各コースの特徴
SBIラップ両コースとも、あらゆる相場局面に対応することを目指して、毎月1回投資配分の変更を行う点は共通していますが、その投資戦略の決定方法や投資対象等が異なります。「AIラップ」は、資産運用にAIを活用し、市場動向を先読みしてあらゆる相場局面に対応することで、人を凌駕するパフォーマンスを目指します。一方で、「匠ラップ」は、野村アセットマネジメント独自の投資戦略を活用し、想定リスク年率10%程度で、投資環境に左右されにくい安定した収益の獲得を目指します。投資戦略以外にも、投資対象が「AIラップ」はインデックスファンド、「匠ラップ」はアクティブファンドであり、実質的な投資対象資産についても、「AIラップ」には金が含まれる、「匠ラップ」では国内資産を独立した資産として扱っているなど違いがあります。「併せ持ち」の効果
このように投資戦略が異なる両コースを「併せ持ち」することでどのような効果が得られるのでしょうか。その効果を試算したのが以下の図表です。ここでは各コースのバックテストの結果とリリース後の実績を用いて、2012年12月末に「AIラップ」と「匠ラップ」を5:5の保有比率で運用を開始して、以降2024年8月末まで年1回、5:5の保有比率に戻すリバランスを行うような「併せ持ち」を考えています。各コースを単独で保有したときと比べて「併せ持ち」をしたときの方が、年率リスクに対する年率リターンの比率で、投資効率の尺度の一つであるシャープレシオは改善すると試算されました。つまり両コースを「併せ持ち」することで、各コースを単独で保有するよりもリスクを抑えたり、リターンを向上させ、より効率的な運用に期待ができるような結果となりました。※上記グラフと表は、2012年12月末~2024年8月末の期間における年率リスク・年率リターンの値を示すもの(シミュレーションを含む)であり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。月次データを用いて計算しています。シャープレシオの計算における無リスク資産のリターンは0としています。表内の数値は小数点第3位を切り捨てて表示しています。
※「AIラップ」のパフォーマンスは、バックテスト期間(2012年12月28日~2022年4月6日)のパフォーマンスと、2022年4月7日(サービスリリースした2022年3月31日に申込を行い最短で運用を開始した場合の投資対象ファンドの買付約定日)~2024年8月30日までの運用実績を繋ぎ合わせて計算しています。
・運用実績は、投資対象ファンドの基準価額を用いて計算しているため、信託報酬やその他の費用、投資対象ファンドを通じて投資するETFの経費率や分配金が考慮されています。手数料0.66%(年率/税込)を徴収して計算しています。
・バックテストの運用シミュレーションは実質的な投資対象とするETFの価格(経費率が考慮されています)を用いて、信託報酬として0.1606%(年率/税込)を差し引いて計算しています。手数料については0.66%(年率/税込)を徴収したものとして計算しています。分配金は投資の拠出金に自動的に組み入れたものとし、手数料等にかかる消費税率は時期により適用する税率を変更して計算しています。
・すべての計算において、リバランス時の譲渡益にかかる税金は考慮していません。
※「匠ラップ」のパフォーマンスは、バックテスト期間(2012年12月末~2023年7月末)のパフォーマンスと、2023年7月~2024年8月30日までの運用実績を繋ぎ合わせて計算しています。運用にかかる費用については、手数料および信託報酬として運用資産額の年1.46%(年率/税込)を控除しています。分配金やリバランス時の譲渡益にかかる税金は考慮していません。詳しくはWebページ「シミュレーションの前提条件について」をご参照ください。
※「併せ持ち」のパフォーマンスは、計算期間開始日に「AIラップ」と「匠ラップ」に同額の投資を行ったと仮定し、以降1年が経過する毎に、投資比率が同額に戻るようにリバランスを行った場合の結果を示しています。
「併せ持ち」も活用してSBIラップで効率的な運用を
上述の通り、SBIラップでは、特色ある2つの運用コースをご用意しており、「AI」と「匠」それぞれの強みを活かし、どちらにも市場動向に合わせた投資配分変更による効率的な運用が期待できます。ご興味や目的に応じてどちらかの運用戦略を選ぶこともできますが、もしどちらのコースにも期待していただけるのであれば、投資効率の改善も期待できる「併せ持ち」もぜひご検討ください。本コラムについて
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