グロース市場でアナリストが高成長を見込む銘柄は?

グロース市場でアナリストが高成長を見込む銘柄は?

投資情報部 鈴木 英之 栗本奈緒実

2022/09/07

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東証マザーズ指数は相対的に堅調

8/30(火)~9/6(火)の東証マザーズ指数は1.2%下落しました。同期間における日経平均株価のパフォーマンス(-2.0%)、およびTOPIXのパフォーマンス(-2.1%)に対してアウトパフォームしました。

米10年国債利回りは8/30(火)3.10%から9/1(木)3.26%まで上昇した後、9/2(金)に3.19%と少し落ち着きました。米長期金利の上昇が続き、かつ当面の高水準まで上昇する中で、東証マザーズ指数は9/1(木)・9/2(金)にやや大きめの下げとなりました。ただ、東証プライム市場に比べると相対的には底堅さが目立ちました。

ご参考までに東証プライム市場の物色動向をみると、リオープン関連等内需株の一角が買われる一方、グローバル景気減速の影響を受けやすいセクターの軟調さが目立っていました。東証グロース市場は内需の「情報・通信業」・「サービス業」に属する銘柄が多いのが特徴であるため、グローバル景気の影響を受けにくいとみられます。

時価総額上位銘柄の中では、JTOWER(4485)の下げが目立ちました。8/15(月)時点では、株価が前月末比32.0%上昇しており順調でしたが、この日以降「現引き停止」「新規売り停止」の規制措置が取られ、8/17(水)からは下落基調が続いています。

値上がり率(8/30~9/6)では、プレミアアンチエンジング(4934)が目立ちました。9/2(金)の大引け後に、プレスリリースを通じ、子会社が東京大学との共同研究の第1弾として、スキンケアに特化した独自の歯髄幹細胞培養上清液の開発・実用化に成功したと発表しました。株価は9/5(月)・9/6(火)と2営業日連続でストップ高まで買われています。

「歯髄幹細胞」は、歯の中心部分にある歯の神経で、良質な幹細胞を多く含んでいます。この幹細胞を培養液で培養したのち、細胞成分を取り出して作られた上澄み液が「歯髄幹細胞培養上清液」といわれ、再生医療をベースとした美容効果が大きいとされています。今回の成果は、改善効果の高い因子を多く産み生すことができる東京大学オリジナル培養法で高質化がなされているとみられています。今回、開発・実用化された歯髄幹細胞培養上清液は今秋に発売予定の新ブランドで採用される見通しで、期待が高まっているようです。なお、連結業績に与える影響は軽微であるとプレミアアンチエンジング(4934)は示しています。

図表1 日経平均株価と東証マザーズ指数の推移

図表2 主な東証マザーズ指数構成銘柄の値動き

  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。
  • ※銘柄名はBloombergの表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
  • ※東証マザーズ指数構成銘柄の時価総額上位10銘柄について、9/6時点での各種騰落率を掲載。
  • ※新規上場銘柄は東証マザーズ指数への組み入れ後に掲載開始となります。
  • ※「週間」は2022/8/30~2022/9/6の騰落率。
  • ※個別銘柄の「年初来」は昨年末株価と9/6時点の株価比較。
  • ※指数の「年初来」は株価による単純計算。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
  • ※ANYCOLOR(5032)は2022/6/8に新規上場をした為、年初来の数値なし。

図表3 8/30(火)~9/6(火)で株価上昇が大きかった東証マザーズ指数構成銘柄

  • ※Bloombergデータを用いてSBI証券が作成。
  • ※銘柄名はBloombergの表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
  • ※東証マザーズ指数構成銘柄(前月末時価総額100億円以上)において、週間の株価上昇率が大きい上位10銘柄を掲載。
  • ※新規上場銘柄は東証マザーズ指数への組み入れ後に掲載開始となります。
  • ※「週間」は2022/8/30~2022/9/6の騰落率。
  • ※個別銘柄の「年初来」は昨年末株価と9/6時点の株価比較。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

グロース市場でアナリストが高成長を見込む銘柄は?

