ウエルスアドバイザーレポート 主要国の金利・為替に関するレポート ウエルスアドバイザーレポート 主要国の金利・為替に関するレポート

ウエルスアドバイザーレポート

ウエルスアドバイザー社が提供する、主要国の金利・為替に関するレポートです。
前週分の振り返りと、今後の為替見通し・注目すべき経済イベントなどの情報をお伝えしますので、ぜひ債券をご購入の際に、ご参考として本レポートをご利用ください。

現在お取扱い中の債券

対象期間:2026年1月23日~2026年1月30日
更新:2026/2/3 10:00(更新予定時間:毎週第2営業日10:00頃)

金利為替動向

米のドル安容認発言も、FRB新理事長も就任思惑で下値限定

主要通貨は、ドルが対円で下落した。週初126日は、前週末に米当局による「レートチェック」の実施が報じられ、日米協調介入が警戒され急落した流れを引き継いだ。27日、トランプ米大統領のドル安容認発言が伝わり下押し。28日、ベッセント米財務長官が為替介入を行っていないと断言し、強いドル政策への支持を改めて表明し反発した。同日まで開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)では政策金利が据え置かれたが、市場予想通りで反応は限定的。29日、米新規失業保険申請件数が市場予想を上回り、上値重く推移した。週末30日、トランプ米大統領が次期FRB議長に比較的タカ派とされるウォーシュ元FRB理事を指名すると発表し、切り返した。強い米12PPI(生産者物価指数)もドルを押し上げた。

新興国通貨は対円で軒並み下落した。週初126日は、日米当局による協調介入への警戒感から対新興国通貨でも円買いが先行。27日はトランプ米大統領によるドル安容認発言を受けて円買いが継続した。28日、ベッセント米財務長官が為替介入を否定したことからドルが買い戻され、対ドルでの円売りが波及して新興国通貨も軒並み上昇。29日は円を買い戻す動きが目立ったが、30日は次期FRB議長への思惑から円と新興国通貨がともに売られ、高安まちまちとなった。

通貨毎の金利と為替動向を確認

米ドル

  • ドル安円高 154.78円(▼0.92円
  • 債券利回り 短期債 低下/長期債 上昇
  • 予想レンジ:1ドル=153円00銭-156円50銭

■為替

ドル・円は下落した。週初126日は、前週末に米当局による「レートチェック」の実施が報じられ、日米協調介入が警戒され急落した流れを引き継いだ。27日、トランプ米大統領のドル安容認発言が伝わり下押し。28日、ベッセント米財務長官が為替介入を行っていないと断言し、強いドル政策への支持を改めて表明し反発した。同日まで開催のFOMC(米連邦公開市場委員会)では政策金利が据え置かれたが、市場予想通りで反応は限定的。29日、米新規失業保険申請件数が市場予想を上回り、上値重く推移した。週末30日、トランプ米大統領が次期FRB議長に比較的タカ派とされるウォーシュ元FRB理事を指名すると発表し、切り返した。強い米12PPI(生産者物価指数)もドルを押し上げた。

■債券

短期債利回りは低下、長期債利回りは上昇した。次期FRB議長に指名されたウォーシュ氏によるFRBのバランスシート縮小方針が意識され、米長期金利を支えた。ドル建て2年債利回りは前週末の3.59%から3.52%に低下、ドル建て10年債利回りは前週末の4.23%から4.24%に上昇して越週した。

■為替見通し

ドル・円は、8日に投開票が迫る衆議院議員総選挙を意識した展開。足元では自民党が単独過半数をうかがう情勢とも報じられ、選挙後の高市政権による財政拡張政策の本格化が意識されやすい。高市首相の円安容認とも受け取れる発言も伝わり、米高官発言で日米協調介入の思惑が後退する中、円売りが勢いづく場面が増えそうだ。米国では週後半に米1月雇用統計が控える。その他、週を通して米1ISM(供給管理協会)製造業景況指数、同非製造業景況指数、米1ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計など重要経済指標の発表が相次ぐ。

