セクターローテーションとは何か?

セクターローテーションとは何か?

エクイティ部

2025/01/10

セクターローテーションとは何か?

セクターローテーションとは、景気循環や相場の局面に応じて、特定のセクターに投資資金を移動させることで、高いパフォーマンスを得ようとする投資手法です。

一般的には、景気拡大局面では資本財や素材セクターが成長する一方で、景気後退局面では生活必需品やヘルスケアなどのディフェンシブなセクターが安定したリターンを提供する傾向にあります。

セクターごとのパフォーマンス

今回は、2023年11月から、2024年9月までの月ごとの東証33業種のローテーションを見てみましょう。

下の図は、対TOPIXベンチマークの東証33業種リターンです。

(SBI証券 エクイティ部作成)

期間内で、月ごとのリターンを足したもの(累和リターン)が最も高かったのは銀行業指数、最も低かったのは空運業指数でした。

ランキング 業種 累和リターン
1 銀行業 39%
2 海運業 38%
3 保険業 36%
4 卸売業 26%
5 石油・石炭製品 17%
~~~~~
29 情報・通信業 -18%
30 医薬品 -21%
31 ゴム製品 -21%
32 陸運業 -35%
33 空運業 -37%
スクロールできます

(SBI証券 エクイティ部作成)

金利と業種の意外な関係とは

なぜこの期間内では銀行業や海運業が強かったのでしょうか。

国債利回りを一緒に見てみましょう。下の図は、日本10年国債の利回りチャートです。

(SBI証券 エクイティ部作成)

2022年末、日銀のYCC政策修正を受けて以降、日本国債の利回りは上昇してきました。これを受けて、銀行株が上昇したと考えられます。

また、金利に対して、それぞれの業種がどのように反応したかを見てみましょう。

これは、日本10年国債利回りのリターンと、33業種のリターンの相関をとったヒートマップです。

(SBI証券 エクイティ部作成)

(SBI証券 エクイティ部作成)

銀行指数は特に相関が高く、この金利上昇局面において強い上昇を見せた理由が分かります。

金利下落局面ではどうでしょうか。金利と高い正相関を持った業種(銀行、海運、保険)は下落しました。

一方で、金利とマイナス相関が強い指数を見てみましょう。
精密機器指数が強い負の相関を持っていることがわかります。金利下落局面では、精密機器指数は強く、銀行、海運、保険指数などを上回るパフォーマンスを出しているように見えます。

(SBI証券 エクイティ部作成)

まとめ

このように金利の変化を見ながら積極的にセクターローテーション戦略を行えば、日経平均、TOPIXなどの指数に投資するよりも、着実にリターンを伸ばせそうです。

SBI証券では、株式に投資する事と同じ様に、業績別のETF、またETFのオプションを取引できます。特定の業種に投資をするセクターローテーションでは、会社独自の要因での株価変動のリスクをおさえるために、ETFとETFオプションを活用する事がおすすめです。

特に、ETFオプションは、ヘッジに活用して予想外のイベントでの損失を少なくする、少額でレバレッジをかけて大きくリターンを狙う、といった戦略的な取引を実現したい方におすすめです。例えば金融政策の発表日や、注目される経済指標の発表などで、金利変動に敏感なセクターの株価が短期的に動く事が想定される場合に、ETFオプションは活用できるでしょう。

ダイナミックな投資のシナリオに応じて資産形成の幅を広げてみたいといった方は、ぜひETFと、SBI株オプションのETFオプションを活用してみてください。

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