前項でご説明したように、米長期金利が上昇する中、東証マザーズ指数は下落基調ですが、東証プライム市場に比べれば底堅い動きになっています。東証マザーズ指数の構成銘柄は内需中心の「情報・通信業」や「サービス業」に属する銘柄が多く、グローバル景気減速の悪影響を受けにくいからかもしれません。

そこで今回の「新興株ウィークリー」では、アナリストが高成長を予想する新興銘柄を抽出すベく、以下のスクリーニングを行ってみました。

(1)東証マザーズ指数構成銘柄
(2)予想EPSを公表しているアナリストが2名以上
(3)前期営業利益が黒字
(4)今期・来期の予想営業増益率(市場コンセンサス)が、ともに20%以上
(5)9/5まで直近20営業日の1日当たり平均出来高が2万株以上

図表4の銘柄は上記(1)~(5)の条件をすべて満たしています。
銘柄掲載の順番は、(4)にもある今期予想増益率の高い順としています。

結果的に、抽出された業種はバリュエンスホールディングス(卸売業)を除き、他はすべて「情報・通信業」か「サービス業」となっています。業績好調を期待できる業種の銘柄が多いことが、今後も東証マザーズ指数や東証グロース指数の下支え要因になっていると言えそうです。

図表4 グロース市場でアナリストが高成長を見込む銘柄は?

取引 チャート ポートフォリオ コード 銘柄名(新規上場日) 株価(9/6) 今期市場予想営業増益率 来期市場予想営業増益率
5026 5026 5026 5026 トリプルアイズ 1,370 209.0% 113.9%
7373 7373 7373 7373 アイドマ・ホールディングス 3,945 90.7% 33.7%
4480 4480 4480 4480 メドレー 3,045 83.8% 51.5%
6562 6562 6562 6562 ジーニー 1,183 64.5% 67.5%
6069 6069 6069 6069 トレンダーズ 2,007 57.6% 24.6%
9270 9270 9270 9270 バリュエンスホールディングス 2,067 45.4% 36.8%
7095 7095 7095 7095 Macbee Planet 7,790 30.5% 36.3%
7094 7094 7094 7094 NexTone 3,885 29.4% 63.6%
4051 4051 4051 4051 GMOフィナンシャルゲート 15,360 26.2% 27.2%
  • ※Bloombergデータ、会社公表データをもとにSBI証券が作成。
  • ※「市場予想」はBloombergが集計した市場コンセンサス。
  • ※バリュエンスホールディングス(9270)は2022/9/6(火)時点で「注意喚起銘柄」となっています。

以下、一部の銘柄について、ポイントをご紹介します。

トレンダーズ(6069)~美容メディア「MimiTV」が成長し、業績拡大が加速傾向

★週足チャート(過去2年)

  • ※データは2022/9/7(週足) 11:30 時点。
  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

★通期業績推移(百万円)

  • ※当社Webサイトの業績表示ツールをもとに、SBI証券が作成。

■ターゲットによりメッセージや手法を変えるマーケティングを提唱

当社はマーケティング事業(売上高構成比87.5%)、とインベストメント事業(同12.5%)を展開しています。(2023/3期第1四半期)

創業時からの主力事業であるマーケティング事業においては、トレンドを捉え、クライアント企業にマーケティングソリューションを提供し、生活者(多様な価値観を持って、多様な生活行動をする者を指す)に対しては情報コンテンツの提供・製品の販売を行っています。

生活者が多様化していることを背景に、ターゲットごとにメッセージや手法を変える「次世代マイクロマーケティング」を提唱しています。そこでは、インフルエンサーネットワーク「LIN」、美容メディア「MimiTV」、食メディア「おうちごはん」等を活用し、企業のプロモーション・PR活動の支援等を行っています。

当社は、以下6点の強みを有していると会社資料にて述べています。

(1)トレンド分析・・・女性やZ世代、美容、食などのテーマにおいて、SNSを中心としたトレンド分析・予測に強い。生活者インサイト(本音)の把握も。
(2)インフルエンサーネットワーク・・・非専属契約型のインフルエンサーネットワークを有するため、商材特徴やトレンドに則した最適なプランニングが可能。
(3)自社メディア・・・多数のメディアを内製化しているため、コンテンツ製作やSNSアカウント運営等のメディアに関して多数のノウハウを蓄積している。
(4)SNSの専門知識・・・2007年のサービス開始以来、SNS専門知識を蓄積している。
(5)顧客リレーション・・・前期末取引先企業297社のうち110社が上場企業。化粧品売上上位30社のうち27社と取引。リピート率(2021/3~2022/6)も75%と高い。
(6)多様な人材活用・・・女性比率83%、平均年齢31歳。(2022/4/1現在)

