投信はつみのNISAメニュー　2024年9月　～日経平均に勝ち続けているファンドは？～

投信はつみです。今月もNISAの成長投資枠で検討してみたい9月の投資信託（ファンド）、NISAメニューをご紹介します。
1月から8月までのNISAメニューはバックナンバーをご覧ください。

9月は国内株式のファンドに注目します。日本の代表的な株価指数である日経平均は8月上旬に急落がありましたが、その後は反発して堅調に推移しています。9月27日の自民党総裁選、新総裁による経済政策への期待なども材料視され、国内株式ファンドへの資金流入が業界全体でも増えているようです。

国内株式ファンドのSBI証券での売れ筋上位は、eMAXIS Slim 国内株式（日経平均）（以下、日経平均）となっていますが、期間1年、3年、5年リタ―ンのすべてで、この日経平均を上回っているアクティブファンド（2024年8月末基準）をご紹介します。そのファンド群は図表1の17ファンドとなっています。5年リターン（年率）でトップの情報エレクトロニクスファンドは日経平均を7.98％上回っています。

日経平均を上回った17ファンドをカテゴリー別で見ると、主に大型のバリュー（割安）株で構成される「大型バリュー」が11でトップ、続いて「大型ブレンド」（バリューとグロースが混在）が5、主に大型のグロース（成長）株で構成される「大型グロース」が1となりました。直近5年間の国内株式は大型バリュー株が優位なマーケットだったようですね。
カテゴリー内での相対評価を示すファンドレーティングと長期好実績ファンドで構成されるSBIセレクトを備考欄で表示しました。

国内株式ファンドでメニュー選びに迷ったら、長期の運用実績で日経平均を上回っているかどうかと、その中でファンドレーティングなども参考にして選ぶのが良いかもしれませんね。これらのメニューをNISAの成長投資枠で長期のリターンを狙う国内株式ファンドとして分散投資に活用してみてはいかがでしょうか。

図表1　日経平均インデックスファンドの1年/3年/5年リターンを上回るファンド

• ※NISA・成長投資枠（SBI証券取り扱い、ネット購入可）で、1年/3年/5年リターンで日経平均インデックスファンドを上回ったアクティブファンドを5年リターン順に表示（2024年8月末基準）
• ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません

【投信はつみ　プロフィール】
投信家の長女として生まれる。金融機関に勤める20代。
父・たまるは、はじめての資産運用はリスクを抑えたつみたて投資で、という思いから「はつみ」と命名。
はつみは2018年のつみたてNISA制度開始から米国株式インデックスファンドを中心につみたて投資をはじめる。
6年間のつみたてNISAである程度の資産がたまってきたため、2024年からの新NISAをきっかけにポートフォリオの組み方について考えるようになる。
2024年からの成長投資枠でアクティブファンドなどへの分散投資を検討し、成長投資枠でつみたて投資をはじめることに。