レポート・コラム

<SBIラップ 2022年10月の実績>

<SBIラップ 2022年10月の実績>

リリース来の実績

SBIラップは、AIを使って市場動向を先読みしながら投資配分の最適化を目指し、グローバルインデックスを上回るパフォーマンスを目指す資産運用サービスで、2022年3月31日より提供を開始し、2022年4月7日に運用を開始しています(※1)。運用開始日の2022年4月7日から2022年10月31日の期間で、SBIラップの運用実績は+3.69%となり、一般的なロボアドバイザーとの比較では+0.94%となりました。以下の折れ線グラフは「SBIラップ(※1)(青色線)」、「TOPIX(灰色線)」、そして「一般的なロボアドバイザー(※2)(水色線)」の比較グラフで、開始点は2022年4月7日です。
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SBIラップの投資対象である8種類の専用投資信託(以下、「投資対象ファンド」と表示)は、米国市場の終値を翌営業日に取り込み基準価額に反映しています。本レポートの2022年10月の運用実績は、10月28日までの米国市場の値動きが反映されています。

2022年10月の実績、投資配分、寄与度

2022年10月の株式市場は前半、金利見通しが相場を動かす要因となり、一進一退の展開となりました。その後月末にかけて、米長期金利が低下したことなどを好材料に上昇基調となり、最終的に日経平均株価においては約1ヶ月ぶりの高値水準、ダウ工業平均においては1976年以来の月間14%(ドル建て)の上昇となりました。SBIラップにおいては、比較的多く保有していた米国株、先進国株およびハイイールド債が好調だったことと、8つの資産のうち唯一マイナスリターンであった新興国株の保有比率を下限(2%)に抑えていたこと等が、パフォーマンスに寄与しました。 その結果としてSBIラップの2022年10月の1ヶ月の運用成績は+7.36%(円建て)となり、一般的なロボアドバイザーとの比較では+1.64%となりました。(※1,2,4)そして以下は2022年10月の約1か月間におけるSBIラップのパフォーマンスと、SBIラップに組み込まれている各アセットの騰落率です。(※5)
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以下は10月7日時点におけるSBIラップの投資配分です。
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主な資産の内訳は米国株約40%、先進国株約23%、金約10%、ハイイールド債約9%です。以下のグラフは、SBIラップのリターンに対する各資産の寄与度(どの資産がどのくらいSBIラップの騰落に影響を与えているか)です。(※5)
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※1 SBIラップの運用実績について 2022年4月7日(サービスリリースした3月31日に申込を行い最短で運用を開始した場合の投資対象ファンドの買付約定日)から表示日まで、または表示している期間において、SBIラップに投資していた場合の運用実績です。過去の運用実績であり将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。 リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定して計算しています。(※3)

※2 一般的なロボアドバイザーの運用シミュレーションについて 一般的な運用アルゴリズム(ノーベル賞を受賞した理論に基づき、金融機関において広く使われている平均分散法を採用。平均分散法における期待リターンはCAPMを用いて算出しており、リスク許容度はやや高めとし、5%~40%の保有比率制限を設けて最適ポートフォリオを算出)を用いて、投資対象ファンドに分散投資を行ったと仮定したシミュレーション結果を示しています。(※3)

※3 運用実績又は運用シミュレーションの計算方法について 2022年4月7日から表示日までの、または表示している期間における、投資対象ファンドの基準価額(信託報酬やその他の費用、投資対象ファンドを通じて保有するETFの分配金が考慮されています。)およびTOPIXの値をもとに、「(計算期間終了日時価/計算期間開始日時価)-1」で計算したものを%表示しています。運用手数料を年率0.66%(税込)徴収したと仮定して計算を行っています。本文及びグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

※4 SBIラップの運用実績と一般的なロボアドバイザーの運用シミュレーションの比較について、2022年9月30日の基準価額を0として、2022年10月31日におけるSBIラップのリターンと、一般的ロボアドバイザーのリターンを比較したものです。計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。

※5 騰落率グラフは2022年9月30日の基準価額を0として、2022年10月31日における各投資対象ファンド及び、SBIラップのリターンを示したものです。各投資対象ファンドの騰落率の計算は、「(10月31日時点の基準価額/9月30日時点の基準価額)-1」で行い%表示をしています。寄与度グラフは騰落率グラフのデータを用いて、SBIラップの投資配分(指定期間の途中で行われたリバランスも考慮)に従って、SBIラップのリターンに対する各投資対象ファンドの寄与度を示したものです。SBIラップのリターンの算出方法については、図-1及び※1をご参照ください。いずれのグラフも計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