■業績拡大が加速する兆し

当社は8/12(金)に2023/3期・第1四半期決算を発表。売上高は26.5億円(前年同期比65.8%増)、営業利益4.3億円(同111.8%増)と大幅な増収・増益決算となりました。

主力のマーケティング事業で、インフルエンサーサービスが好調なほか、美容メディア「MimiTV」が拡大し、営業利益が3.67億円と前年同期比74.2%増えた他、インベストメント事業で社債の利息収入や投資事業有限責任組合出資の譲渡益計上が0.93億円あり、営業利益の急増(前年同期比431.7%増)につながりました。

会社側は今期(2023/3期)に関して、売上高74億円(前期比12.8%増)、営業利益8.5億円(同43.2%増)を予想しています。営業利益の会社計画に対する進捗率は第1四半期ですでに50.5%に達しており、期中に業績予想が上方修正される可能性は大きいと考えられます。図表4にあるように、市場(Bloombergコンセンサス)では今期は前期比57%増、来期は24%増の営業増益を予想しています。

当レポートにも掲載されている「通期業績推移(百万円)」にもあるように、2023/3期は、当社の過去の業績トレンドからみると飛躍した印象を与えています。株価の推移はそれを素直に反映しているといえそうです。

バリュエンスホールディングス(9270)~高級品の買取・販売が主力事業。円安による業績アップにも期待

★週足チャート(過去2年)

  • ※データは2022/9/7(週足) 9:30 時点。
  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

★通期業績推移(百万円)

  • ※当社Webサイトの業績表示ツールをもとに、SBI証券が作成。

■ブランド品買取「なんぼや」で有名

ブランド品、ジュエリー、腕時計、古美術品等のいわゆる“高級品の買取・販売”を主力事業とする会社です。
2007年に「なんぼや」というブランド買取事業を先駆けとしてスタートさせ、現在では全国130店舗以上まで拡大させています。

売上の半分超を占める稼ぎ頭は「STAR BUYERS AUCTION(スターバイヤーズオークション)」という事業者向けを中心とした自社オークションからの商品売上です。(2022/8期第3四半期時点)

「STAR BUYERS AUCTION(スターバイヤーズオークション)」は世界中から入札・出品が可能なオークションプラットフォームであり、新型コロナの流行に伴い、2020年3月からオンライン化が始まりました。これを契機に当社の売上は拡大し、直近四半期決算での売上高はオンライン化前(2019/8期第3四半期)の1.3倍となり、その中でも「STAR BUYERS AUCTION(スターバイヤーズオークション)」を含む自社オークションは(同)1.9倍まで急成長しています。

当社の主な収益構造を一つの例を用いて簡単に説明すると、「STAR BUYERS AUCTION(スターバイヤーズオークション)」で得た商品売上から、「なんぼや」等の買取事業で仕入れた商品がコストとして引かれ、その差分が利益となります。また、オークションにおいては手数料利益も得ており、こちらも利益として寄与しています。特に落札手数料に関しては、5-10%と一定以上の水準に定められています。他にも、地金の卸売りやEC等の多様な販路から収益を得ています。


■直近決算では過去最高の仕入高。円安による海外売上高増にも期待

リユース業界という特性上、仕入高が注目ポイントとなっています。
通常の製造・販売と異なり「販売数の調整」が難しく、自明の理ではありますが、いくら顧客からの需要が高い商品であっても仕入れることができなければ、売ることができません。新型コロナ流行以降は仕入れの主流である店舗での買取数が減っていましたが、現在は経済再開に伴い復調しています。また、今期はテレビCM効果や時計相場・金相場(ウクライナでの地政学リスク発生が主な要因)が上昇したことで、第3四半期の買取の仕入高が過去最高を大きく更新し、好感されました。

