ウエルスアドバイザーレポート 主要国の金利・為替に関するレポート ウエルスアドバイザーレポート 主要国の金利・為替に関するレポート

ウエルスアドバイザーレポート

ウエルスアドバイザー社が提供する、主要国の金利・為替に関するレポートです。
前週分の振り返りと、今後の為替見通し・注目すべき経済イベントなどの情報をお伝えしますので、ぜひ債券をご購入の際に、ご参考として本レポートをご利用ください。

現在お取扱い中の債券

対象期間:2026年1月30日~2026年2月6日
更新:2026/2/10 10:00(更新予定時間:毎週第2営業日10:00頃)

金利為替動向

衆院選での自民党優勢観測で円売り

主要通貨は、対円で大幅に上昇した。週初2日、強い米1ISM(供給管理協会)製造業景況指数がドルを支援。3日、片山さつき財務相の発言から日米協調介入が警戒され、上値重く推移した。4日、8日投開票の衆議院議員総選挙は自由民主党優勢との観測が広がり、選挙後の高市早苗政権の財政拡張路線の加速が意識され円安に。その後、低調な米1ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計が重荷になるも、米1ISM非製造業景況指数が若干ながら市場予想を上回り、もみ合い。5日、引き続き衆院選が意識される中で上昇基調となるも、米新規失業保険申請件数の増加や、米12JOLT求人件数の市場予想に反した減少が上値を抑えた。週末6日は衆院選を間近に控え、様子見ムードからもみ合い。

新興国通貨は対円で軒並み上昇した。週初2日は前週末の高市首相の発言が円安を容認していると受け止められ、円売りが先行。3日は、貴金属価格の落ち着きや、米国とインドが貿易交渉で合意したことなどが好感され、円売りが加速した。4日、米政府機関の閉鎖解除やベッセント米財務長官の「強いドル政策」発言などを材料に円売りが継続。5日は一部の弱い米雇用関連指標を受けた対ドルでの円買いが波及し、新興国通貨の上値は重くなったが、6日は世界的な株高などを背景にリスクオンの円売りが優勢となった。

通貨毎の金利と為替動向を確認

米ドル

  • ドル高円安 157.22円(▲2.44円
  • 債券利回り 短期債 低下/長期債 低下
  • 予想レンジ:1ドル=155円00銭-159円00銭

■為替

ドル・円は上昇した。週初2日、強い米1ISM(供給管理協会)製造業景況指数がドルを支援。3日、片山さつき財務相の発言から日米協調介入が警戒され、上値重く推移した。4日、8日投開票の衆議院議員総選挙は自由民主党優勢との観測が広がり、選挙後の高市政権の財政拡張路線の加速が意識され円安に。その後、低調な米1ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計が重荷になるも、米1ISM非製造業景況指数が若干ながら市場予想を上回り、もみ合い。5日、引き続き衆院選が意識される中で上昇基調となるも、米新規失業保険申請件数の増加や、米12JOLT求人件数の市場予想に反した減少が上値を抑えた。週末6日は衆院選を間近に控え、様子見ムードからもみ合い。

■債券

短期債利回り、長期債利回り共に低下した。低調な米労働市場関連の経済指標の発表を受けて、米国債需要が強まる場面があった。ドル建て2年債利回りは前週末の3.52%から3.50%に低下、ドル建て10年債利回りは前週末の4.24%から4.21%に低下して越週した。

■為替見通し

ドル・円は、衆院選での自民党「圧勝」を受けて、積極財政本格化による日本の財政悪化への懸念が強まり円安基調か。一方で、日本の通貨当局による為替介入への警戒も依然としてくすぶり、上値の重さが意識される場面もありそうだ。米国では米12月小売売上高のほか、延期されていた米1月雇用統計、米1CPI(消費者物価指数)の発表が予定されている。FRB(米連邦準備制度理事会)高官の発言機会にも注意したい。

ユーロ

  • ユーロ高円安 185.74円(▲2.31円
  • 債券利回り 短期債 ほぼ横ばい/長期債 ほぼ横ばい
  • 予想レンジ:1ユーロ=183円00銭-187円00銭

