対談

【役員×若手】リスクを恐れないから挑戦できるフィールド

  • 【役員×若手】リスクを恐れないから挑戦できるフィールド
    PROFILE 小川専務
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    PROFILE 小川
    入社 2016年新卒入社
    所属 サービス開発部
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    PROFILE 太田
    入社 2019年新卒入社
    所属 デジタル営業部
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    PROFILE 森田
    入社 2018年新卒入社
    所属 戦略事業推進部

個性×こだわりを活かして、「得意」を突き詰める

専務:そもそもみんなはなぜSBI証券に入社したのか覚えている?

小川:私の場合は、資産運用をやっていたことが理由ですね。

専務:確か小川は入社した時に「何のために働くの?」って聞いたら、「収入を得るためです」と答えていたよね。

小川:本当ですか? でも仕事は「生きていくため」という考えはありましたね。

専務:小川は「仕事は収入を得るため」と言っていたぐらいだから、仕事に対してどの程度熱い想いを持っているのか少し探っていた時期もあったんだよね。でもNISAや口座開設まわりの仕事を任せてみたら、それまで「仕事は収入のため」と言っていた人間が、法令をしっかりと読み込んだりしていて。このあたりから仕事に対しての熱量が目に見えるようになって、「あ、やっぱり小川は熱い思いを持っていたんだな」って安心した。

小川:そうですね。仕事を頑張ることは結局自分自身のためになることだと思うし、自分が楽しいと思う仕事をやらせてもらえていることが一番のやる気につながっていると思います。システム開発の仕事においても、自分で納得できるシステムを作った時の達成感が一番のやりがいになっていますね。もしかしたら、私はそこにはまったのかもしれません。

専務:そうだよね。そこから人が変わったように仕事に対するスタンスが変わったよね。

太田:スタンスが変わった後の小川さんにしか会ったことがないので、そういう初期のイメージがないです(笑)。

専務:仕事を任せたことで、仕事と向き合って、自身で考えて、自身で仕事のスタイルを決めたという感じだよね。小川のいいところは、他の人なら言われたとおりにやるだけのところを、「どの法律に基づいてこれができているのか」「なぜこれをやってはいけないのか」を主体的に調べにいくところ。しっかり自分自身で納得したうえで作っているから、社内での承認を得る時もすごく上手だった。そこが他の人と違うところだし、評価が高いところだよね。

小川:私は達成感を求めて仕事をしているので、他の人からの評価をあまり気にしていません。だからこそ、自分自身を高める意味でもいろんな知識をつけて、プロジェクトを自分で完結できるように進めていくことに重きを置いています。それが廻り廻って誰かのためになっていたらいいなと思っています。

専務:かっこいいな! では、次は森田。なんでSBI証券に入ったの?

森田:私は学生の時に理系で学んでいて、大学院に進もうと思っていました。しかし、飲食のアルバイトをしていたことから、会社で働く方が好きかもしれないと思って、秋に就活を始めました。そこで学校の掲示板にSBI証券の募集をみつけて、直接人事部にメールしたのがきっかけです。小川専務の面接を受けて、専務の人柄に惚れて入社を決め、入社後も小川専務が管轄している経営企画部が第一希望だったのですが、第一希望への配属は叶わず、別に希望していた部署に配属となりました。大学は理系だったこともあり、本当に金融の知識がないなかで1年半がむしゃらに頑張った記憶があります。自分が置かれた立場を素直に受け入れ、1年半頑張ったことは今でも活きているので良かったと思っています。その後、希望していた経営企画部に異動することが叶いまして、今は経営企画部に来て3年ほど経ちます。

専務:金融知識が少ないなかで本当に一年半よく頑張っていたと思うよ。その頑張りがすごく見えていたからこそ、希望する部署で仕事させてあげたいと思ったんだよね。希望していた経営企画部に来てからの森田の評価はさらに抜群なのよ。

森田:私としては、他の人からの評価を気にしていたので危機感が働いたんです。小川さんとは逆で、仕事は達成感を得ることよりも、他の人にどう評価されるかに重きを置いています。

専務:どうして?

森田:承認欲求の塊、ですね。

小川:私とは真逆の考え方!

