからのご案内

家系図作成サービス 「あいのき」 は、コラムでご紹介した“家系図の7つの価値”──自己理解・ゆかりの地の発見・若者の学び・前向きな終活・相続準備・家族への贈り物・故人の記憶継承──を、ワンストップで実現する専門サービスです。

戸籍取得から家系図・ピープルストーリーまでを一括制作。取得した戸籍はそのまま相続対策や遺言作成の資料として再利用でき、手続きの二度手間を防ぎます。

専門チームが旧字体や崩し字まで丁寧に解読し、幕末~現代100名規模の壮大な系譜を可視化。縦書き・横書きレイアウトや重厚な特注保存箱など、贈答用にも相応しい仕立てです。

追加オプションで、提携税理士による相続税試算や遺言コンサルティングにも対応。**家系図を起点にした“前向きな終活”と“円滑な資産承継”をサポートします。

ルーツを知る喜びも、次世代への贈り物も、相続の安心も――

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