ウエルスアドバイザーレポート 主要国の金利・為替に関するレポート ウエルスアドバイザーレポート 主要国の金利・為替に関するレポート

ウエルスアドバイザーレポート

ウエルスアドバイザー社が提供する、主要国の金利・為替に関するレポートです。
前週分の振り返りと、今後の為替見通し・注目すべき経済イベントなどの情報をお伝えしますので、ぜひ債券をご購入の際に、ご参考として本レポートをご利用ください。

現在お取扱い中の債券

対象期間:2026年7月31日~2026年8月7日
更新:2026/8/12 10:00(更新予定時間:毎週第2営業日10:00頃)

金利為替動向

原油高材料に円売り優勢も介入警戒続く

主要通貨は、対円で上昇した。週初3日、片山さつき財務相が前週末に日米両国が協調して円買いの為替介入を行ったことを正式発表し、今後の協調介入も躊躇しないと発言すると下押し。その後は4日にかけて反発基調が続くも、ベッセント米財務長官の円安是正に前向きな発言が伝わり、上値重く推移した。5日、米7ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計が市場予想を下回り、伸び悩んだ。6日、イラン情勢の不透明感が改めて強まり原油先物価格が上昇し、インフレに対する懸念がドルを押し上げた。週末7日、米7月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想に反して減少し、FRB(米連邦準備制度理事会)による目先の利上げ観測が後退し急落した。

新興国通貨は、対円でまちまち。週初3日は、前週の日米協調介入を受けた追加介入への警戒感に加え、原油先物価格の落ち着きもあって円が買い戻され、新興国通貨の大半が下落したが、4日は持ち高調整の円売りにより新興国通貨はほぼ全面高となった。5日は、原油価格の下げ止まりを背景に方向感の欠く展開。6日は米利上げ観測の高まりを受けた対ドルでの円売りが波及し、上昇する新興国通貨が目立ったが、7日の米6月雇用統計を受けて新興国通貨も円も買われ、まちまちとなった。

通貨毎の金利と為替動向を確認

米ドル

  • ドル高円安 157.76円(▲0.36円
  • 債券利回り 短期債 低下/長期債 低下
  • 予想レンジ:1ドル=157円00銭-160円00銭

■為替

ドル・円は小幅に上昇した。週初3日、片山さつき財務相が前週末に日米両国が協調して円買いの為替介入を行ったことを正式発表し、今後の協調介入も躊躇しないと発言すると下押し。その後は4日にかけて反発基調が続くも、ベッセント米財務長官の円安是正に前向きな発言が伝わり、上値重く推移した。5日、米7ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計が市場予想を下回り、伸び悩んだ。6日、イラン情勢の不透明感が改めて強まり原油先物価格が上昇し、インフレに対する懸念がドルを押し上げた。週末7日、米7月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想に反して減少し、FRB(米連邦準備制度理事会)による目先の利上げ観測が後退し急落した。

■債券

短期債利回り、長期債利回り共に低下した。イラン情勢への過度な懸念が後退し、原油先物価格が下落しインフレ警戒感が和らぐ場面があったほか、低調な米7月雇用統計が目先の米利上げ観測を弱めた。ドル建て米2年債利回りは前週末の4.29%から4.20%に低下、ドル建て米10年債利回りは前週末の4.73%から4.65%に低下して越週した。

■為替見通し

ドル・円は、為替介入への警戒が上値を抑える場面も予想されるが、直近の日米協調介入でもトレンドを転換させるには至っておらず、日本の財政悪化が意識される中で円安基調が継続か。目先は米7CPI(消費者物価指数)、米7PPI(生産者物価指数)が最大の焦点。結果次第では9月利上げ観測が再燃し、ドル・円の急伸につながる可能性がある。その他、米7月小売売上高、米8月ミシガン大学消費者信頼感指数なども発表予定。

ユーロ

  • ユーロ高円安 182.33円(▲0.95円
  • 債券利回り 短期債 低下/長期債 低下
  • 予想レンジ:1ユーロ=180円50銭-184円00銭

■為替

ユーロ・円は上昇した。週初3日は、日米当局が731日に外国為替市場で円買いの協調介入を実施したと発表したことを受け、ユーロ売り・円買いが優勢となった。4日は、原油先物価格が下落したものの、円が大幅に上昇していた反動から、ユーロ・円は上昇した。5日は、米国とイランの協議が合意に向けて進展しているとの見方が広がる中、ユーロ・円の上昇は続いた。6日は、独国債利回りが上昇する中、ユーロ買い・円売りが進んだ。7日は、米7月雇用統計発表後にドル・円が下落した影響から、ユーロ・円は弱含んだ。

■債券

短期債利回り、長期債利回り共に低下した。トランプ米大統領が新たなイランへの攻撃を見送る考えを示したことでインフレ懸念が後退し、利回りは低下した。ユーロ建て独2年債利回りは前週末の2.82%から2.75%に低下、ユーロ建て独10年債利回りは前週末の3.21%から3.13%に低下して越週した。

■為替見通し

ユーロ・円は、上値の重い展開続くか。日米両政府による協調介入への警戒感が残る一方で、高市政権への財政運営懸念から円売りの動きも出ている。ECB(欧州中央銀行)による利上げ観測が浮上する中、12日に発表される独7HICP(消費者物価指数)確報値が注目される。

