日経平均株価とは?TOPIXとの比較で確認
突然ですが、日経平均株価とはどんな株価指数かご存じですか?
4/27(月)、日経平均株価の終値は60,537円36銭で、初めて6万円台で取引を終えました。
「いま日本株は好調なんだな」と思った方や、「自分の持っている株は上がってないのに…」と思っている方も多いかもしれません。
「日経平均6万円」を機に、日経平均株価とはどんな株価指数なのかを改めてチェックしていきましょう📝
日経平均株価は、日本の代表的な株価指数のひとつです。
その一方で、実は日経平均株価は日本の株式市場全体の動きをそのまま表しているわけではありません。
東京証券取引所のプライム市場という市場に上場している銘柄の中から、取引の活発さや業種間のバランスなどを考慮した225銘柄が選ばれ、その株価を使って算出されています。
数値は、225の構成銘柄の株価の合計を「除数」で割って算出されています。この算出方法は株価平均型と呼ばれています。
※厳密な算出方法は少し難しく、長くなってしまうため、今回は割愛します。興味のある方は、ぜひ調べてみてくださいね
この「株価平均型」には、株価が高い銘柄(=値がさ株)の影響を受けやすいという特徴があります。
この方法は、アメリカの代表的な株価指数「NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株価平均)」でも採用されています。
また、銘柄の入れ替えが原則年に2回行われるため、時代の変化が反映されやすい指数であるという特徴もあります。
ちなみに、日本の株価指数はほかにもあります。代表的なものが「TOPIX(東証株価指数)」です。
東京証券取引所に上場している1,661銘柄(26年2月末時点)の時価総額を基準に算出されています。
時価総額とは、企業の株価×発行されている株式数で算出されるもので、企業の規模や市場価値を示すものです。
TOPIXの算出方法は、浮動株時価総額加重型と呼ばれています。
1968年1月4日の全銘柄の時価総額の合計を100ポイントとした場合、現在の時価総額がどれくらいかを表しています。
TOPIXは1,661銘柄で構成されているため、225銘柄のみで構成されている日経平均株価よりも、日本の株式市場の実態により近い指数といえるでしょう。
つまり、日経平均株価は“市場全体の動き”を見る指標としては、偏りが生じやすい特徴があるのです。
図表1 日経平均株価・TOPIXの比較
日経平均株価の“偏り”の中身をチェック
先ほど「日経平均株価は株価が高い銘柄の影響が大きい」と述べました。
日経平均が6万円で取引を終えた、4/27(月)のデータをみていきましょう。
この日、日経平均株価の寄与度(各構成銘柄が日経平均株価の変動に与えた影響)をグラフにしてみました(図表2)。
上位4銘柄だけで、寄与度が35%を超えていることがわかります。
225銘柄で構成されているのに、そのうちのたった4銘柄が日経平均の3分の1以上を動かしているということです。
このように、株価が高い銘柄が上昇すると、日経平均株価もつられて上昇してしまうのです。
学校で例えると、あるテストのクラス平均点を、高得点の4人がぐいっと引き上げているようなものです。
上位の4銘柄のうち、アドバンテスト・東京エレクトロン・ソフトバンクグループは株価が高いだけでなく、
現在注目されているAI・半導体関連の銘柄であることも要因のひとつです。
ちなみに、残り1つのファーストリテイリングは、皆さまおなじみの「ユニクロ」を展開する企業です。
つまり、日経平均株価を一言で表すと「一部の株価が高い銘柄の影響を強く受ける株価指数」といえます。
日経平均株価は株価が高い銘柄の影響が大きいという特徴をもつため、「日経平均6万円!」というニュース=日本国内の株式動向が堅調である、とは言い切れないことがお分かりいただけたでしょうか。
「日経平均が好調!」というニュースだけで市況を判断すると、日本の株式市場の実態を見誤る可能性があります。
図表2 4/27(月)の日経平均株価の寄与度上位4銘柄
図表3 マユコの投資レシピ 【日経平均株価を見るときのポイント】
日経平均株価6万円をどう受け止める?初心者が見るときのポイント
日経平均株価が注目されている理由には、先ほどご紹介したTOPIXとの格差があげられます。
日経平均株価とTOPIXの値動きをグラフにしたのが図表4です。
TOPIXも上げ基調になっているとはいえますが、やはり日経平均株価との乖離が見てとれますよね。
ここまで見てきたように、日経平均株価は一部の値がさ株の影響を強く受ける株価指数です。
そのため、「日経平均株価が上がっている=日本株全体が好調である」とは限らないことを今回のレシピを通して覚えていただけるとうれしいです。
TOPIXの動きも併せて見ることで、「一部の銘柄だけ上がっているのか」や「全体的に上昇しているのか」を確認することができます。
興味がある方はさらに、どんな銘柄が日経平均株価を押し上げているのかも確認すると面白いかもしれませんね。
日経平均株価はニュースなどでよく耳にする株価指標ですが、その動きをそのまま受け取ってしまうと実態を見誤る可能性があります。
これからは、「日経平均株価だけでなくTOPIXも見る」「動きの中身を見る」などの視点も持つことで、より実態に近い市場の動きが見えてくるはずです。
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どんな銘柄が上がって、どんな銘柄が下がったのか、どんな業種が好調なのか、ぜひ確認してみてくださいね。
今回は日経平均株価とはどんな株価指数なのかについて、簡単に解説させていただきましたがいかがでしょうか。
今月は21日にも更新予定です。またお会いしましょう👋🏻
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図表4 日経平均株価とTOPIXの値動き(25年4月1日~26年4月28日)
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