インフレ時代に必要な老後資金とは(株式会社SBI証券2024.12.9)

老後に必要なお金は増えている?
物価の上昇が日に日に私たちの生活を圧迫する世の中になってきました。
今日はインフレが老後のお金にどのような影響を及ぼすのかを考えたいと思います。
令和元年に金融庁から金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」が公表され、老後資金が2,000万円足りないということで大きな話題となりました。夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯では毎月約5万円、20年~30年の合計で1,300万円から2,000万円が不足するというものでしたが、当時はお金の価値が相対的に上がり物価が下落するデフレの環境下。一方で、新型コロナウイルスの流行を経て人手不足や急速な円安などを背景に、ここ数年は物価が上昇して相対的にお金の価値が下がるインフレが続いています。今後もインフレが続いた場合、老後資金の準備にどのような影響を与えるのでしょうか。
物価上昇率から必要金額を計算してみましょう。
仮に20年間毎年1%の物価上昇が続いた場合、2,000万円の不足は約2,500万円となります。仮に物価が年に2%ずつ上がり続けた場合は約3,000万円、3%ずつだと約3,600万円が不足する計算になります。

長期で備える必要がある老後資金であるからこそ、物価の上昇率を踏まえた対策が必要であることがわかります。
SBI証券では、NISAやiDeCoといった税制優遇策を活用しつつ投資可能な商品を多数取り揃えております。
将来について漠然とした不安がある方、何か準備をしたいけれど自信がなくてなかなか始められずにいる方、自分の収入や家計の状況から今後どのくらいのお金が必要になるのかわからない方は、まず「資産運用相談」のバッジが付いた提携専門会社へご相談されてみてはいかがでしょうか。きっと皆さんのお役に立つはずです。
相続そうだんターミナル 事務局