ユーロ

  • ユーロ安円高 183.43円(▼0.63円
  • 債券利回り 短期債 低下/長期債 低下
  • 予想レンジ:1ユーロ=182円00銭-185円50銭

■為替

ユーロ・円は下落した。週初126日は、日米の当局が連携して円買い・ドル売りの協調介入に動く可能性が浮上したことや独1IFO景況感指数が市場予想を下回ったことから、ユーロ・円は下落した。27日は、対ドルで円とユーロがともに買われる中、ユーロ・円は堅調となった。28日は、ベッセント米財務長官が為替介入を否定した影響から、ユーロ買い・円売りが優勢となった。29日は、独株価指数の下落を受け、ユーロ・円は軟調に推移した。30日はFRB(米連邦準備理事会)の次期議長にケビン・ウォーシュ元FRB理事が指名されたことから、ドル買いが進展し、ユーロ・円は上昇した。

■債券

短期債利回り、長期債利回り共に低下した。コッハー・オーストリア中銀総裁は、ユーロが一段と上昇してECB(欧州中央銀行)のインフレ見通しに影響する場合、再利下げを検討する可能性があるとの見方を示したことが利回り低下につながった。ユーロ建て独2年債利回りは前週末の2.13%から2.09%に低下、ユーロ建て独10年債利回りも前週末の2.91%から2.84%に低下して越週した。

■為替見通し

ユーロ・円は、5日のECB理事会が焦点となりそうだ。コッハー・オーストリア中銀総裁が利下げの可能性に言及したこともあり、ラガルドECB総裁の理事会後の会見が注目を集めそうだ。また、イランへの軍事圧力を高めるトランプ政権の動向にも注意が必要となってきそうだ。

豪ドル

  • 豪ドル高円安 107.76円(▲0.43円
  • 債券利回り 短期債 上昇/長期債 低下
  • 予想レンジ:1豪ドル=106円00銭-109円00銭

■為替

豪ドル・円は上昇した。週初126日はドル・円の反落を受け、豪ドル・円は反落。27日は翌日の豪1012月期CPI(消費者物価指数)の発表を控えた押し目買いに豪ドル・円は小反発。28日は豪1012月期CPIが市場予想を上回り、23日のRBA(豪準備銀行)政策理事会での利上げ観測が高まったことで豪ドル・円はさらに上昇。その後、週末にかけて、豪ドルの対ドルでの下落が上値を抑制し、豪ドル・円は続落し越週した。

■債券

短期債利回りが上昇した一方、長期債利回りは低下した。豪ドル債は週末にかけて狭いレンジでもち合う展開。豪ドル建て2年債利回りは前週末の4.18%から4.20%に上昇。豪ドル建て10年債利回りは前週末の4.82%から4.81%に低下して越週した。

■為替見通し

今週は3日のRBA政策理事会に注目。利上げに踏み切るか、据え置きの場合でも先の利上げを示唆するかどうかで市場の反応は違ってくるはず。

NZドル

  • NZドル高円安 93.15円(▲0.75円
  • 債券利回り 短期債 ―/長期債 上昇
  • 予想レンジ:1NZドル=91円50銭-94円50銭

■為替

NZドル・円は上昇した。週初126日はドル・円の反落を受け、NZドル・円は反落。27日は翌日の豪1012月期CPI(消費者物価指数)の発表を控えた押し目買いに豪ドル・円は小反発するが、NZドル・円は小幅続落。28日は豪1012月期CPIが市場予想を上回り、23日のRBA(豪準備銀行)政策理事会での利上げ観測が高まったことで豪ドル・円が上昇する中、NZドル・円は急伸。その後、NZドル・円は週末にかけて小幅続伸した。

■債券

長期債利回りは上昇した。NZ債は週末にかけて弱含みでもち合う展開。NZドル建て10年債利回りは前週末の4.59%から4.61%に上昇し、越週した。

■為替見通し

今週は3日のRBA政策理事会に注目。利上げに踏み切るか、据え置きの場合でも先の利上げを示唆するかどうかで市場の反応は違ってくるはず。それによりNZドル・円も影響を受けよう。

