ゴールドとビットコインは両方持つべき? なぜ投資家は複数の無国籍アセットを買うべきか

ゴールドとビットコインは両方持つべき? 投資家はなぜ複数の無国籍アセットを買うべきか

提供:株式会社HashHub

2025/12/10

前回、前々回のコラムではゴールドとビットコインの共通点・違い、今の時代に無国籍アセットがなぜ重要か、という観点で説明しました。

ビットコインと金(ゴールド)の比較、共通点と相違点

なぜ今、ビットコインやゴールドなどの「無国籍アセット」を投資対象にするべきか?

無国籍アセットには、様々なものが存在します。人気のアセットとしては、ビットコイン・ゴールド・シルバー・プラチナで、それぞれ2025年は良好なパフォーマンスになっています。

参照:https://jp.investing.com/

さて、この中でどの無国籍アセットを保有するべきでしょうか?
答えとしては、それぞれに投資妙味があります。長期投資であれば無国籍アセットはそれぞれ全て保有し得るとも思えますし、トレーダーであればそれぞれの特性を把握しておくことは重要です。
理由は大きく2つあります。

1.各無国籍アセットの需要とリスク要因はそれぞれ別々になっている

まず第一に、一口に無国籍アセットといっても、需要とリスク要因がそれぞれ別々になっています。

ビットコインのケース

ビットコインの需要は、米国政策やそれを期待する特に日米の投資家です。例えば、今最も大きいリスク要因は、企業のBTC購入ブームが収束または逆流する可能性だと思います。保有BTC量に対して非常に高い時価総額がつくStrategyの状態や、ぱっとしなかった上場企業がBTC購入をしただけでいきなりストップ高になることは永遠には続きません。大規模な逆流が最も大きなリスクで、収束をするにしても直近では最も大きい需要ドライバーなだけに価格上昇も穏やかになる可能性があります。

ゴールドのケース

ゴールドの需要は、中央銀行の買い、投資家のポートフォリオの見直しです。リスク要因については、個人投資家需要は中国が相対的に大きいので、そこが失速すること。また、近年の最も大きい需要は中央銀行の購入ですが、この購入ペースが減速することもリスクです。世界の外貨準備はドルが44%で、金は20%にまで迫りました。それなりの規模にまで到達しているので、すぐにではなくとも購入ペースの減速もありえます。

シルバーのケース

シルバーの需要は、産業用が先に来て、次に投資需要です。金銀比価でみると非常に割安だったことから、ここ数ヶ月でゴールドをアウトパフォームし始めました。中央銀行の購入がドライバーとなる貴金属相場において、中央銀行が伝統的にシルバーは準備通貨として使わないので、シルバーは投資人気がありませんでした。しかし、さすがにここにきて割安を放置できなくなったとも言えます。シルバーのリスク要因は、投資家需要がある一方で、主要な需要は産業用(特に太陽光パネル用途が成長)なので、景気後退懸念が高まる局面では売られます。反対にゴールドは景気後退懸念の局面では好まれます。

プラチナのケース

プラチナも同じく人気が低い貴金属でしたが、需要に対して供給ショックが起こるWPIC Essentials長期予想が注目され、価格が飛び始めています。同団体の2030年にはプラチナ在庫が無くなるという表現は、流動在庫が危険水準に落ち込むことを強調したレトリックですが、2027-30年に大幅な価格調整(上方)を促すだけの在庫逼迫シナリオは十分に現実味があります。プラチナはこの観測がでる以前ずっと長年のボックス相場を抜けられず、数週間前の時点でBitcoinやゴールド比較で最も投資家の手垢がついていない無国籍アセットでした。リスク要因はやはり産業需要が多いので、景気後退局面が到来することです。他には、足元では中国の宝飾需要が多く、その需要が減退すると価格下方圧力になりえます。
このようにいずれのアセットも異なる需要に支えられ、また違うリスクを内包しています。だからこそ複数の無国籍アセットを持つべきであると考えます。

2.アセットの相関関係を理解すれば、ポートフォリオの安定化を図れる可能性がある

また実際にアセットの相関関係を見ると、以下のようになります。

直近半年は BTC‑Gold が一時 +0.70 まで接近したものの、6月以降では +0.30近辺へ低下しています。1年スパンでも0.3前後の「弱い正相関」にとどまり、BTCの分散効果は効いていると言ってよいでしょう。
無国籍アセットというストーリーに投資しながらも、アセットの相関関係を崩すことで、リスク低減やバランスよく利益を積み上げやすいポートフォリオ構築につながります。

総括

今回は、なぜ投資家は複数の種類の無国籍アセット(ビットコイン・ゴールド・シルバー・プラチナ)を保有するべきなのかについて書きました。
それぞれの特性を理解して売買するとよいでしょう。

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