森田:はい、ここは多様性ということで(笑)。

専務:小川に関して周囲は、小川が仕事に主体的に取り組むようになってから、達成感を求めて仕事をする姿勢を小川の『個性』と見るようになったと思う。だから今すごく評価されている。SBI証券は少し珍しくて、真逆同士のタイプもいれば、またそれとは違うタイプもいて、同じタイプが2人といない。

太田:確かに、みんなタイプが違う!

専務: SBI証券の場合は、「とりあえずチャレンジしてみな」といって若手も経験させてもらえる環境だから、そこはやっぱり他の企業と大きく違うところだよね。

専務:はい、最後に太田! どうしてSBI証券に入社したの?

太田:私は大学生の時に、地方に行ってアンケートを取るという実習をやっていたのですが、そこで人とコミュニケーションをとることがものすごく好きなことに気づきました。それで「人とコミュニケーションをたくさん取れる仕事って何だろう?」と考えたら、営業職だなと思って。その営業職のなかでも証券業界を選んだ理由は、証券業界は事業自体が社会貢献につながっていると思ったからです。会社が上場すればそこにさらに雇用が生まれますし、日本経済の発展にも繋がるので、事業そのものが直接社会に貢献していると思いました。さらにお客さまと広く知り合えて活動できるのは、これからの時代はネットだなと思いSBI証券を選びました。とは言っても入社してから希望が変わって、今は営業職ではなくてマーケティング職をしていますけどね(笑)。

小川:ちゃんと考えているよね。

太田:でも、面接のときは緊張していたから、こんな風には全然話せなかったです!

専務:太田の面接はとても良く覚えているよ。目力がすごすぎて!(笑)

太田:だってSBI証券がダントツで第一志望だったので!

専務:もうこっちが吞み込まれるくらいの目力でさ。面接官じゃなくて学生の圧の方がすごいわけ。「私を!入社させてください!」みたいな感じだったね。

太田:そうなんですよ。50社近く証券会社を受けていたのですが、他の企業の面接を重ねていくたびにSBI証券への熱意がどんどん強くなってしまって…。SBI証券の面接の時はとても緊張して、それで目に力が入ってしまったんでしょうね。

若手から活躍が許されるフィールドで、唯一無二の花を咲かせる

太田:最初は「コミュニケーション=営業」という考えを持っていましたが、マーケティング部に配属になってみると、マーケティングはとてもコミュニケーションが大事な仕事だと痛感しました。アライアンス事業などを行うなかでも、たくさんの社内部署や社外の方々とコミュニケーションを取ることになるので、これこそ私がやりたかったことだと分かって、今の部署ではとても楽しく仕事していますね。

専務:太田はニコニコして甘え上手みたいな雰囲気だけど、中身はとっても真面目。責任感があって、仕事をやり切るまでは帰らない、みたいな熱意があるよな。このスタンスがずっと変わらないので、そこはいいなと思う。

太田:ありがとうございます!

専務:なるべく早く帰ってほしいけどな(笑)。それからもう一つ、太田がやった仕事で印象的なことは、アライアンス先の企業さんとのやり取り。先方に伺ったときの話なんだけど、太田が先方の担当者に向かって、その企業のキャラクター愛をものすごく表現するんだよ。「私、このキャラクター大好きなんですー!」って。自身が関わる仕事を好きになるためなのか分からないけど、キャラクターを好きになって、どういう風に広げていこうかと真剣に考えて伝えるから、それが先方にも刺さったんだろうね。なんと段ボールいっぱいにそのキャラクターのグッズが太田に送られてきたんだよ!

太田:そうなんですよ! 私宛に段ボールでどーんと頂戴しました!

専務:しかも、先方から直々に頂いたからね。俺、初めて見たよ、そういうの! 俺は一切頂いてないんだよ。だから、太田の熱意が伝わったということなんだよな。
今回は、キャラクターが好きだったかもしれないけど、それ以外でも自身に与えられた仕事を好きになって、掘り下げてやり切る、というところが、太田のスタイルだよな?

太田:そうですね。

小川:「好き」の領域を広げるっていうのは素直にすごいなって思いますね。私の場合、自分の「好き」が全てなので。

専務:仕事において、「当事者意識をもてる人をいかに増やせるか」という仲間づくりが大事だと思う。

太田:それ、すごくよく分かります!

