投信はつみのNISAメニュー　2024年11月　～オルカンを超えた成長投資枠 5年リターンランキング～

投信はつみです。2024年もあと約1ヵ月となってきました。私たちのオフィスのエントランスにも恒例の巨大クリスマスツリーが登場し、一気にクリスマスモードになっています。今回も2025年からのNISA・成長投資枠で検討してみたい好成績ファンド、NISAメニューをご紹介します。
過去のNISAメニューはバックナンバーを見てもらえると嬉しいです！

今回は期間1年、3年、5年リタ―ンのすべてで、eMAXIS Slim 全世界株式（オール・カントリー）（以下、オルカン）の実績を上回っているアクティブファンド（2024年10月末基準）を5年リターンランキングにしてみました（図表1）。
カテゴリー内での運用効率の相対評価を示すファンドレーティングと備考欄で長期好実績ファンドで構成されるSBIセレクト（11月25日時点）を表示しています。

成長投資枠でオルカンの期間1年、3年、5年リタ―ンを上回るアクティブファンドの数は20となり、2024年7月末の35と比べて大きく減少しました。2024年夏以降のマーケットの変動が大きかったことで、ファンド数が20に絞られています。オルカンのリターンと比較して上回っているのかどうかは、好成績ファンドを選ぶための有効な視点といえそうです。

20ファンドをカテゴリー別で見ると、国際株式・北米が13、コモディティが3、国際株式・グローバル・含む日本が2、国際株式・インドが2となりました。7月末と比べると米国株式ファンドの割合が増えて、最近低迷しているインド株式ファンドが減少しました。また金に投資するファンドがランクインしました。成長投資枠ならNISAで金への投資も出来るんですね。
金を組み入れたファンドについては、特集ページ「不安定な相場の今、押さえておきたい投資テーマ”金・ゴールド”」も参考にしてみてください。

5位の米国インフラ・ビルダー株式ファンド（為替ヘッジなし）は、米国のインフラ関連株式に投資する運用実績が7年を超えるファンドですが、新NISAのスタート時ではなく、10月10日に成長投資枠対象ファンドに登録されました。このような好成績ファンドが成長投資枠で増えてくれるといいですね。

2025年からの成長投資枠を使って、新たなファンドへの投資を検討されている方もいらっしゃるのではないかと思います。
これらのメニューを長期で高いリターンを狙うファンドとして分散投資をしてみてはいかがでしょうか。

図表1　成長投資枠でオルカンの1年、3年、5年リターンを上回るファンド　5年リターンランキング

• ※NISA・成長投資枠（SBI証券取り扱い、ネット購入可）で、1年、3年、5年リターンすべてでオルカンを上回ったアクティブファンドを5年リターン順に表示（2024年10月末基準）
• ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません

【投信はつみ　プロフィール】
投信家の長女として生まれる。金融機関に勤める20代。
父・たまるは、はじめての資産運用はリスクを抑えたつみたて投資で、という思いから「はつみ」と命名。
はつみは2018年のつみたてNISA制度開始から米国株式インデックスファンドを中心につみたて投資をはじめる。
6年間のつみたてNISAである程度の資産がたまってきたため、2024年からの新NISAをきっかけにポートフォリオの組み方について考えるようになる。
2024年からの成長投資枠でアクティブファンドなどへの分散投資を検討し、成長投資枠でつみたて投資をはじめることに。