南アフリカランド

  • ランド安円高 9.60円(▼0.06円
  • 債券利回り 短期債 ―/長期債 低下
  • 予想レンジ:1ランド=9円40銭-9円80銭

■為替

ランド・円は下落した。前週の日米通貨当局によるレートチェック報道を受けて為替介入を警戒した円買いが続き、週初もランド・円は軟調に推移した。南アの主要産品である金やプラチナ価格が調整したこともランド売りを誘った。週半ばにベッセント米財務長官が為替介入を否定したことから円売りが強まり、ランドも対円で上昇。ただ、週末は次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長に金融緩和に消極的とされるケビン・ウォーシュ氏が指名されるとの観測が浮上すると金やプラチナ価格が下げ足を速め、ランド・円も上値が重くなった。

■債券

長期債利回りは低下した。SARB(南ア準備銀行)が金融政策決定委員会で政策金利を据え置いたものの、対ドルや対円でランドが上昇傾向にあることがインフレの抑制に寄与するとして利下げ余地を示唆したことから、債券買いが優勢となった。南アランド建て15年債利回りは前週末の8.88%から8.71%に低下して越週した。

■為替見通し

ランド・円は、神経質な展開か。8日投開票の衆院選では自民党の優勢が伝えられ、関連報道には敏感に反応しそう。高市政権による財政拡張策が意識されれば円売りも出やすい。一方、直近で金やプラチナ価格が調整色を強めており、値動きが落ち着くまでランドも不安定な動きをみせる可能性もある。週内の主な南ア経済指標は、1月製造業PMI(購買担当者景気指数)など。

ブラジルレアル

  • レアル安円高 29.43円(▼0.02円
  • 債券利回り 短期債 低下/長期債 ―

■為替

レアル・円は小幅に下落した。週初126日は、前週末に米当局が「レートチェック」を実施したと報じられ、為替相場への日米協調介入が警戒され急落した流れを引き継ぎ、円買い優勢でスタート。27日は、トランプ米大統領のドル安容認とも受け取れる発言が伝わり、円買いの流れからレアル・円は下押し。週後半は、FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策決定会合で金利据え置きが発表されたあと、ブラジル中銀の金融決定に焦点が移ったが、ブラジル中銀は予想通り金利据え置きを決めたあと、市場で次回3月会合での利下げ再開期待が強まり、レアル・円の上値は重かった。

■債券

短期債利回りは低下した。ブラジル中央銀行の次回3月金融政策決定会合で、利下げが再開されるとの見方が広がった。レアル建て3年債利回りは前週末の13.10%から12.94%に低下して越週した。

トルコリラ

  • リラ安円高 3.55円(▼0.03円
  • 債券利回り 短期債 ―/長期債 上昇

■為替

リラ・円は下落した。日米協調介入への警戒から円買い・ドル売りが進行しリラ・円の重荷になったが、週末に次期FRB(米連邦準備制度理事会)議長として発表されたウォーシュ元FRB理事がタカ派寄りとされる人物だったことからドル・円が切り返し、リラ・円は下げ幅を縮めた。期間中に発表された経済指標では、トルコ12月貿易収支の赤字額が市場予想ほどは拡大しなかったほか、トルコ12月外国人観光客(前年比)の伸びが前月実績から拡大した。

■債券

長期債利回りは上昇した。トルコ債券は週初こそ買いが強まったものの、その後は週末にかけて売り優勢の展開が続いた。ドル建てトルコ10年債利回りは前週末の6.83%から6.87%に上昇して越週した。

※為替および債券利回りは、1月30日のニューヨークの終値を使用
※( )内は、先週末比の数字
※リラ債券:債券マーケットが小規模のため、ドル建ての債券利回りを指標として用いています。

提供:コメント/ウエルスアドバイザー社、グラフ/SBI証券

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