専務:なぜかと言うと、今、他の企業さんとも一緒に仕事をしているんだけど、最初は全くつながりの無かった企業の担当者さんも、日々コミュニケーションを重ねてきたことで互いに当事者意識をもって案件を考えるようになるんだよね。そうすると、案件を良い方向に進めようと、協力的な行動をとるようになる。お互いの線引きはあるけど、双方で補い合うみたいなときがあるんだよね。

太田:専務の話、すごく共感できます!

専務:はい、ありがとうございます!(笑)

太田:どちらの企業もクライアントじゃないし、対等な関係なのがアライアンスです。そこで0から1をみんなでつくらなくてはならないとき、「太田さんだからやってあげたい」とか、私も「何々さんだからやってあげたい」という気持ちがないと、スムーズに案件を進めることはなかなか難しいと思っているんです。だから私は、「ありがとう」を言ってもらう数と、言う数を増やすことを意識していますね。

専務:素敵だな! 森田はまたちょっと違った考え方だよな。今いろいろな仕事をやってくれているけど、俺のなかでは、森田ってスーパースターなわけ。仕事を任せると、返ってくるのがものすごく早い!「いつやったの?これ」という感じ。

太田:スパコンだ!

専務:そう、スパコンなんだよ。どうなの? スパコンの森田は。

森田:誇張してますよね(笑)、もちろん質にもこだわっていますが、気づいたらスピード重視でやるようになってしまっていました。スピードが大事だというのは、SBI証券の文化だと思っているので。でも、やっぱり文化が違う企業と何かを進めるなかでは悩んだりしますね。そこは本当に自分のやり方だけではどうにもうまくいかないことがあると実感しています。だから文化が違うところ、特に金融じゃない企業との関わりのなかで、大きく違う部分を味わって、お互いに許容しつつ、お互いを尊重できるようにしていくように心掛けています。

専務:森田はそういうのをね、頭で考えられる人だよね。太田は感情で入るタイプで、仲間づくりをしていくんだけど、森田の場合は、「この業界では」とか「あの人はこうなんじゃないか」とか、すごく考えて接しているよね。

森田:相手によって接し方は変えています。例えば熱血タイプじゃない方がいい人、ビジネスライクの方がいい人も結構いるので、そこは淡々と接したりしていますね。

専務:だから、いろんな人に合わせて、メールの打ち方や会話の仕方とかも変えているのを感じているよ、最近。

太田:すごい!

専務:今は仕事の幅も広がって、経営企画部の枠にとらわれない仕事も多いんじゃない?

森田:はい、もはや証券会社の仕事ではないものもありますね(笑)。

専務:日本デジタル空間経済連盟というものを今年の4月に立ち上げたけど、これも森田に「すぐに作ってくれ」って頼んでから、できあがったのが…2週間後だっけ?

森田:そうですね。

太田:早い! 本当にすごいですね。

専務:そう、ほんとにすごいの。それで、世の中にないものだったから名称をどうするか聞いたら、「日本デジタル空間経済連盟」って提案してくれて、さらに「英語名はこれでいいんじゃないですか?」ってところまで考えて提案してくれた。それを北尾会長に提案したらそのまま決まった(笑)。だから森田が決めたものが結構世の中にあるよな。

森田:相手の求めているものを考え、それを提案し、それが実際に決まっていくのは結構面白いですね。直結しすぎて怖い部分もありますけど(笑)。

太田:これぞ顧客中心主義!森田さんって人の気持ちを汲み取るのが得意なんですね。

専務:考えかな。気持ちというより考え方のような気がするな。

森田:そっちの方が大事に思っているかもしれないですね。その人が何を考えているか。

専務:太田は熱意で、森田は論理的にという違いはあるけれど、お客さまや取引先、社内問わず、相手が求めているものを提供したいという気持ちは同じ。それができると仕事にスピードがつくから、スパコン的にいろんな案件に取り組むことができるんだよな。

リスクを恐れず、みんなで走り抜けるベンチャーマインド

森田:一番大事なこととして、「スポンジになれ」と最初に言われたのが、結構響いていて覚えていますね。

専務:誰だ、そんなこと言ったの!