■為替

ユーロ・円は上昇した。週初2日は、高市早苗首相の発言が円安容認とマーケットに受け止められたものの、日経平均株価が下落したことから、ユーロ・円はもみ合いとなった。3日は、地政学リスクの高まりによるドル売り・ユーロ買いの影響から、ユーロ・円は上昇した。4日は、衆議院選挙の投開票を8日に控える中、高市政権による積極財政への思惑からユーロ買い・円売りが優勢となった。5日は、商品相場の下落を受け、リスク回避目的のユーロ売り・円買いが強まった。6日は、金など貴金属相場の下げ止まりを背景にユーロ・円は上昇した。

■債券

短期債利回り、長期債利回り共にほぼ横ばいとなった。米国債の利回り上昇の影響を受けたものの、イングランド銀行(英中央銀行)による利下げ観測の高まりが独国債の利回りを押し下げた。ユーロ建て独2年債利回りは前週末の2.09%からほぼ横ばい、ユーロ建て独10年債利回りは前週末の2.84%からほぼ横ばいで越週した。

■為替見通し

ユーロ・円は、ECB(欧州中央銀行)高官による発言に左右される展開となりそうだ。レーンECB専務理事をはじめ、シュナーベル専務理事、ラガルド総裁などの講演や討論が予定されており、その内容が注目となりそうだ。また、日本の衆院選では自民党が歴史的勝利を収める中、高市総理に関する報道にも注意したい。

豪ドル

  • 豪ドル高円安 110.23円(▲2.47円
  • 債券利回り 短期債 上昇/長期債 上昇
  • 予想レンジ:1豪ドル=107円00銭-111円00銭

■為替

豪ドル・円は上昇した。週初2日の10686銭を安値に、3日はRBA(豪準備銀行)政策理事会における利上げ決定とタカ派寄りの声明を受け、豪ドル・円は10955銭まで上昇。さらに4日は衆院選をめぐる自民党優勢の報道や、ベッセント米財務長官のドル高支持発言により豪ドル・円は11019銭へと上伸。5日は米雇用関連指標の鈍化を受けたドル・円の下落と共に豪ドル・円は反落。6日は円全面安の流れから豪ドル・円は一時11038銭まで上昇した。

■債券

短期債利回り、長期債利回り共に上昇した。豪ドル債は週末にかけて弱含みでもみ合う展開。豪ドル建て2年債利回りは前週末の4.20%から4.25%に上昇、豪ドル建て10年債利回りは前週末の4.81%から4.83%に上昇して越週した。

■為替見通し

今週は11日発表の米1月雇用統計、13日の米1CPI(消費者物価指数)に注目。ドル・円の反応が豪ドル・円にも影響しそう。日本の当局による円安けん制には注意が必要。

NZドル

  • NZドル高円安 94.58円(▲1.44円
  • 債券利回り 短期債 ―/長期債 低下
  • 予想レンジ:1NZドル=92円00銭-95円00銭

■為替

NZドル・円は上昇した。週初2日の9265銭を安値に、3日はRBA(豪準備銀行)政策理事会における利上げ決定とタカ派寄りの声明を受けた豪ドル・円の上昇により、NZドル・円は9441銭まで上昇。さらに4日は衆院選をめぐる自民党優勢の報道や、ベッセント米財務長官のドル高支持発言によりNZドル・円は一時9458銭へと上伸。5日は米雇用関連指標の鈍化を受けたドル・円の下落と共にNZドル・円は下落。6日は円全面安の流れからNZドル・円は一時9466銭まで上昇した。

■債券

長期債利回りは低下した。NZ債は週末にかけて強含みでもみ合う展開。NZドル建て10年債利回りは前週末の4.61%から4.54%に低下して越週した。

■為替見通し

今週は11日発表の米1月雇用統計、13日の米1CPI(消費者物価指数)に注目。ドル・円の反応がNZドル・円にも影響しそう。日本の当局による円安けん制には注意が必要。

南アフリカランド

  • ランド高円安 9.80円(▲0.20円
  • 債券利回り 短期債 ―/長期債 低下
  • 予想レンジ:1ランド=9円50銭-10円00銭

■為替

ランド・円は上昇した。週初は南アの主要産品である金やプラチナ価格の急落を受けてランド売りが強まったが、貴金属価格の落ち着きとともにランド買いに転じた。週末に控える衆院選で自民党が優勢との見方が広がったこともランド・円を支えた。週半ばにはベッセント米財務長官が「(米国は)常に強いドル政策をとっている」などと述べ、対ドルでの円売りが波及し、ランド・円は堅調に推移。週後半には利益確定目的のランド売りが優勢となる場面もあったが、週末は欧米株高や貴金属価格の上昇を受けて持ち直した。

