ETFと投資信託は何が同じで、何が違う?
「ETF(上場投資信託)と投資信託、名前は似ているけれど違いが分からない…」「自分にはどっちが向いているんだろう…」そんなお悩みはありませんか?
実はどちらも「プロが運用する詰め合わせパック」という点は同じですが、「買い方」や「コスト」などに違いがあります。
今回は、投資初心者の方が自分にどちらが向いているかを選べるよう、ポイントを絞ってかんたんに解説させていただきます!
※このレポートでは東証上場のETFについて説明いたします。
まず、ETFとはExchange Traded Fundの略で、日本語では「上場投資信託」といいます。
ETFも投資信託の一種ですが、証券取引所に上場しているため一般的な投資信託とは少しずつ違いがあります。
一方でどちらも、多くの人から集めたお金(信託財産)を、プロ(ファンドマネージャー)が株式や債券などに投資・運用するパッケージ型の金融商品です。ETFや投資信託は、いわば「いろいろな投資先を詰め合わせたパック」です。そのため、1つの商品を買うだけで、複数の株式などに分散して投資することができます。
■ETFと投資信託の違い
1.価格
ETFと投資信託では、価格が決まるタイミングが異なります。
ETFは取引所に上場しているため、国内株式と同じように取引時間中なら市場の価格を見ながら、リアルタイムで売買することができます。「この値段になったら買う」という指値注文や、「値段に関わらずいまの価格で買う」という成行注文も可能になっています。
一方で、投資信託の価格(基準価額)は1日に1回しか公表されません。そのため、注文を出した時点で実際にいくらで購入できるかを知ることや、購入時に価格の指定をすることはできません。売買の注文が成立したタイミングで購入価格が決定します。※
※投資信託は、注文時点では適用される基準価額が分からず、原則として約定日に決まる基準価額で購入・換金されます。
2.最低投資金額と積立設定の自由度
ETFと投資信託では、最低投資金額や積立のしやすさに違いがあります。
まず、ETFは株式と同じように市場で売買されるため、購入金額は「価格」と「売買単位」によって以下のように決まります。
最低投資金額 = 最低売買単位 × 1口当たりの価格
ここでいう価格とは、SBI証券の個別銘柄ページに表示されているETFの1口当たりの価格を指します。
例えば、最低売買単位が10口で1口当たりの価格が4,000円の場合、最低投資金額は10×4,000で40,000円になります。
ETFでも積立設定は可能ですが、自分の好きな金額で自由に積み立てられるわけではなく、購入する口数に応じた金額が必要になります。
そのため、投資信託と比べるとキリよく少額から積み立てる自由度はやや低くなります。
一方、SBI証券では投資信託は100円から投資が可能となっています。
積立設定も柔軟にすることができ、「毎月1万円」「毎月3,000円」のように自分で金額を指定して積み立てていくことができるのが特徴です。
さらに、投資信託では「クレカ積立」も利用できます。クレカ積立は、投信積立をクレジットカードで決済できるサービスです。
毎月の積立額に応じてポイントが貯まるため、投資信託をコツコツ積み立てながら、ポイントも活用できる点がメリットです。
3.手数料
ETFと投資信託は、どちらも商品を持っている間にコストがかかります。
このコストは「運用管理費用(信託報酬)」といい、年率何%というかたちで表示されていますが、商品を持っている間は毎日運用資産から少しずつ自動的に引かれます。毎日差し引かれるものであるため、長期投資を前提とする場合には特に確認すべきポイントです。
一般的にはETFの方が信託報酬が低い傾向がありますが、近年は信託報酬を低く抑えた投資信託も増えており、その差は以前ほど大きくありません。
「ETFだから必ず低コスト」「投資信託だからコストが高い」とは一概にはいえません。商品ごとのコストを目論見書等で確認することが大切です!
