レポート・コラム

2023年 国や地域ごとの景気循環に対応する SBIラップ

2023年 国や地域ごとの景気循環に対応する SBIラップ

SBIラップは2023年の運用を順調にスタート

1月は株式市場が好調な1ヶ月間となり、例えば中国株式市場においては、ゼロコロナ政策が終了し経済活動が再開したことによる景気回復への期待から、株価が大きく上昇しました。このような環境下においてSBIラップは、中国の景気回復を見越して中国株式を投資対象に含む「新興国株式」を比較的多く保有していたため、上昇相場の恩恵を享受することができ、2023年の運用は順調なスタートとなりました。

なぜ新興国株式の上昇を予測できたのか

SBIラップはAIを活用し、厳選された40種以上のマーケットデータを収集・解析することで、投資対象とする国や地域の「景気循環」を踏まえて相場を予測します。そしてその予測をもとに、原則毎月1回、ダイナミックに投資配分を変更するため、例えば中国が好景気を迎え相場が上昇するとAIが判断した場合は、新興国株式の比率を高める等の投資配分の変更が期待されます。1月の新興国株式の上昇を予測できたのは、このような仕組みが上手く作用したものと考えられます。
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2023年、国や地域によって景気に差が出る?

一般に、景気の局面は「回復」「好況」「後退」「不況」の順に循環しており、また、近年まで経済のグローバル化が進んできたことにより、世界各国の景気は連動しながら循環する傾向にありました。しかし、ここ2~3年に起きた様々な事象により、世界経済のデカップリング(反グローバル化)が進み景気の連動性が薄れる可能性が高まってきています。ウクライナ問題を契機とした脱ロシア化の動きや、台湾問題等を巡る米中関係の悪化などが世界の経済構造に与える影響は大きく、もしそれらを引き金に世界経済のデカップリングが進むと、特に資源保有国と非保有国の間で経済状況や景気動向に差が出てくることが想定されます。そのため今後は、国や地域によって景気動向に大きな差が生じる可能性があることについて、より一層意識する必要がありそうです。
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景気循環を踏まえて投資配分を最適化するSBIラップ

前述の内容を踏まえると、今後のグローバル投資においては、米国をはじめとする経済大国だけでなく、新興国等を含む世界各国の景気動向をしっかりと把握することが肝要になってくるものと考えられます。もちろん世界的に好景気であるような局面においては、単純に「株式」の比率を高めていればリターンを獲得できる可能性が高まりますが、ひとえに「株式」といっても、投資対象エリア(米国・その他先進国・新興国など)によって詳細な景気動向は異なるためパフォーマンスは様々です。SBIラップは、8種類のグローバル資産に分散投資を行い、AIが投資対象エリアごとの「景気循環」を踏まえて投資配分を最適化させることで、2023年もパフォーマンスの最大化を目指します。

※本コラムについて

・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や、作成時点での当社の見解をご紹介するために作成した資料です。

・記載内容は作成時点のものであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆又は保証するものではありません。

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