森田:小川専務です(笑)。それこそ一つ一つ関わる仕事に対応して常に何でも吸収できるようにスポンジのようになっておけと。貪欲に知識を吸い取って、向上していけというのは、この会社の特色だなって思います。

太田:確かに。

専務:そう、スポンジね。こっちはこれ以上吸収できないって言っても、「まだ入る」って言われるよね。俺もいまだに、急に言われる仕事がすごく多いから、びっくりするよなあ。
SBI証券では上席の立場になるほど忙しいし、廊下も走ってる(笑)。タクシーより電車が早ければ電車に乗るし、格好なんかこだわらない。俺も専務だけど専用の個室はないし、無駄なものを排除する文化がある。役員になってからも、従業員と近い距離でいられる。だからこそついてきてくれる人もいるのかなと思う。

太田:確かに、専務が一番働いてますよね。

専務:結局、SBI証券はそれだけ成長できる伸びしろがあるということ。自身の成長を貪欲に追ったり、主体性を持って仕事に取り組むようなベンチャーマインドを持った方たちが入ってくれたらいいよね。それで会社の成長を実感しながら、それぞれのなりたい姿を目指して目的を叶えていけばいいと思う。SBI証券は1年目だからこれをやる、2年目だからこれをやるというような、きちんと敷かれたレールに則って仕事をしたいという人よりも、それぞれが個人的にやりたいことを醸成していくというか、自身で構成や調整をやる意思がある人がすごく向いている会社だなって感じはするよね。

専務:さて、今後みんなは何かやりたいことってあるのかな?

小川:私の場合は、今やっている仕事が楽しいので、それをただただ突き詰めていくだけですね。関わっていないシステムもたくさんあるので、新しい知識も吸収して蓄えていきたいと思っています。

専務:森田は? 偉くなりたいとか、社長になりたいとか、ないの?

森田:後輩ができて思うことは、自分の後輩がどんどん育っていくところを見るのは面白いということですね。私自身がもっと知識を付けたり、仕事をこなしていくのはもちろんですが、後輩を育てることとか、どの人財をどのポジションに置いたら一番機能的に働いて、それが会社としてもスピーディーに結果を出せる、というような人財の配置などにも関われたらすごく面白いだろうなって思います。そのためには、目指す企業の姿みたいなものをこれからも探していきたいと思っています。

専務:なるほど。俺もよく学生の方から、最近で一番うれしかったことって何ですか、って聞かれるんだけど、部下の成長や部下の成功かなって答えるよね。日本デジタル空間経済連盟という名前は森田が考えたもので、それがそのまま世の中に出て、今そこに50社を超える企業が集まっているということも、部下の成功としてすごく嬉しいことだよね。

太田:今、お二人の話を聞いて思ったことは、SBI証券って何でも選べる、何でもやらせてもらえる会社なので、「やりたいことは何?」と聞かれてもたくさんのことが可能だから、明確な回答をすぐにするのが難しいなと思いました。でも私はそれがこの会社の面白みだと思っています。私は今後マーケティング部としてできることを常に考えて頑張っていきたいなって思っています。

専務:いいこと言うねえ。

太田:また、生涯マーケターでいたいと思うくらい素敵な職業に出会わせてもらった会社には、ちゃんと恩返しをしたいなって思っています。4年目にもなると、業務フローなどでの無駄なところや、変えるべきところも見えてきたので、そこは新卒で入社した社員として改善していき、より収益に貢献していきたいと思っていますね。

専務:SBIグループ全体が、北尾会長をはじめ、若い人の意見をよく聞いてその意見を大事にするところがあるよね。そしてリスクを恐れないのもグループの文化。SBI証券ではリスクを負っていい、失敗してもいい、という文化があるよね。失敗から何を学んで、次の挑戦にどう活かすことができるかということのほうが大切だと思う。

太田:SBI証券には、若手のうちから挑戦させてもらえる環境があると思います。本当にメインで任せてもらえる。誰かのサポートではなく、本当にメインで。若手でもしっかり主体性を持って働かせてもらえるところがまさにベンチャーマインド。私にとっては本当にいい会社に巡り合えたと思っています。