また、ETFは売買時に手数料がかかる場合がありますが、SBI証券では国内ETFの売買手数料は無料※となっています。
※国内ETFの取引手数料無料は、インターネットコースのインターネット取引が対象となります。(取引手数料0円の対象になるには、電子交付設定等の諸条件を満たしていただく必要があります。)
一方で、投資信託の場合には買うときに「買付手数料」を、また、売るときには「信託財産留保額」を負担する場合があります。
【マユコの投資レシピ】では、投資信託のコストについて詳しく解説した記事もございますので下のリンクからぜひご覧ください。
【マユコの投資レシピ】初級- 知らないと損?投資信託の3つのコスト
図表1 【比較表】 ETFと投資信託の違い
自分にはどっちが向いている?投資スタイル別に考えてみよう
ここまでETFと投資信託の違いについて見てきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
ETFと投資信託、どちらが優れているという絶対的な正解はありません。
ここでは、それぞれどのような方に向いているかを整理します!ご自身が何を大切に投資をしたいか、考えてみてくださいね。
■忙しくて投資にあまり時間をかけられない
仕事や学業、家事、育児などで忙しく、投資に時間をかけられない方には投資信託がよい選択肢となるでしょう。
投資信託は一度積立設定をしてしまえば、あとは基本的にほったらかしでも自動で商品の買付が行われます。
ETFでも積立投資はできますが、投資信託は100円から金額指定で積立できる商品ですので、自分の好きな金額でキリよく買うことができて、積立設定をしやすいというメリットが活かせます。
投資信託は、日々の値動きを気にすることなく、自分のペースで資産形成をしたい方に向いているといえるでしょう。
■毎月決まった金額で積立投資をしたい
「毎月決まった金額を積み立てたい」「投資のタイミングを考えるのが面倒」という方にも、投資信託がよいでしょう。
上でも述べたように、投資信託は積立金額を自分の好きなように決められます。100円から投資をすることができますし、毎月・毎週・毎日などから発注を行う頻度も自分で設定することができます。
投資を続けるうえでは、無理のない金額で始めることも大切です。投資信託は定期的な積立投資をしやすいため、これから投資を始める方にも向いているといえるでしょう。
■相場を見ながら売買したい
相場の価格変動を見ながら「今買いたい!」「この価格になったら売りたい」など、自分で売買タイミングを判断したい方にはETFがよい選択肢となります。
ETFは株式と同じようにリアルタイムで価格が変動するため、指値注文や成行注文を利用することができます。自分で売買のタイミングを判断できるため、価格にこだわって取引したい方に向いています。株式市場の日中の値動きの幅を活かして短時間で売買するなど、上手く取引できれば大きな収益につながる可能性もあります。
投資信託の価格は1日に1回しか公表されないので、市場の値動きを見ながら投資をしたい方にとってはETFの方が使いやすいと感じるかもしれません。
また、ETFは株式と同様のスケジュールで取引が行われるため、売却したお金を比較的早く引き出したり、別の商品への投資に回したりしやすいという特徴もあります。
個別株取引デビューをする前のお試しとしても活用できるのではないでしょうか。
取引のスケジュールについてもっと詳しく知りたい方はこちら
・国内株式の取引スケジュールについて
SBI証券 よくあるご質問 Q.株式の約定日と受渡日とは何ですか?(買い注文・売り注文)
・投資信託の取引のスケジュールについて
【マユコの投資レシピ】初級- 投資信託の約定はいつ?注文から受渡までの流れ
図表2 マユコの投資レシピ【ETFと投資信託 自分に向いているのは?】
SBI証券で気になるETFを探してみよう
ここまでETFと投資信託の違いについて見てきました。
ETFと投資信託には違いがいくつかあるものの、どちらもパッケージ型の商品であるため分散投資の効果を得ることができます。
例えば、日経平均株価に連動したETFや投資信託では、たった1銘柄を購入するだけで225もの銘柄に分散投資するのと同じ効果が期待できます。
1つの銘柄に全てを託すよりも、分散して投資できた方が不安も分散できますよね。
それぞれ特徴が異なるのみで、どちらがより優れているといったことはありません。
大切なのは、自分の投資スタイルや目的に合った商品を選んで無理なく投資を続けることです。
ETFと投資信託、それぞれの違いを理解できればNISAをうまく活用できるかもしれません。
例えば、「手間なく100円から積み立てたいなら投資信託」「個別株のように自由なタイミングで売買したいならETF」といったように、ご自身のスタイルに合わせて選んでみてくださいね!
まずは、SBI証券で気になる商品を調べるところから始めてみてはいかがでしょうか。
最後に、SBI証券でETFの銘柄を検索する方法をご説明します!ETFに興味を持った方は以下を参考にしてみてください!
【SBI証券 株アプリでの確認方法(図表3)】
アプリ最下部「銘柄検索」 > スクリーニング > 新規スクリーニング > 市場にて「東証ETF」のみ選択☆ > 「検索する」を押下
☆この段階でNISAの部分にて「NISA」を選択するとNISAで買えるETFに絞り込むこともできます!
【SBI証券 メインサイトでの確認方法(図表4)】
国内株式TOP > サイドナビ「銘柄検索」から「ETF・ETN取扱銘柄一覧」を押下
今回はETFと投資信託の違いについてかんたんに解説させていただきましたが、いかがでしたでしょうか!
皆さまの商品選びにお役立ていただけると幸いです。
それでは来月またお会いしましょう👋🏻
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図表3 ETFの銘柄検索方法 (SBI証券 株アプリ)
図表4 ETFの銘柄検索方法(SBI証券 メインサイト)
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