投信はつみのNISAメニュー 2024年7月 ~長期 S&P500 を上回ったファンドは?~
投信はつみ
2024/07/18
投信はつみです。新NISAの成長投資枠で検討してみたい7月の投資信託(ファンド)、NISAメニューをご紹介します!
7月はNISAで人気と実力を兼ね備えたS&P500インデックスファンドと比較して長期のリターンで上回るメニューを提示してみます。なお、1月から6月までのNISAメニューはバックナンバーをご覧いただければと思います。
長期のリターンは5年と10年の2つの期間としました。10年以上の運用実績があるS&P500インデックスファンド(iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド)を5年と10年でそれぞれ上回っているアクティブファンド(2024年6月末基準)の一覧が図表1となります。
長期S&P500超えは8ファンドとなり、カテゴリー別(投資対象別)では、国際株式・北米が6、国際株式・グローバル(日本を含む)が1、国内株式が1となりました。
6月まではオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を上回るファンドをご紹介していましたが、オルカンよりもS&P500の方がリターンが優秀なため、対象となったメニューは絞られました。
メニュー選びに迷ったら、優れた株価指数といえるS&P500を長期で上回っているかどうか、という視点で選ぶのが良いかもしれませんね。これらのメニューをNISAの成長投資枠で長期のリターンを狙うファンドとして分散投資に活用してみてはいかがでしょうか。
図表1 成長投資枠でS&P500インデックスファンドの5年/10年リターンを上回るファンド
順位 | ファンド名 | 運用会社 (略称) |
カテゴリー | 1年 リターン |
3年 リターン (年率) |
5年 リターン (年率) |
10年 リターン (年率) |
ファンド レーティング |
備考 |
1 | 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) | 野村 | 国際株式・グローバル・含む日本 | 103.08% | 46.86% | 49.27% | 30.33% | ★★★★★ | SBIセレクト |
2 | 米国NASDAQオープン Bコース(為替ヘッジなし) | 野村 | 国際株式・北米 | 64.37% | 25.91% | 30.03% | 22.10% | ★★★★★ | |
3 | netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし) | ゴールドマン | 国際株式・北米 | 50.80% | 19.35% | 25.40% | 21.03% | ★★★★ | SBIセレクト |
4 | アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし) | アライアンス | 国際株式・北米 | 46.74% | 22.00% | 25.93% | 20.61% | ★★★★★ | SBIセレクト |
5 | 三菱UFJ NASDAQオープン Bコース | 三菱UFJ | 国際株式・北米 | 54.36% | 23.35% | 28.85% | 20.13% | ★★★★★ | |
6 | 野村クラウド関連株式投信 Bコース(為替ヘッジなし) | 野村 | 国際株式・北米 | 43.34% | 16.07% | 30.07% | 19.83% | ★★★★ | |
7 | 米国成長株式ファンド | 三井住友トラスト | 国際株式・北米 | 46.08% | 21.39% | 24.75% | 18.55% | ★★★★ | |
8 | 情報エレクトロニクスファンド | 野村 | 国内株式・大型グロース | 34.10% | 15.70% | 25.62% | 17.43% | ★★★★ | SBIセレクト |
参考 | iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド | ブラックロック | 国際株式・北米 | 40.24% | 24.26% | 24.07% | 17.29% | ★★★★★ | |
参考 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 三菱UFJ | 国際株式・グローバル・含む日本 | 34.39% | 19.60% | 20.24% | - | ★★★★★ |
- ※新NISA・成長投資枠(SBI証券取り扱い)で、5年/10年リターンでS&P500インデックスファンドを上回ったアクティブファンドを10年リターン順に表示(2024年6月末基準)
- ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません
【投信はつみ プロフィール】
投信家の長女として生まれる。金融機関に勤める20代。
父・たまるは、はじめての資産運用はリスクを抑えたつみたて投資で、という思いから「はつみ」と命名。
はつみは2018年のつみたてNISA制度開始から米国株式インデックスファンドを中心につみたて投資をはじめる。
6年間のつみたてNISAである程度の資産がたまってきたため、2024年からの新NISAをきっかけにポートフォリオの組み方について考えるようになる。
2024年からの成長投資枠でアクティブファンドなどへの分散投資を検討し、成長投資枠でつみたて投資をはじめることに。
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