QYLDの派生版“QYLG”で米国株のインカムとキャピタルを両取り!

Global X Japan
2025年10月17日
グローバルXを代表する「カバード・コールETF」に注目し、高分配で毎月インカムを狙うQYLDと、値上がりも享受できるQYLGの特徴を比較します。配当重視か、配当と成長の両立を狙うか、ぜひご自身の投資スタンスや考え方に照らし合わせてお読みください。
「インカムの QYLD」 vs 「キャピタルの NASDAQ-100」
高い分配金・高い利回りが期待される米国ETFとして、グローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(以下、QYLD)があります。QYLDはNASDAQ-100
指数を対象としたカバード・コール戦略(通称カバコ)で高いインカムを生み出す、毎月分配型のETFです。直近の分配金利回りは約13%、過去10年間の平均利回りは11%超となっています。
※カバード・コール戦略の仕組みやQYLDの特徴はこちらの動画で解説しています

図表2はパフォーマンスの推移です。QYLDはカバード・コール戦略を用いて高い利回りの原資となる「オプション・プレミアム」を獲得する代わりに、NASDAQ-100指数の上昇に伴う利益を放棄します。そのためQYLDの分配込みリターンは、高いオプション・プレミアムを基に、設定来の2013年から2倍以上となっていますが、NASDAQ-100指数はそれ以上に大きな値上がりを実現しています。

どちらもNASDAQ-100指数を投資対象にしていますが、インカムとキャピタルの特徴が大きく異なります。相場の変動性を収益化する「インカムのQYLD」と、米国テック株の力強い成長を捉える「キャピタルのNASDAQ-100」、どちらも魅力的です。グローバルXにはこれら2つのいいとこ取りをしたETFがあります。それがグローバルX NASDAQ100・カバード・コール 50 ETF(以下、QYLG)です。これ1つで、毎月の分配も値上がりも両方狙うことができるようになります
QYLGでインカムとキャピタルを両取り
QYLGは、QYLDと同じくカバード・コール戦略を活用したETFですが、2つのETFはコール・オプションの売却量が異なります。QYLDは保有株式の元本に対して100%相当のコール・オプションを売却しますが、QYLGはその半分、つまり50%相当のコール・オプションを売却します。そのため、QYLGは残りの50%でNASDAQ-100指数のキャピタルも狙うことができるようになるのです。

それではQYLDと QYLGを比較してみましょう。まずインカムの面について、QYLGはコール・オプションの売却量がQYLDの半分のため、その分獲得できるプレミアムも半分になります。つまり、インカムも半分になるということです。その代わり、QYLGはNASDAQ-100指数の値上がり益も一部享受することができます。
図表4は基準価額と分配込みリターンを比較したものです。左側のQYLDは、点線の基準価額が灰色のNASDAQ-100指数が上昇してもあまり上がりませんでした。一方、右側のQYLGは、NASDAQ-100指数の上昇局面で点線の基準価額がQYLDと比較して相対的に上昇しやすいことが見て取れます。

QYLD、東証2865、QYLGの違いと活用方法
各ETFの特徴をまとめたのが図表5です。とにかくインカムを追求したい方はQYLDまたはQYLDの東証版であるグローバルX NASDAQ100・カバード・コール ETF(以下、東証2865)が、インカムもキャピタルも両方欲しい方はQYLGが適しています。また、すでにNASDAQ-100指数に投資をされている方は、QYLDや東証2865とあわせ持ちをすることで、QYLGのようにインカムとキャピタル、両方狙えるようになるので組み合わせて活用する方法もあるでしょう。
また、米国株に対する相場観からこれらETFを使い分けるのも効果的です。不確実性の高まった局面や方向感の欠ける展開は獲得プレミアムが大きくなるので、QYLDまたは2865が良いでしょう。一方で、テック株を中心に力強い上昇が続くと想定される場合は、キャピタルも狙えるQYLGが良いでしょう。そのほか、最低取引金額や分配利回り、決算日、費用の違いも表にまとめていますのでご参照ください。

各ETFの詳細やカバード・コール戦略について動画で解説していますので、ぜひご視聴ください。
関連動画
QYLGの解説
【ミニセミナー】<QYLD特別編>キャピタルもゲットできちゃうQYLD!?※YouTubeに遷移します。
QYLDの魅力を知りたい方
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紹介ETF:QYLD、2865
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【ミニセミナー】<QYLD中上級編>超わかりやすいカバコ戦略!※YouTubeに遷移します。
紹介ETF:QYLD、2865
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