相続手続きの流れと注意点

相続手続きには、やらなければならないことがたくさんあります。

一生のうちに何度も経験する出来事ではないため、「どういう流れで進めたらいいのか不安……」と戸惑う方も多いでしょう。
本記事で相続手続きの流れと注意点の概要を把握しておきましょう。

相続の流れ

相続手続きには、期限が明確に定められているものがあります。
それぞれの手続きの期限を把握して、遅れることのないように手続きを進めましょう。

【相続手続きの流れ図1】

相続を行う上での注意点の概要

相続人の確定について

遺産分割協議は、相続人全員の参加がなければ無効となる場合があります。
そのため、不要なトラブルを避けるためにも被相続人の出生から死亡までの戸籍をしっかりと確認し、相続人をすべて把握したうえで、遺産分割協議を行うことが大切です。

準確定申告に間に合わない

準確定申告は、被相続人が確定申告を行う必要があった場合に相続人が代わりに行う確定申告のことです。

通常の確定申告とは異なり、被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から4か月以内に相続人が申告・納税を行う必要があります。なお、相続人(包括受遺者を含む)が複数いる場合は、連名で申告します。相続人ごとに別々に申告することもできますが、その場合は他の相続人等に申告内容を通知しなければならないことになっています。

期限を過ぎてしまうとペナルティが課されるため、十分に注意しましょう。
相続放棄した人は、申告・納税を行う必要がありません。

相続税の申告・納付の期限について

相続税の申告・納付は、被相続人が亡くなったことを知った日の翌日から10か月以内に行う必要があります。
申告・納付のいずれにも期限があり、遅れた場合にはペナルティが科される場合があります。期限をしっかり守って、確実に手続きを行いましょう。
なお、相続人が決まらず遺産分割協議がまとまっていない場合は、法定相続分で相続したと仮定して、申告・納付を行う必要があります。

遺産分割協議書の作成期限

遺産分割協議書の作成には、期限の定めはありません。
ただし、準確定申告や相続税の申告・納付などに期限があり、遺産分割協議が完了していない場合、各種の控除制度が適用されないなどのデメリットがありますので、早めに遺産分割協議を完了させておくことが望ましいといえます。

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