他にも、当社の主力媒体である「STAR BUYERS AUCTION(スターバイヤーズオークション)」では、落札額の海外比率が期を追うごとに大きくなっており、2022/3-5期には38.5%(前年同期は27.8%)を占めています。同決算発表の質疑応答において、『円安(当社オークションは円建て入札)と日本市場の割安感から更に海外からの購入意欲は旺盛な状況になる』との考えが示されています。

次回の決算発表は、本決算にあたり10月14日に予定されています。決算対象となる2022/6-8月期は、現時点で仕入高が十分ある状態で、更に第3四半期よりも円安が急速に進んでおり、通期業績予想を上回る好決算となる可能性もありそうです。

NexTone(7094)~「攻めの著作権エージェント」として業績拡大

★週足チャート(過去2年)

  • ※データは2022/9/7(週足) 9:30 時点。
  • ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。

★通期業績推移(百万円)

  • ※当社Webサイトの業績表示ツールをもとに、SBI証券が作成。

■攻めの著作権エージェント

当社は「著作権管理事業」を主業務(2023/3期・第1四半期売上高構成比率97.0%)としています。この業務はさらに、(1)「著作権管理」(同10.9%)と、(2)「DD」(デジタルコンテンツディストリビューション)(同86.2%)に分かれています。また(3)「キャスティング事業」(同2.1%)も展開しています。

各事業(上記番号で区分)の詳細は以下の通りです。
(1)音楽出版社等の「著作権者」から依頼を受け、レコードメーカーや放送局、音楽配信事業者に利用を許諾し、「著作権者」に著作権使用料を分配します。
(2)YouTubeやApple Music等の音楽配信プラットフォームに原盤使用料を請求し、レコードメーカーやプロダクション等のコンテンツホルダーに還元します。
(3)各種クライアントへ企画を提案し、コンテンツを提供しています。プロダクション等は提案に応じてコンテンツ製作や利用許諾を提供します。

多くの著作権者は煩雑な著作権管理を専門業者に委託したいと考える一方で、より多くの利用者・利用機会を創出したいと考えています。一方、多くの著作権利用者は、著作権者との直接交渉の手間を省き、複数著作権の利用許諾獲得等といった煩雑な作業を避けたいと考えています。

当社はこれらの間に立って、楽曲の利用促進を図ることになります。当社にとっては、使用料を取る楽曲の管理数と使用頻度を高めることで収益増へ繋がります。
当社は、単純に著作権を管理するだけでなく、「DD」や「キャスティング事業」等の利用促進業務により、1曲当たりの著作権利用料増大を図る「攻めの著作権エージェント」と表現できそうです。

■第1四半期も順調。2025/3期に「東証プライム」上場を目指す

当社は、2023/3期の会社計画として売上高95.6億円(前期比27.6%増)、営業利益8.9億円(同25.6%増)を見込んでいます。CD/映像ソフト等のリリースが徐々に回復するとともに、ライブビューイング等のイベントが活性化すると予想されています。

そうした中、8/10(水)発表の2023/3期・第1四半期決算では、売上高20億円(前年同期比18.5%増)、営業利益0.96億円(同33.3%減)となりました。

管理楽曲数が前年同期比26.7%増、取扱原盤数が同15.7%増となるなど、ビジネスが順調に拡大する中で売上高は順調に拡大しました。主力の「著作権管理事業」では、売上高が前年同期比19.6%増、営業利益が同16.3%増となりました。

ただ、一時的な人件費が前年同期比0.9億円増えたことで、全体の営業利益は減益となりました。第1四半期のみの一時的費用計上であり、会社予算比で営業利益は6.7%上振れた形(会社資料)になっています。

無借金経営が継続していることに加え、現預金50億円を抱えており、財務体質は堅固と言えそうです。著作権徴収額の市場は長く「JASRAC」(日本音楽著作権協会)が独占してきましたが、当社がようやく、シェア6.8%(前期時点)まで確保し、他の参入業者はほぼ撤退しています。
当社は長期的に著作権徴収額市場でのシェア50%を目指しています。中期計画では、2025/3期に売上高150.8億円、営業利益20.2億円、上記シェア13.8%に加え、東証プライム市場上場を目指しています。

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