おさらい
これまでオルカン・S&P500について解説させていただきました。
まだ読まれていない方はぜひ、以下のリンクからチェックしてみてください。
今さら聞けない!オルカン・S&P500とは?前編はこちら/後編はこちら
オルカンとは「世界中の株式市場にまとめて投資できる商品」、S&P500とは「アメリカの多くの業種に分散して投資できる商品」でしたね。
上記レポートでは、オルカン・S&P500という投資信託をご紹介させていただきましたが、今回は投資信託を持つことでかかる3つのコストについてご説明させていただきます。
さまざまな投資信託が販売されているなかで、商品を比較・購入する際の参考になりましたら幸いです。
※S&P500:アメリカ経済を代表する約500社の株価指数。本稿ではS&P500に連動する投資成果をめざす投資信託の総称をS&P500と記載する。
※オルカン:オール・カントリーの略でeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の愛称。ここでは世界の株式に投資をする投資信託の総称をオルカンと記載する。
投資信託にかかるコストは3つ
投資信託を選ぶとき、「どんな資産に投資しているか」は気にしても、「どれくらいコストがかかるか」まで確認できているでしょうか。
投資信託には、
買うとき・持っている間・売るときにそれぞれコストがかかる場合があります。
■買うとき
まず、投資信託を買うときにかかるコストを買付手数料といいます。
これは、投資信託を販売している会社(販売会社)に支払うものであり、この手数料は販売会社が決めるため、同じ投資信託でも手数料が異なる場合があります。
SBI証券では、原則としてこの買付手数料は無料です(2026年2月24日時点)。
※インターネットコース(プランC)の場合は買付手数料がかかります。
■持っている間
つぎに、持っているだけでかかるコストを運用管理費用(信託報酬)といいます。
この費用は、投資信託の運用会社・販売会社・信託銀行の3つに分配して支払われます。
信託報酬は年率何%というかたちで表示されていますが、投資信託を持っている間は、毎日運用資産から少しずつ自動的に引かれます。
毎日差し引かれるものであるため、長期投資を前提とする場合には特に確認すべきポイントです。
■売るとき
最後に、売るときにかかるコストを信託財産留保額といいます。
この手数料も別途支払うのではなく、解約代金から差し引かれる手数料です。
利益が出ている場合だけではなく、損失となっている場合にも差し引かれます。
なお、この手数料は販売会社の利益になるのではなく、投資信託の財産の中に残されます。
少しイメージがしにくいと思うので、次のような場面を想像してみてください。
友人5人でピザの配達を注文しました。
5人分をまとめて注文すると配達料も1回分で済み、セット割引も使えたため1人あたり2,000円でした。
ところが、注文完了後に1人が「やっぱり自分の分だけ注文をキャンセルしたいから、お金を返してほしい」と言い出しました。
その人の分を取り消してしまうと、
・注文変更の手数料がかかる
・セット割引が使えなくなり、残る4人の負担が増える
ことになりました。
この追加のコストを、残る4人で負担するのは不公平に感じますよね。
そこで「キャンセルによって発生する費用は、キャンセルする人が負担してね」という形にします。
これが信託財産留保額の考え方です。
では話を投資信託に戻します。
だれかが投資信託を売ると、投資信託は株式や債券といった資産を売却して現金を用意する必要があります。
換金をするために発生する売却手数料などのコストを、同じ投資信託をもっている投資家が負担することのないように、投資信託を売却する投資家がそのコストを負担する仕組みが「信託財産留保額」です。
「途中で抜ける人の都合で発生するコストを、残る投資家に負担させないためのお金」と考えていただくと分かりやすいでしょう。
なお、この信託財産留保額がない投資信託もあります。
図表1 投資信託にかかるコスト3種類
3つのコストの確認方法
■今回のチェックポイント✏️
今回チェックしたポイントは「買付手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3つです。
当社では投資信託を買うときにかかる買付手数料は、原則として無料です(2026年2月24日時点)。
※インターネットコース(プランC)の場合は買付手数料がかかります。
SBI証券の商品別の手数料についてはこちら
「買付手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」は当社サイトより以下の方法で確認できます(図表2)。
当社の販売ランキング1位(2026年2月24日時点)の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」を例にご説明いたします。
①まずは、当社メインサイトにアクセスし、「投資信託」をクリック
②左側にある「投資信託 取引メニュー」内の「ランキング」をクリック>販売金額ランキングにて1位の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」をクリック
③ページ中央部「>」マークをクリック
④「注文情報」ボタンが出てくるのでクリック
⑤「買付手数料(税込)」より、買付手数料をチェック可能です
⑥「注文情報」内の「各種費用等」では、「信託報酬」の年率と「信託財産留保額」を確認することができます。
⑦手数料などのさらに詳しい情報は「目論見書」より確認できます
他の投資信託についても同様の手順で確認ができますので、ぜひお試しください。
今回は投資信託にかかる3つのコストについて簡単に解説させていただきました。
さまざまな投資信託があるなかで、判断の基準の1つとなる手数料。
わずかな手数料でも、塵も積もれば山となります。
商品を購入する際には、ぜひ手数料の確認・比較もしてみてくださいね。
今回もお読みいただきありがとうございました!
また来月お会いしましょう👋🏻
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