私はiDeCo(イデコ)を年払いするのがいい?月払いがいい?考えてみよう

2018年1月から、iDeCo(イデコ)の掛け金拠出方法に、月払いだけではなく年単位拠出(以下、年払い)も選択できるようになりました。ひかりさん(仮名・35歳)は、勤務している会社に企業型確定拠出年金がないため、老後資金形成のためにiDeCoへの加入を検討しています。ひかりさんは月に1万円(年間12万円)の拠出を考えています。その場合、月払いと年払いのどちらがいいのでしょうか。

iDeCo(イデコ)とは

iDeCoは、加入者が掛け金を拠出して運用します。掛け金と運用益との合計額をもとに、60歳以降に給付を受ける私的年金の制度です。掛け金は全額所得控除となり、運用益や受取時にも税制上の優遇措置を享受できます。ただし、iDeCoは途中で手持ち資金が不足しても60歳まで解約することができません。

iDeCo(イデコ)の月払いと年払いってどういうこと?

iDeCoの月払いとは、定額の掛け金を毎月拠出することです。掛金額は、5,000円から1,000円単位で職業ごとに定められた上限まで自由に設定できます。年払いは、2018年から始まった年単位拠出という制度を利用して行います。12月から翌年11月を1年とし、この1年を自由に区分して加入者が年1回以上、任意に決めた月にまとめて拠出できます。掛金額は、「5,000円×拠出区分の月分」以上当該拠出限度額以下1,000円単位です。

そのため、収入が増えるボーナスなどの時期にあわせて、拠出を年1回や年2回などと自由に設定できるようになりました。掛け金を年単位で拠出したい場合は、「加入者別掛金登録・変更届」を提出し、事前に拠出の年間計画を設定する必要があります。

iDeCo(イデコ)を月払いにしたほうがよい人

投資信託など値動きのある商品を購入する際、一度にまとめて購入すると、そのときの相場の影響を受けやすくなります。しかし、定期的に購入し続けると購入単価が平準化されることによって相場から受ける影響を小さくすることができます。この投資方法がドルコスト平均法です。

iDeCoでは、掛け金の拠出日が翌月26日と決まっているため、有利な相場を狙って購入することはできません。ドルコスト平均法によって平均購入単価を平準化させたい場合は、月払いが向いているでしょう。

iDeCo(イデコ)を年払いにしたほうがよい人

iDeCo では、掛け金を拠出するたびに国民年金基金連合会に103円を支払う必要があります。月払いの場合、年間で1,236円(103円×12ヵ月)の手数料がかかります。iDeCoでの運用を、値動きのない元本確保型商品を中心に考える場合には、1年に1回まとめて拠出したほうが手数料を削減することができます。

ひかりさんはどうする?

ひかりさんは、投資に興味があるのですが、まだ値動きのある商品を購入することに少し不安を感じています。そこで、投資の知識が身につくまでは、まず元本確保型商品で運用することにしました。年に2回のボーナスの時期に拠出をすることにして年払いを選択しました。ですが、実はひかりさんは、年間12万円の掛け金では少ないような気もしています。しかし、掛け金を多くして途中でお金が足りなくなることも心配です。

iDeCoの拠出額は、年に1回変更できます。月払いの場合、最初に毎月1万円と設定すると1年間は変更できず年間12万円と確定します。一方の年払いでは、1年に1回、拠出区分や拠出額を変更することができます。ひかりさんは、もっと掛け金を拠出できそうな場合には、2回目の拠出額を増やすことにしようと考えました。

年払いという選択肢が増えたことで、手数料を削減したり、収入の多い月にまとめて拠出したりすることができるようになりました。拠出方法は変更することもできるので、「どのような商品を中心に運用していくのか」という点から掛け金の拠出方法を検討してみましょう。

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