ビットコインと金(ゴールド)の比較、共通点と相違点

ビットコインと金(ゴールド)の比較、共通点と相違点

提供:株式会社HashHub

2025/12/10

ビットコインは仮想通貨(法令上は暗号資産と呼称される)と呼ばれることはあっても、「通貨」ではなく、ゴールドのような「コモディティ」に近いということは多くの人にとって既に共通認識になっています。
この性質は全ての暗号資産に当てはまるものではないですが、少なくともビットコインには強く当てはまります。
限界供給量が設定され、本物の証明ができるビットコインの性質はゴールドに近いと言えます。
今回は改めて、ビットコインと金(ゴールド)の比較をして共通点と相違点を洗い出します。
金と比較したビットコインの位置づけを概観することを目的とします。

1.ビットコインとゴールドの共通点と相違点

ビットコインとゴールドの共通点と相違点は以下のように整理できます。

共通点

・希少価値がある
世界中で採掘されたゴールドを全て集めても50メートルのプール2杯分ほど、将来に採掘される今は鉱山に埋まっているゴールドを合わせても50メートルのプール4杯分しかないと言われています。一方、ビットコインも総発行数は、2,100万枚であり、絶対量は決まっています。将来の全量も決まっている点でこれは同様で、ビットコインはゴールドをモデリングした設計になっています。

・偽造ができない
錬金術という試みが何世紀も稜線しても、失敗しているように、人工的にゴールドをつくることはできません。同様にビットコインの偽物をつくることは暗号学的、あるいはブロックチェーンの仕組み的に不可能とされています。

・本物の証明確認ができる
ゴールドの偽物らしきものを作っても、本物の証明確認ができます。同様にビットコインも現物を自身で保有していれば秘密鍵の署名を通して本物であることや所有していることを証明できます。

・分割しても、その価値の合計は減らない
ビットコインは、小数点以下8桁まで分割ができます。ゴールドも同様に分割しても価値があります。キログラムバーから豆粒のような貯蓄商品まで様々な形で精錬されます。

・採掘にはコストがかかる
金の採掘にはコストがかかります。ビットコインにもマイニングという仕組みがあり、PoWのアルゴリズム設計がなされており、新規発行のビットコインを得るには、電気代と設備投資のコストがかります。

・劣化しない
1オンスの金は永遠に1オンスであるように、ブロックチェーンが続く限り、1BTCもずっと1BTCです。

相違点

・金は物理物質である
言うまでもないですが、金は物理物質であり、ビットコインはソフトウェアです。

・金は装飾需要がある
金は、資産としてだけでなく、同時に、アクセサリーや工業用としての需要もありますが、ビットコインは、それらには利用できません。

・ビットコインはコピー&ペーストができ、代替品に近いものが複製できる(アルトコイン)ことに対し、金は、唯一無二の元素
ビットコインは、オープンソースのコードです。ビットコインのネットワーク自体をコピーすることはできませんが、このコード自体は、コピーができ代替品に近いものが作れます。それが、ライトコインなどを始めとしたアルトコインです。金は、唯一無二の元素で、これの複製品は作れません。

・ビットコインは、プログラマブルである
ビットコインのコードは、マイナーの合意によって変更を加えることができます。プログラマブルです。

・ビットコインはゴールドと比較したら決済に向いている
ビットコインもゴールドもその性質上、長期的に価値を保存する貯蓄商品的な性質が強いです。しかしながら、支払手段の観点にもあえて目を向けると、ビットコインは10分−20分で世界中のどこにでも好きな量の送金を低コストで行えるので、決済に向いています。

2.ビットコインとゴールド、それぞれ需要の違い

ゴールドとビットコインは価値の保蔵という点で類似しますが、需要構造は根本的に異なります。
ゴールドは中央銀行の準備資産、ジュエリーや工業用途、個人の安全資産需要といった実物ベースの多層的需要を抱えています。特にロシアのウクライナ侵攻によって西側諸国がロシアの米国債を凍結したことを契機に、中国やグローバルサウス諸国の中央銀行は毎年ゴールドの外貨準備を増やす傾向が顕著になりました。一方、ビットコインは発行上限(2100万枚)というプロトコル的希少性を核とし、投機、機関のトレジャリー運用、ETF、リテール、決済実験やネットワーク効果が需要を駆動します。
投資家の属性の観点でいえば、特に2024年のトランプ大統領再選によって暗号資産に好意的な政策が推進、あるいはそれ2024年初頭のアメリカでのETF承認がきっかけで、最近ではビットコインは無国籍資産でありながらアメリカの投資家の資金が非常に多く流れる構造になっています。ゴールドについてもアメリカの投資家はETFで買いますが、ゴールドの投資需要はより世界に分散されています。
このような観点でいえば需要の層の厚みはゴールドのほうが多層的ですが、それはビットコインの歴史がまだ15年程度であり、ゴールドは紀元前からその価値が認められていたことを加味すればそれは当然と言えます。しかしながら、それはビットコインが投資対象として劣後するということではなく、よりダイナミズムがある値動きを好むトレーダーや、将来の成長性を見込む投資家にとってはより良い投資対象として検討する価値があるということでもあります。

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