投信はつみのNISAメニュー 2025年3月 ~円高でも上昇? オルカン超えファンド!~

投信はつみ
2025/03/19
投信はつみです。2025年は米国景気に対する不安などで円高ドル安が進み、最近の米国株安もあって、保有しているファンドの基準価額が下がっていますね。このような時だからこそ、初心を忘れずに長期の視点で、つみたて投資を続けていきたいと思っています。
今回もNISA・成長投資枠で検討してみたいファンド、NISAメニューをご紹介します。
過去のNISAメニューはバックナンバーを見てもらえると嬉しいです!
今回は多くのファンドの基準価額が下がってしまっている2025年1月からの2ヵ月間をチェックしてみます。
年初来(2ヵ月間)のリターンを見ると、NISAで人気のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(以下、オルカン)は▲4.67%となり、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は同▲6.97%でした。投資信託の基準価額の算出に使われるドル円レートは同▲5.38%も下がっていました。
このような期間でも基準価額が上昇し、1年と3年のリターンでそれぞれオルカンを上回っているファンドをご紹介します。
そんな都合のよいファンドが本当にあるのかと思っていましたが、ありました! キーワードは欧州(ヨーロッパ)と金(ゴールド)です。
円高ドル安となった2ヵ月間で上昇し、オルカンを上回る好成績ファンドを一覧にしたのが図表1の8ファンドとなります。
8ファンドをカテゴリー別で見ると、コモディティが6本、国際株式・欧州が2本となりました。コモディディはすべて金(ゴールド)を投資対象とするファンドです。安全資産とも言われている金(ゴールド)は、1年リターンが特にいいですね。また、2025年の欧州株式は好スタートとなったようです。
欧州(ヨーロッパ)と金(ゴールド)は、私にとっては憧れの存在ですが、分散投資の対象として考えてみるのもいいですね。
最近のオルカンや米国株式ファンドの基準価額の下落を見てしまうと、値動きが異なるファンドを持っておきたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
NISA・成長投資枠を使って、これらのメニュー(ファンド)への分散投資を検討してみてはいかがでしょうか。
図表1 NISA・成長投資枠 1年・3年リターンでオルカンを上回り 年初来でも上昇したファンド
順位 | ファンド名 | 運用会社 (略称) |
カテゴリー | 年初来 リターン |
1年 リターン |
3年 リターン (年率) |
5年 リターン (年率) |
ファンド レーティング |
1 | インデックスファンドDAX(ドイツ株式) | 日興 | 国際株式・欧州 | 6.11% | 19.81% | 21.41% | 17.04% | ★★★ |
2 | イタリア株式ファンド | カレラ | 国際株式・欧州 | 4.87% | 14.49% | 23.50% | 17.86% | ★★★★ |
3 | ピクテ・ゴールド(為替ヘッジなし) | ピクテ | コモディティ | 4.25% | 38.98% | 24.34% | 17.67% | ★★★★ |
4 | 三菱UFJ 純金ファンド(愛称:ファインゴールド) | 三菱UFJ | コモディティ | 3.86% | 38.62% | 23.58% | 17.60% | ★★★★ |
5 | ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし) | 日興 | コモディティ | 3.83% | 39.27% | 24.42% | 18.31% | ★★★★★ |
6 | SMTゴールドインデックス・オープン(為替ヘッジなし) | 三井住友トラスト | コモディティ | 3.79% | 39.37% | 24.51% | 18.29% | ★★★★ |
7 | iシェアーズ ゴールドインデックス・ファンド(為替ヘッジなし) | ブラックロック | コモディティ | 3.71% | 38.63% | 24.20% | 18.20% | ★★★★★ |
8 | Smart-i ゴールドファンド(為替ヘッジなし) | りそな | コモディティ | 3.61% | 38.04% | 24.02% | - | ★★★★ |
参考 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 三菱UFJ | 国際株式・グローバル・含む日本 | -4.67% | 13.95% | 18.72% | 19.58% | ★★★★★ |
- ※ウエルスアドバイザーのデータをもとにSBI証券作成
- ※NISA・成長投資枠(SBI証券取り扱い、ネット購入可)で、オルカンの1年・3年リターンをそれぞれ上回っているファンドの中で、年初来(2ヵ月間)リターンがプラスになっているファンドを年初来リターン順に表示(2025年2月末基準)
- ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません
【投信はつみ プロフィール】
投信家の長女として生まれる。金融機関に勤める20代。
父・たまるは、はじめての資産運用はリスクを抑えたつみたて投資で、という思いから「はつみ」と命名。
はつみは2018年のつみたてNISA制度開始から米国株式インデックスファンドを中心につみたて投資をはじめる。
6年間のつみたてNISAである程度の資産がたまってきたため、2024年からの新NISAをきっかけにポートフォリオの組み方について考えるようになる。
2024年からの成長投資枠でアクティブファンドなどへの分散投資を検討し、成長投資枠でつみたて投資をはじめることに。
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