NISA・iDeCo・変額保険|選ぶ際のポイント

執筆:株式会社Fan

監修:道谷 昌弘(株式会社Fan IFA)

更新:2026年08月13日

この記事では、ミドルシニア~シニア世代の方向けに「NISA」「iDeCo」「変額保険」、それぞれの特徴を比較し、どう活用したらいいのか解説します。ぜひ参考にしてください。

NISA・iDeCo・変額保険の特徴を比較

早速3つの金融商品の比較をしていきましょう。

NISAは『少額からの投資を行う方のための非課税制度』です。

投資で得た利益に税金がかからない上、急にお金が必要になっても比較的すぐに現金化できるのが強みです。

iDeCoは『老後資金を作るため、自分で作る年金制度』です。

掛金の拠出時、運用時、給付金の受取時の3段階で税制優遇を受けることができます。原則60歳まで解約ができないので、中途解約して使ってしまうということもありません。

そして変額保険は『万が一の保障もついた長期投資』です。運用成果を狙いつつ、万が一の時には家族にまとまったお金を残せます。さらに『保険料払込免除特約』があれば、商品にもよりますが、所定の状態と診断された後は、保険料の払い込みが免除されます。

NISAとiDeCoは純粋な『投資』ですが、変額保険はそこに『保障』という機能が加わっているのが違いです。

NISA・iDeCo・変額保険がおすすめな人

NISAは以下のような方におすすめです。

  1. 柔軟な資産形成をしたい人
  2. 投資信託やETF、個別株に投資をしたい人

iDeCoは以下のような方におすすめです。

  1. 老後資金を作りたい人
  2. 節税メリットを狙いたい人

変額保険は以下のような方におすすめです。

  1. 死亡保障が欲しい人
  2. 生命保険料控除を使いたい人
  3. 掛け捨てではない保険を検討している人
  4. 運用を保険会社に任せたい人
  5. 非課税で運用をしたい人
  6. 相続税対策を検討されている人


次のパラグラフではそれぞれの理由と、各商品の特徴について解説します。

【TIPS】自分の年齢に合わせて考えてみよう

NISAの対象年齢には上限がありません。18歳以上であれば始めることができます。

iDeCoは現在65歳になるまで掛金の拠出が可能ですが、202612月より、拠出可能となる年齢が70歳に引き上げられる予定です。とはいえ、拠出できる上限の年齢に近づいてからスタートすると、どうしても積み立てられる期間(運用期間)が短くなってしまいます。投資期間が短いと、「複利効果」が得られにくくなります。

そのため、現役並みの所得があって「どうしても高い税制優遇(所得控除)を狙いたい」という方ならともかく、もし65歳以上の方がこれから新しく資産形成を始めるのであれば、いつでも柔軟に引き出せて年齢上限のない「NISA」の方がおすすめです。

【TIPS】誰に資産を残したいか考えてみよう

NISA口座の資産は、名義人が亡くなると一度口座が凍結され、遺産分割協議が終わるまで原則として引き出すことができません。iDeCoの場合、受取人の指定がない場合の受取順位は、民法の定める相続の順位とは異なります。

変額保険は、あらかじめ特定の家族を「受取人」に指定しておくことで、受取人固有の財産として、スピーディーに現金を受け取ることができます。「このお金は、長女のこれからの生活費にしたい」などの目的があるなら、確実にお金に名前を付けて遺せるのが保険の強みです。

組み合わせて使うこともおすすめ

この3つの金融商品は組み合わせて使うことができます。たとえば毎月3万円拠出できるなら、NISA(つみたて投資枠)・iDeCo・積立型の変額保険との3つを組み合わせて使うことも金額によっては可能です。(※iDeCoの掛金には上限(拠出限度額)があります)

ここからは、どのように組み合わせて使うかを解説していきます。

55歳の会社員の男性の例です。

このポートフォリオを組んだ数年後に男性ががんになったとします。就労が難しく、積立がこれまでのようにできなくなるかもしれません。変額保険の三大疾病保険料払込免除特約があれば、以後の保険料の払い込みは免除されます。全ての積立が止まってしまうリスクを避けることができます。

次に50歳のパートタイマーの女性の例です。

この女性は、自身の老後資金と、子どもの教育資金を用意するために資産運用をしています。

このポートフォリオを組んだ数年後に父親の介護が必要になり、これまでと同じように働けなくなったとします。NISA(つみたて投資枠)を使った投資は続けていきたいという場合、iDeCoは減額や支払い停止が可能です。

ここで注意したいポイントは、iDeCo60歳から年金資産を受け取るには、60歳になるまでにiDeCoに加入していた期間(確定拠出年金の通算加入者期間)が、10年以上必要です。通算加入者等期間が10年に満たない場合は、受給可能となる年齢が繰り下げられます。

変額保険は、払済保険(解約して受け取った解約返戻金を一時払い保険料に充てて、補償を継続する)への変更や、基本保険金額の減額が可能な場合があります。

まとめ:保険と投資は上手に組み合わせて使おう

NISA・iDeCo・変額保険にはそれぞれメリット・デメリットがあります。ライフプランに合わせて、保険と投資をバランスよく組み合わせて使っていくことがおすすめです。

株式会社Fanは、特定の証券会社・保険会社に限定せず、複数の商品の中からお客様の家族構成やライフプランに合わせて、商品をご提案させていただきます。

ぜひご相談ください。

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