米国株の銘柄選び&スクリーニング活用術

小次郎講師
2025/6/18
小次郎講師が伝授!すぐに実践できる銘柄選定法
米国株投資を始めてみたけれど、AppleやAmazonなどのニュースなどでよく耳にする「有名企業」ばかりを選んでいませんか?もちろんそれらの企業がよくないというわけではありませんが、本当に自分にあった投資先を見つけるには、”スクリーニング(銘柄選び)”が鍵になります。本記事では、投資教育のスペシャリスト・小次郎講師の解説で、SBI証券の「スクリーナー」の使い方や活用例をご紹介します。有名な投資法「ダウの犬」から小次郎講師おすすめのスクリーニング条件まで丁寧に解説しますので、銘柄選びに迷ったら、まずはこの記事をチェックしてみてください。
スクリーニングとは?
スクリーニングとは銘柄選びのことです。誰もが聞いたことのある有名企業に投資をする方もいらっしゃいますが、米国に上場する数千銘柄の中から自分にあった銘柄に投資ができるよう正しい銘柄選びをすることが重要です。
「米国株スクリーナー」は好きな条件を入力するだけで簡単に検索できる「スクリーニング(絞り込み検索)」ツールです。時価総額や企業の財務状況、業績見通しを表すコンセンサス情報、値動きを表すチャートのテクニカル指標等、約50種類の条件から好きなものを選んで、精度の高い絞り込み検索ができます。
SBI証券の米国株スクリーナーを見てみよう
SBI証券サイトにログイン >外貨建商品取引サイト >投資情報タブの「米国」 >「スクリーナー」をクリック

※SBI証券スクリーナー画面
スクリーナー一覧にある、「おすすめスクリーナー」をクリックすると、ワンクリックで該当の検索条件を指定することができます。SBI証券がおすすめするスクリーニング条件を7種類ご用意しています。
アマゾンやアップルなど有名な株で取引したいと思ったら大型優良株、割安優良株は優良株の中で現在株価が安い銘柄、値上がり追求型は価格変動が大きい小型株、好成長型は値上がり追求型に似ていますが大化けする可能性があるもの、好配当銘柄は配当がよい銘柄となります。
皆さまの投資目的に応じたスクリーナーを選ぶというだけではなく、どんな条件になっているのか確認することが大事です。
大型優良株
スクリーナーの大型優良株をクリックすると左側に条件設定が表示されます。市場はニューヨーク証券取引所、ナスダックが選択されており、規模は大型株25社が選ばれています。詳細検索項目では、ROAが10%以上のものが選ばれているということが分かります。
ダウの犬

ダウの犬投資法は、非常に有名なスクリーニング手法です。
「ダウの犬」をクリックすると28銘柄が表示されますが、この中から「配当利回りの高い」順に10社選んで投資するのがダウの犬の投資法です。
配当利回りが高いということは、その企業の業績が良いということが考えられます。それ以外にも、株価が安いと同じ配当金額でも利回りが高くなります。NYダウ30社のような超一流企業で業績が悪くないのに株価が下がっているとしたら、その銘柄は将来上がる可能性があります。また、配当利回りを見て買っている投資家も多くいるので、現在株価が安くて配当利回りが高いと、その銘柄が買われ、上がっていく可能性があります。
10銘柄だと投資に必要な金額も大きくなるため、投資可能額に応じて10社ではなく、5社・6社と投資する銘柄数を選んでもいいでしょう。
自分だけのスクリーニング条件を「Myスクリーナー」に登録

※SBI証券スクリーナー画面
自分流のスクリーナー条件をMyスクリーナーに登録することもできます。Myスクリーナー機能では、お客さまが指定した検索パターンを7種類まで登録することができます。ぜひお気に入りの検索パターンを保存して、効率よく銘柄を探していきましょう!


小次郎講師おすすめ「小次郎講師スクリーニング」

小次郎講師流の検索条件はこちらです。
この条件で絞り込まれた銘柄のチャートを毎日見ていき、チャンスのタイミングがきたら買う、これが投資のやり方です。同じ条件でも、相場状況次第で表示数が変わってきます。表示数が多い場合は、例えばROAを7%、10%と数値を上げ条件を厳しくすることで表示数を減らしたり、表示数が少ない場合は条件を緩めるといった調整を行います。私は20件くらいが後でチャートを確認するのにちょうどよい水準です。
小次郎講師流の投資の基本の一つとして、自分流のスクリーニング方法を持つというのが重要です。
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