年収1,000万円の高年収女子 お金が貯まらない理由はここ!

自分の年収も気になるけど、周囲の人がいくら稼いでいるのか、どれくらい貯蓄をしているのか、気になる人も多いのではないでしょうか。特に、高収入の人たちの状況に興味があるという人は少なくないでしょう。今回は、年収が1,000万円以上の女子たちがどんな生活をしているのかを明らかにします。どうも1,000万円以上の年収があっても、なかなかお金が貯まらない人もいるようです。

年収1,000万円を超える人はどのくらいいるの?

まず、年収が1,000万円を超える人たちは、日本にどのくらいいるのかを確認してみましょう。国税庁の「平成28年分 民間給与実態統計調査」によると、収入に給与所得がある人は4,869万人、その平均給与は422万円となっています。そのうち、女性の給与所得者は2,007万人で、平均給与は280万円です。

同調査では、給与所得が年間1,000万円を超えている女性は20万人弱、1%にも満たないという結果でした。あくまでも民間企業に勤めている人の中での割合になりますが、年収1,000万円以上の女性は1%もいないようです。

年収が1,000万円以上なのに貯蓄ができない理由って?

高年収女子はお金が貯まっているかといえば、必ずしもそうとは言い難いようです。金融広報中央員会が2016年に出した「金融資産の有無と金融資産保有額の調査」によると、年収が1,000万円から1,200万円の世帯のうち、金融資産を保有していない世帯は20%以上にものぼるそうです。収入が多いぶん、支出が多くなる傾向にあるといえます。高年収なのに、なぜ貯蓄ができないのでしょうか。

1. 持ち物に敏感
高年収女子の中には、経営者や大企業の重役などと仕事で接する人もいます。きちんとしているように見られたいと、スーツや小物、靴などにこだわる人も多いといいます。エグゼクティブの男性たちがスーツや時計、靴などといった見た目の印象にこだわるのと同じなのです。

つまり、女性も男性と同じように、仕事ができると見られたい、信頼されたいという証でしょう。身の回りの持ち物が高くついても、ビジネスの必要経費ととらえることもできるかもしれません。

2. 自分へのご褒美
仕事をしていると「頑張った自分へのご褒美」をあげたくなるものです。そのご褒美が高級ブランドのバッグや靴、高級コスメなどになることもあります。加えて、セルフケアよりもプロにやってもらった方がよいと、エステサロンやスパでゆっくりする人もいるでしょう。

しかし、気持ちは満足し、キレイを保つことができるかもしれませんが、ご褒美の回数や金額が増えるにつれてお金がかさみます。自己投資はよいものですが、ストレスが増えるにつれて、知らず知らずのうちに使いすぎているおそれがあります。

3. お付き合いにも費用がかかる
高年収の女子たちは、昼食に1,000円以上のランチに行くことにも抵抗感はないようです。たまには3,000円のランチをしたり、夜も話題のお店で豪華な食事をしたりすることも。おいしいものを食べることにより、満足して幸せな気持ちになれるのであればよいかもしれません。ただし、高年収女子の周りには、金銭感覚が同じ人が集まりやすく、自分がたくさんお金を使っているとは気づきにくいものです。

4. 忙しすぎて散財する
趣味などにお金を使う暇がなくても、貯まらない場合もあります。残業が多く、どうしても疲れているとタクシーで移動することが増えがちです。吟味して買い物をしたいと思っても、忙しさを理由に即断即決し、値段を見ずに買う場面もあるようです。いつも時間に追われ、少し立ち止まって考えるという余裕がないのかもしれません。

こういった理由から、高年収女子たちの中にはお金が貯まらない人もいるようです。

お金を貯めるために必要なことって?

高年収女子たちのお金が貯まらない理由を4つ挙げてきました。これらの背景には、心のどこかで「お給料が入ってくるから大丈夫」「いつも頑張っているから、これくらいいいよね。ご褒美だよね」という気持ちがあるのではないでしょうか。

いつも激務に追われているからこそ、こういったお金の使い方で癒やされたい、ストレスを解消したいという気持ちも強いかもしれません。しかしながら、こういった生活を続けていても、いつまでたってもお金は貯まらないでしょう。

なかなか貯まらない場合は、先取り貯蓄をする、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」や「NISA」、「つみたてNISA」などを活用して積み立てを始めれば、お金を貯める道筋を作ることはできます。とはいえ、いくら仕組み化をしたところで、肝心の自分の気持ちが追いついていなければ、途中で挫折します。

必要なのは、お金を貯めるという強い意志です。気持ちさえ「貯める」モードに切り替わってしまえば、高年収女子がまとまった貯蓄ができるまでのスピードは速いはずです。

お金を貯めるモードに切り替え、あなたも貯蓄を始めよう

ここまで高年収女子のお金が貯まらない理由を説明してきました。高年収女子だからといって、特別お金が貯まっているわけではありません。金額の大小はあれどもストレス解消に散財したり、自分へのご褒美が増えたりということは、誰にでも心当たりがあるのではないでしょうか。

本当にお金を貯めたいなら、まずは「貯めるモード」に気持ちを切り替え、強い意志を持ちましょう。その上で、お金を貯めるためのスキルを磨いていきたいものですね。

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