投資対象としてのイーサリアム(ETH)の魅力

提供:株式会社HashHub
2025/12/10
ETHはブロックチェーンであるイーサリアムの基軸暗号資産です。
イーサリアム(ETH)は、単なる“暗号資産の一つ”を超え、スマートコントラクトという汎用的な実行レイヤーのネイティブ資産として機能します。ETHはネットワーク手数料(ガス)の支払い手段であり、バリデータのステーク(担保)としてネットワークの安全性を担保し、DeFi・NFT・ステーブルコイン・ゲーム/ソーシャルアプリまで、分散アプリケーション(dApp)あるいは分散型金融(DeFi)経済圏の基軸コモディティとして需給が形成されます。実需に裏づいて使われる通貨という点が、価格形成のドライバーになり得ることは投資家にとって重要です。
1.そもそもETHが主に何に使われているか
①ガス代としてのユーティリティ
イーサリアムの各トランザクションやコントラクト実行にはガスが必要で、後述しますがそのベースフィーはプロトコルにより決定・焼却(バーン)されます。
つまり、イーサリアムを使うには必ずETHが必要で、使われたETHは焼却される仕組みで、実需があればETHの価値は上がりやすい構造です。
②dApp経済圏の決済・担保”資産
ETHはブロックチェーン上の金融アプリケーション群であるDeFiでの担保資産、NFT(デジタルコレクションアイテムなど)のミント代、ステーブルコインの発行・清算フローなどに広く用いられます。用途の多層化が需要の裾野を広げ、ネットワークの継続的な利用(ガス消費)を下支えします。
③レイヤー2スケーリングの進展
イーサリアムは様々なレイヤー2ブロックチェーンの基盤となっており、他のレイヤー2が成長すれば間接的にETH需要が増します。例えばアメリカの最大の取引所であるCoinbaseも独自のレイヤー2のBaseを展開していますが、その基盤はイーサリアムです。
2.ステーキングによる利回り収入
Proof of Stake(PoS)移行後、ETH保有者はネットワーク検証に資本(ETH)をステークすることで、新規発行と手数料分配に基づく報酬を得られます。これは利回り報酬のようなもので、過去3%~4%で推移してきました。
リターンは総ステーク量、ネットワーク手数料、MEV(最大抽出価値)の環境などで変動します。
日本ではSBI VCトレードをはじめとした暗号資産取引所がステーキングサービスを提供しており、これらを利用してETHで利回りを得ることができます。
3.バーンによる供給制約(トークン・エコノミクス)
EIP-1559(2021年)により、各ブロックのベースフィーは恒常的に焼却され、需要(ブロック混雑)に応じて手数料が調整される市場設計になりました。これにより、ネット供給=新規発行−バーンというダイナミクスが生まれ、オンチェーン活動が活発な局面ではネットデフレに傾くことがあります。(Ethereum Improvement Proposals)
さらにThe Merge(2022年)でPoSへ移行し、ETHの発行ペースは大幅に低下しました。供給サイドの引き締まりに、需要サイド(L2拡大・dApp利用)の増加が重なると、需給のタイト化が進む設計です。もちろん、価格はマクロやリスク資産センチメントにも影響されますが、プロトコルレベルでのインフラ需要に加えて、仕組みとしての供給制御は中長期の投資ストーリーとして理解しておくべきです。
4.ETF需要
米国のスポットETH ETFは2024年7月に上場し、伝統的な証券口座から原資産の価格エクスポージャーにアクセスできるようになりました。上場初日から資金流入が観測され、以降も商品ラインアップが拡充されています。ETFはカストディ・執行・保管の運用オペレーションを内包するため、機関投資家や適合性の厳しい投資家にとってETHをポートフォリオに加えやすくなりました。
実際に2025年夏には機関投資家需要でETHが大きく買われて、価格が急騰する場面がありました。
まとめ:ETHは使われるインフラ資産
ETHは基盤となるブロックチェーンのイーサリアムが使われること自体が需要であり、EIP-1559によるバーンとPoS移行による発行抑制が供給サイドの制約として働きます。Dencun以降のL2コスト低下が利用拡大を後押しし、ETFによるアクセスの民主化が資金フローを可視化・拡充しています。ブロックチェーン上のユーティリティがあり、その使用に応じて供給が減っていくという組み合わせは、ビットコインや他のコモディティには見られない特徴です。
参考(出典)
・スマートコントラクト/DeFiの基礎、ガス設計:Ethereum.org(スマートコントラクト、DeFi、ガスと手数料)(ethereum.org)
・EIP-1559によるベースフィーの焼却:EIPs(1559)(Ethereum Improvement Proposals)
・The Mergeと発行の変化:Ethereum.org(Mergeの供給)(ethereum.org)
・Dencun(EIP-4844)とL2コスト:EFブログ/Roadmap FAQ(Ethereum Foundation Blog)
・ステーキングの仕組み・リスク:Ethereum.org(PoS、報酬とペナルティ、Staking)(ethereum.org)
・Shapellaによる引き出し解禁:EFブログ、Ethereum.org(Withdrawals)(Ethereum Foundation Blog)
・米国・香港のETH ETF:Reuters/SEC関連・SFCスピーチ等(Reuters)
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