波乱相場のいま、銘柄の探し方!「相場影響(小)」×「配当(高)」の組み合わせ
デジタル営業部 マーケティング推進チーム
波乱相場のなか、「どのような銘柄を保有すればいいかわからない…」とお悩みのアナタ。比較的安定して長期的に保有することが出来る銘柄の探し方をご紹介します。
相場の影響が小さい銘柄の見つけ方 ~β値を見てみよう~
相場急落を受けて、不安を感じている方は多いのではないでしょうか。「波乱相場でも比較的安心して保有できる銘柄があれば」と考えているあなた!実は相場の下落に対して影響を大きく受ける銘柄、影響が小さい銘柄の特徴はご存じでしょうか?
相場の影響を受けにくい銘柄の特徴として、β値(ベータ値)と呼ばれる数値が0に近いことがあげられます。β値とは個別銘柄の株価が市場全体(日経平均株価やTOPIXなどの株価指数)の動きに対して、どの程度反応するかを表す値です。
例
Aという銘柄のβ値が1の場合、市場全体が10%上昇すると、Aの株価も10%上昇する傾向にあり、市場全体が10%下落すると、Aの株価も10%下落する傾向にあります。
Bという銘柄のβ値が2の場合、市場全体が10%上昇すると、Bの株価は20%上昇する傾向にあり、市場全体が10%下落した時は、Bの株価は20%下落する傾向にあります。
逆にCという銘柄のβ値が-1の場合、市場全体が10%と上昇すると、Cの株価は10%下落する傾向にあり、市場全体が10%下落すると、Cの株価は10%上昇する傾向にあり、指数と反対の動きをすることを意味します。
このようにβ値が0に近い値の銘柄を保有することで、相場が急落する局面でも、市場全体の下落幅に比べ、損失を小さく抑えることが期待できます。
配当利回りも確認してみよう
ご説明したとおり、β値が0に近い銘柄は、日経平均の変動の影響を受けにくいといえます。β値が低いことに加え、配当利回りが高いことも条件にいれ、銘柄を探してみることも一つの手法です。
β値が0に近く、かつ配当利回りが高い銘柄は、相場の下落局面であっても、株価の値下がりを気にすることなく、安定して高い利回りを受け取ることが期待できる銘柄といえます。
但し、β値が0に近い銘柄は市場全体が上昇する局面でも、株価の上昇は期待しづらいことも意味しますので、この点には注意が必要です。
SBI証券の「銘柄スクリーニング」ではご自身の指定した条件に該当する銘柄を検索することができます。 以下の画像は実際にβ値、配当利回り条件に該当する銘柄をスクリーニングする手順です。ぜひご参考ください。
まとめ
このように、相場の影響が小さく(β値が0に近い)、好配当の銘柄であれば、相場の動きを気にせず長期保有し、安定した配当を得ることもできるでしょう。
相場の動きに絶対はありません。どのような相場の局面に対しても、β値と好配当の組み合わせを活用した投資手法は、長期的に資産形成していく一つの手法として検討してもよいかもしれません。
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