10月のマーケットを振り返る

ここで10月のマーケットを振り返ります。

【日本株式市場】

日経平均株価は上旬、米国の金融引き締めペースが鈍化するとの見方から米国株が大幅に上昇したこと等を受け堅調に推移しました。中旬に入ると、米国の金融引き締め強化による世界の景気悪化懸念が嫌気されて下落するも、その後米国株上昇などを受けて7ヶ月ぶりの上げ幅(前日比+3.25%)を記録し、以降は小幅な値動きの推移となりました。下旬に入っても小幅な値動きの推移が続き、途中下落する場面があったものの、好調な米国株式市場の影響を受けて概ね上昇基調となり、最終的に約1ヶ月ぶりの高値水準で10月を終えました。

【米国株式市場】

ダウ工業株平均は上旬、欧米の中央銀行の利上げペースが鈍化するとの期待などから上昇してスタートしましたが、その後は、9月米国雇用統計の結果を受けてFRB(連邦準備理事会)が積極的な金融引き締めを続けるとの見方が強まり下落しました。中旬は、買戻しの動きも観測され、また企業の好決算を好感し上昇する局面もありましたが、米長期金利上昇が重石となり上値の重い展開となりました。下旬に入ると、FRBによる利上げペースが減速するとの見方が強まり米長期金利が低下し、ダウ工業株平均は上昇しました。その後も、好調な企業決算などが好材料となり堅調に推移し、最終的に月間で+14%(米ドル建て)上昇し、1976年以来の上昇率となりました。

【欧州株式市場】

ストックス600は上旬、小幅に上昇する場面があったものの、主要各国中央銀行の金融引き締め継続に伴う景気後退懸念や、ロシアによる軍事行動が激化する懸念などが重石となり軟調に推移しました。中旬も、引き続き景気後退懸念が重石となり、小幅な値動きの推移となりました。下旬入ると、英財政運営の安定への期待や、欧州中央銀行の利上げペース減速への期待から続伸し、堅調に推移して10月を終えました。

【中国株式市場】

中国株式市場は上旬、1日〜7日までが国慶節のため上海市場が休場でした。連休明け中旬からの上海総合指数は、上昇基調でスタートしましたが、中国国内における新型コロナウィルスの拡大懸念などから上値が重い展開となりました。その後、米国の金融引き締めを警戒して下落する場面もありましたが、国内景気に対する不安感が一服した後は小幅な値動きの推移となりました。しかし政府当局によるGDP発表の延期や新型コロナウィルスの再拡大などが嫌気され再び下落しました。下旬に入っても政府当局の経済政策に対する不安や景気見通しが警戒され下落、一時的に上昇する局面もありましたが下落基調が続き、28日には約半年ぶりの安値をつけ、軟調な推移で10月を終えました。

運用会社FOLIOからのメッセージ

2022年は、金利動向が金融市場全体に大きな影響を与えています。一般に、「金利主導で相場が変動する局面」を予測するには、精緻な分析が要求されるため、投資家にとって予測が難しい局面であると考えられます。しかしAIを活用すれば、膨大なデータを収集したうえで正確かつ迅速に精緻な分析を行うことができるため、そのような局面において精度の高い予測ができるのではないか、とFOLIOは考えています。このような背景から、SBIラップではAIを活用して「金融環境の予測」を行っています。10月は、そのAIの予測が好実績に結びつき、SBIラップの1ヶ月の運用成績は+7.36%となり、一般的なロボアドバイザーとの比較では+1.64%となりました。(※1,2,4)
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※過去の実績は将来の運用成果等を示唆又は保証するものではありません。AI予測の好事例のみを示しており、市場動向等によっては上記のような運用ができない場合があります。

今後も、金利動向に左右される相場が続くことが予想されますが、AI予測を活用し好パフォーマンスを目指します。

最新の投資配分の確認方法

SBIラップではAIによる予測技術を利用して投資配分を決定しています。最新の投資配分が気になる方は、SBIラップ契約後のサマリー画面にてご確認いただくことができます。口座開設・ログインはこちら

■本資料について

・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や作成時点での見解をご紹介するために、SBIラップの投資運用業務を行う株式会社FOLIOが作成した資料です。

・記載内容は作成時点のものであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

・信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。

■株式会社SBI証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第44号  加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会

■株式会社FOLIO

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2983号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会