【日経平均5万円への道】日本株の今後の見通しについてエミン・ユルマズ氏が解説!

エミン・ユルマズ

2024/03/21

【日経平均5万円への道】日本株の今後の見通しについてエミン・ユルマズ氏が解説!

  • エミン・ユルマズ
    ゲスト
    エコノミスト/グローバルストラテジスト。
    トルコ・イスタンブール出身。
    16歳で国際生物学オリンピックの世界チャンピオンに。2004年に東京大学工学部を卒業。2006年野村証券に入社、機関投資家営業部門に携わった後、複眼経済塾の取締役・塾頭を経て、現在各種メディアとSNSで情報発信中。
  • 大橋 ひろこ
    インタビュアー
    フリーアナウンサー/個人投資家。福島県出身。
    アナウンサーとして経済番組を担当したことをきっかけに自身も投資を始め、個人投資家目線のインタビューに定評がある。ラジオや動画でのレギュラーを多数抱える他、経済講演会ではモデレーターとしても活躍。
    出演番組
    ラジオNIKKEI「マーケット・トレンドDX」
    TBSPラジオ「トレードアイランド学園」
    YouTubeチャンネル なるほど!投資ゼミナール

日経平均5万円到達についての見通し

大橋 ひろこ(以下、大橋):皆さんこんにちは。大橋ひろこです。「日経平均5万円への道」第1回目のゲストはエミン・ユルマズさんです。
日本株にフォーカスして話をうかがっていくこのシリーズなんですが、エミンさん今年あっという間に4万円ですね。

エミン・ユルマズ(以下、エミン氏):慣れない言葉だね。まあちょっとスピード違反だと思うんですよ。はっきり言うとね。ただこういうもんです。大台に乗る前の動きというのは。

リーマンショック後、2015年の4月に2万円に初めて乗ったんです。あの時を覚えていらっしゃると思うんですけど、大きな話題になったんですよね。この2015年4月の動きを見ると、実は今とすごく似ているんですね。

大橋:2万円ってね。すごいうれしかったですよね。

エミン氏:実は2014年の10月から2015年の4月にかけて半年間近くで、つまり秋から春にかけて、この日経平均というのは1万4000円から2万円にのせてますので、6千円ぐらい上がっています。これは実はかなりすごい上げ方でした。

大橋:相当な勢いだったということですね。

エミン氏:ただ一回2万円にのって達成感が出たんですね。その後に少し2万円近辺でもんだんですよね。2015年の8月に1度ちょっと大きく下がってもう一回反発したんですが、年末にかけて大きく崩れていきました。この時のきっかけはチャイナショックです。

大橋:チャイナショックっていうのがありましたね。

エミン氏:コロナショック後2020年10月に2万3千円から3万円に乗ったんですね。これにはパターンがあると思っていて、その前の年の10月もしくは9月から上昇が始まって、そこから翌年の春まで上昇して3万円台に乗った。
3万円ってこれはわりと皆さん結構記憶に新しいと思います。

3万円の大台に乗ってからはしばらく3万円に挑戦したが跳ね返されて行ったり来たりしています。秋から下がって翌年のまた春に底打ちするというこのパターンは2万円の時も3万円の時も。

大橋:もしそれと同じならば、今回もすぐに5万円ということはないですね。

エミン氏:日経平均が3万円から4万円になるのは33%上がればいい。4万円から5万円というのは25%上がればいいので期間が短くなると考えられるんです。だから1年半もしくは2年以内に5万円に到達すると思っている。そう考えると5万円に到達するのは2025年中もしくは2026年春でしょう。

大橋:どんどんサイクルが短くなるということですね。

日経平均

日経平均の中長期見通し

大橋:かねてからエミンさんは日本株には注目されていまして、令和時代にはもっといくとおっしゃっていますよね

エミン氏:日本株のサイクル的にも、時代的にもインフレに入りましたし、2050年までには私は30万円到達すると思っています。これはもうずっと日経平均は1万5千円の時から主張していることなんですよね。

大橋:そうなんですよね。エミンさんの著書読み返していただければ。書いてありますね。

エミン氏:これは適当に作った数字ではなくて、戦後の上昇サイクルを分析してだしている。

また日経平均の長期チャートで見てみると、ちょうど1982年から上がってそこから34年かけてきれいなカップのような動きをしている。

大橋:きれいなおわんみたいなカップですね。つくりましたね。

エミン氏:「カップウィズハンドル」と言いまして、最初にガツーンと上がってカップの左縁まで上がるんですね。そのあと長い調整が入ったあとに上昇してハンドルをつくりにいく。カップヴィズハンドルというのは、強気のチャートパターンの一つです。

日経平均の長期チャート

個人投資家に向けたメッセージ

大橋:個人投資家さんに向けてメッセージはありますか?

エミン氏:日経平均も34年ぶりに高値更新して、いよいよ日本人のマインドも変わり始めてますし、この時代に投資をしているもしくは投資を始めているということは、幸運だと思っているんです。やっぱり相場って一直線でいかないので、多少なりとも下げはあると思いますが、方向性は上だと思われるので。

今は手数料もほとんどかからない時代で、色んな商品があるじゃないですか。勉強もしてチャンスを生かしてどんどん資産運用していってほしい。

ご注意事項

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。詳細はこちら

免責事項・注意事項

・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

【手数料及びリスク情報等】

SBI証券で取り扱っている商品等へのご投資には、各商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引、商品先物取引、外国為替保証金取引、取引所CFD(くりっく株365)では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。