IFAコラム

 
IFAとは

自分にあったIFAを選ぶ目利き術

長期的な視点を持ち、中立的な立場から投資のアドバイスを行なうのが、IFA=金融商品仲介業者という仕事です。ここ数年、銀行、証券会社、保険会社、会計士事務所、税理士事務所などの各方面からIFAビジネスへ参入する動きが相次いでいます。

2020年6月時点で、IFAの登録外務員の人数は4,000人以上。一度相談してみたいと考えていても、自分に合ったIFAの選び方がわからないという人も多いのではないでしょうか。そこで、今回はIFAを利用している投資家たちが、どういった基準で担当者を決めたのかを探ってみます。

数多くのIFAからどうやって選ぶ?

日本証券業協会の統計によると、IFAの登録外務員を持つ法人は601社、個人で283社あり、登録人数は計4,036人に上ります。この少なくない数のなかから、自分に合った商品で資産運用を支えてくれるパートナーを選ぶとなると、そう簡単にはいかないように思えます。

IFAの選び方について、注意すべき点を見直してみましょう。

金融商品の知識が豊富
資産運用のパートナーとして、なにより外せない条件は金融商品の知識です。もっとも銀行や証券会社でキャリアを積んだIFAであれば、豊富な経験と専門的な知識を備えており、この最初のハードルは比較的容易にクリアできることが多いようです。

さらに、常にアンテナを張り新しい情報を収集するようなIFAは、非常に信頼できる存在と言えるでしょう。IFA自身が知らなかった情報や新しい金融商品について聞かれたとき、すぐに調べて報告してくれるような「投資家ファースト」の姿勢を感じ取ることができれば、長期にわたって資産運用を任せられる存在になってくれそうです。

人脈が豊富
証券会社の営業担当者と比べた時、独立系仲介業者ならではの人脈が豊富にあることもIFAを評価するポイントです。弁護士、会計士、税理士といった投資に関わりのある専門家とのコネクションがあれば、資産運用に際してIFAだけでは対応できない複雑な問題が生じても、総合的な解決の糸口が見つけやすくなります。

投資哲学がある
資産運用は長期にわたるため、投資家本人の目指したい方向性や志向を十分に理解してくれる、人生のパートナーになりうるIFAを見つけたいものです。数え切れないほどある投資商品のなかから選ぶ商品について「なぜ、これを選んだのか」を適切に説明できる哲学をもち、かつ資産を預ける投資家本人がその考え方に共感できることが大切です。

投資の初心者はIFAをどう選ぶ?

これから投資を始めようと考えている人のなかには、証券口座をはじめて開くという人も多いのではないでしょうか。「なるべくコストはかけたくない」という一心で、初期費用や手数料ばかりを気にしてパートナーを探すよりも、この段階では「自分の理想とする投資」をイメージしてみることが重要になります。

そのためにまずは、自分が何のために資産形成をしたいのかという目的を明確にできると良いかと思います。「子どもの教育資金のため」「住宅資金のため」「老後の生活に充てるため」といった目的が固まれば、次は、株式、投資信託、不動産など興味を持っているジャンルを伝えられるようにすることです。

このように自分の理想とする投資像が描けていると、IFAのプロフィールや打ち出しているメッセージから、自分に合った強みを持つ人物を見つけやすくなります。投資目的や対象が固まっていれば、こちらから質問したい点も絞られます。面談の際には、住宅や車などローンの状況も分かるようにしておけば準備万端です。

もちろん、そこまで準備できていなくても大丈夫です。最低限、目の前のIFAがきちんと自分に向き合って対話をしてくれるかどうかを見分けられるようにしましょう。IFAによる無料の資産運用セミナーは各地で開催されているので、一度参加してみるのもひとつの方法です。

投資のベテランはIFAをどう選ぶ?

投資を長年続けている人は、証券会社の担当者による対面方式を採っている人も多くいます。直接質問したり、助言を受けたりできるのがメリットですが、その一方で「2~3年で担当者が変わり、その度に投資プランを切り替えている」「じっくり投資したいのに、新しい商品に切り替えることを勧められる」といった声も挙がりやすいのが特徴です。

証券会社では数年おきに担当者の異動があるため、長期的な投資プランを立てにくいとされています。また運用する投資商品を切り替えることで発生する手数料を営業目標に掲げている一部の会社では、場合によっては投資家の利益に反する会社の方針を優先せざるを得ないことも起こりうるのです。

もちろん経済情勢を考慮して投資商品を切り替えたほうが良いケースもあるので、一概に切り替えを悪とすることはできません。ただ配置換えがなく、所属組織のノルマを持たないIFAであれば「なぜ、この場面で切り替えが必要か」を中立的な立場からきちんと説明してくれるという利点があります。

ほかに、意外に思う人もいるかもしれませんが、IFAとは「距離」も大切です。もしも、突発的な状況が起こってもいち早く対応してもらえるだけでなく、パートナーや家族に万が一のことがあったときにすぐ近くにいて相談に乗ってくれるだけで安心感につながるものです。

まとめると、IFAを選ぶための方法として1つの指針となるのは、これまでの経歴と得意分野が自分の目指す投資に合致するかどうかの「頭と心の距離感」が近いこと。そして「近くにいて」頼りにできる存在であるという「物理的な距離感」も考慮したいポイントだと言えるのではないでしょうか。

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