■債券

長期債利回りは低下した。南ア株や商品市況の上昇などを材料にリスクオンの南ア債券買いが優勢となった。南アランド建て15年債利回りは前週末の8.71%から8.62%に低下して越週した。

■為替見通し

ランド・円は、しっかりした展開か。8日投票の衆院選では自民党が大勝したことで高市政権による「積極財政」を見据えた円売りが出やすいとみられ、ランド・円は心理的フシ目の10.00円が意識されそう。一方、急速な円安に介入への警戒感も高まりそう。南アの主要産品である金価格などがやや荒っぽい値動きをみせている点も注意したい。週内の主な南ア経済指標は、1月企業景況感指数、12月鉱物生産量、12月製造業生産など。

ブラジルレアル

  • レアル高円安 30.13円(▲0.70円
  • 債券利回り 短期債 上昇/長期債 ―

■為替

レアル・円は上昇した。週前半はブラジルのインフレ見通しが上昇したことを背景にレアル買い・円売りが優勢だった。3日発表のブラジル中央銀行金融政策決定会合の議事録が公表され、利下げを検討する可能性が意識され、ブラジル株が堅調に推移、レアル・円は底堅く推移した。週後半は利益確定のレアル売り・円買いに傾く場面があった。週末6日は、米・イラン間の核協議を巡る緊張の高まりを受け、レアル・円の上値が重くなる場面があったものの、日本の衆議院議員選挙で自民党が優勢と伝わると、円が売られた。

■債券

短期債利回りは上昇した。ブラジルのインフレ見通しが上昇したことを背景に、ブラジル債券利回りは上昇した。レアル建て3年債利回りは前週末の12.94%から12.98%上昇して越週した。

トルコリラ

  • リラ高円安 3.60円(▲0.05円
  • 債券利回り 短期債 ―/長期債 低下

■為替

リラ・円は上昇した。トルコ1CPI(消費者物価指数)は前年比30.65%上昇と、前月の同30.89%上昇から若干伸び悩んだものの、市場予想は上回った。また、前月比では4.84%上昇となり、前月の同0.89%上昇から伸び幅が大きく拡大し、市場予想に対しても上回った。市場でトルコのインフレ鈍化観測が弱まり、トルコ中央銀行による利下げペースの減速が意識される中で、リラ・円は底堅く推移した。

■債券

長期債利回りは低下した。米金利が弱い労働関連指標などを受けて低下基調となり、トルコ国外への資金流出懸念が和らぎトルコ国債が買われた。ドル建てトルコ10年債利回りは前週末の6.87%から6.80%に低下して越週した。

※為替および債券利回りは、2月6日のニューヨークの終値を使用
※( )内は、先週末比の数字
※リラ債券:債券マーケットが小規模のため、ドル建ての債券利回りを指標として用いています。

提供:コメント/ウエルスアドバイザー社、グラフ/SBI証券

ご注意事項

【手数料及びリスク情報等】

・債券を募集・売出し等により、または当社との相対取引により売買する場合は、その対価(購入対価・売却対価)のみを受払いいただきます。
当社との相対取引により売買する場合は、取引価格※に取引の実行に必要なコストが含まれております。別途手数料をお支払いいただく必要はございません。
※当社は、お客さまとのお取引にあたっては、社内時価を基準として当社が定めた一定の値幅の範囲内において、売買対象銘柄の種類、市場環境(相場変動を含む。)、当社が得るべき利益、銘柄固有の流動性、信用リスク、カントリーリスク、取引金額の規模等を考慮して取引価格(「お客さまが購入される価格」と「お客さまが売却される価格」)を決定しております。

・為替取引には、当社為替スプレッドがかかります。外貨建債券を円貨決済で購入される場合および利金・償還金の円貨での受取を指定した場合の為替取引、外貨建債券(円貨決済型)の購入時および途中売却時には当社為替スプレッドがかかります。当社為替スプレッドについてはこちらをご確認ください。

債券投資のリスクについて

・債券の価格は、市場の金利水準の変化に対応して変動しますので、償還前に換金する場合には、損失が生じるおそれがあります。また、発行者の経営、財務状況の変化及びそれらに関する外部評価の変化等により、投資元本を割り込むことがあります。詳しくは「外国証券の国内店頭取引について」及び「公社債の売買取引について」をご覧ください。

・外貨建債券は、為替相場の変動等により損失が生じるおそれがあります。

・詳しくは、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。