豪ドル

  • 豪ドル高円安 111.52円(▲1.14円
  • 債券利回り 短期債 上昇/長期債 上昇
  • 予想レンジ:1豪ドル=110円00銭-112円50銭

■為替

豪ドル・円は上昇した。週初3日の10924銭を安値に、その後は日米協調による円買い介入の反動もあり反発。5日のNZ46月期失業率が悪化したことから対NZドルで豪ドルが買われたほか、7日の米7月雇用統計を受けFRB(連邦準備制度理事会)による9月利上げ観測が後退し、対ドルで豪ドル高が進行。豪ドル・円は7日に11157銭まで上昇し、11153銭で引けた。

■債券

短期債利回り、長期債利回り共に上昇した。豪ドル債は週を通して弱含みでもみ合う展開。豪ドル建て2年債利回りは前週末の4.52%から4.56%に上昇、豪ドル建て10年債利回りは前週末の4.93%から5.01%に上昇して越週した。

■為替見通し

10-11日のRBA(豪準備銀行)政策理事会では政策金利の据え置きが想定されるが、労働市場の堅調さや最低賃金引上げによるインフレへの警戒からタカ派姿勢が維持されるかどうか要注目。年内再利上げ観測が高まれば豪ドル・円は上昇する可能性がある。

NZドル

  • NZドル高円安 92.79円(▲0.29円
  • 債券利回り 短期債 ―/長期債 上昇
  • 予想レンジ:1NZドル=91円50銭-94円00銭

■為替

NZドル・円は上昇した。5日のNZ46月期雇用統計で、失業率は5.6%と市場予想の5.4%を上回ったが、就業者数が前年同期比1.2%増と、予想の同0.7%増を上回る中、NZドル・円は小幅に下落。その後も小動きに終始し、7日は9279銭で終えた。

■債券

長期債利回りは上昇した。NZ債は売り優勢でもみ合う展開。NZドル建て10年債利回りは前週末の4.67%から4.71%に上昇して越週した。

■為替見通し

10-11日のRBA(豪準備銀行)政策理事会では政策金利の据え置きが想定されるが、労働市場の堅調さや最低賃金引上げによるインフレへの警戒からタカ派姿勢が維持されるかどうか要注目。豪ドル・円の上昇に伴いNZドル・円も上昇する可能性がある。

南アフリカランド

  • ランド高円安 9.78円(▲0.27円
  • 債券利回り 短期債 ―/長期債 低下
  • 予想レンジ:1ランド=9円60銭-10円00銭

■為替

ランド・円は上昇した。週初は前週の日米による円買い協調介入を受け、追加介入への警戒感からランド売り・円買いが優勢となったが、米国によるイランへの攻撃停止報道を受けて原油先物価格が下落するなか、次第にランド買いが強まった。南アの主要産品である金やプラチナ価格の上昇もランド・円を支えた。週末は市場予想よりも弱い米7月雇用統計を受けて米利上げ観測が後退し、ランドが対ドルで買われるとランド・円も強含みで推移した。

■債券

長期債利回りは低下した。原油価格の落ち着きや、米利上げ観測の後退などを背景に、南ア債はリスクオンの買いが優勢となった。南アランド建て15年債利回りは前週末の9.25%から8.97%に低下して越週した。

■為替見通し

ランド・円は、しっかりした展開か。日米による円買い協調介入への警戒感はやや薄れており、ランド・円は底堅い展開が予想される。週内は米国で物価関連指標や小売売上高などがある。弱い結果となれば早期の米利上げ観測の後退がランド買いを誘うが、強い結果となればランド売り圧力が強まる可能性がある。週内の主な南ア経済指標は、7月企業景況感、46月期失業率、6月鉱物生産量など。

ブラジルレアル

  • レアル高円安 31.05円(▲0.03円
  • 債券利回り 短期債 低下/長期債 ―

■為替

レアル・円は上昇した。週初3日、片山さつき財務相が731日に米国と円買いの協調介入を実施したことを表明、レアル・円には下押し圧力がかかった。4日、ブラジル6月鉱工業生産が市場予想を下回り、レアルは売り優勢に。5日、ブラジル中銀金融政策決定会合で政策金利を0.25ポイント引き下げ14.00%としたものの、次回9月の会合での追加利下げを示唆する発言がなかったこともあり、6日のレアル・円は上伸した。週末7日、米7月雇用統計がさえない結果となりドル・円が下落、レアル・円もツレて軟化する場面があった。ただ、その後、ブラジル株が下げ渋るとともにレアル・円は切り返した。

■債券

短期債利回りは低下した。ブラジル中銀が金融政策決定会合で政策金利を0.25ポイント引き下げ14.00%としたことを受け、債券利回りは低下した。レアル建て3年債利回りは前週末の14.31%から14.22%に低下して越週した。

トルコリラ

  • リラ安円高 3.30円(▼0.01円
  • 債券利回り 短期債 ―/長期債 低下

■為替

リラ・円は下落した。米7月雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想に反し減少し、米国の早期利上げ観測が後退しドル売り・円買いに傾き、リラ・円にも下押し圧力がかかった。期間中の経済指標では、トルコ7CPI(消費者物価指数)が発表され、同国が依然として激しいインフレ状態にあることが示されたが、市場予想を若干ながら下回った。

■債券

長期債利回りは低下した。イラン情勢への過度な懸念が一時的に和らぐ場面があったほか、低調な米7月雇用統計を受けて目先の米利上げ観測が後退し、トルコ国外への資金流出懸念が弱まりトルコ債券が買われた。ドル建てトルコ10年債利回りは前週末の7.38%から7.15%に低下して越週した。

※為替および債券利回りは、8月7日のニューヨークの終値を使用
※( )内は、先週末比の数字
※リラ債券:債券マーケットが小規模のため、ドル建ての債券利回りを指標として用いています。

提供:コメント/ウエルスアドバイザー社、グラフ/SBI証券

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