素敵な笑顔をつくる歯の健康を維持するための心構え

自信に満ちあふれた笑顔は美しく、男女を問わず心惹かれるものです。笑顔が魅力的な人には、笑顔の印象を決める「歯」のお手入れにも余念がない人も多いようです。歯と心身の健康は密接に関係しており、人生100年の時代が来ると言われる中で、改めてその大切さを考える必要がありそうです。ここでは、笑顔をより魅力的にする歯の健康を維持するための心構えと具体的な方法を紹介します。

歯と健康の関連性

歯科医院に行くのが苦手だという人には、虫歯ができてから、あるいは虫歯が深刻な状況になってから歯科医院を探し、その結果、治療期間が長引き治療費が高額になるケースがあるようです。歯や歯茎の健康は、身体全体の健康につながります。虫歯や歯周病が悪化した場合、現在は根管治療などによって助かることもありますが、抜歯せざるを得ないケースもあるでしょう。

抜歯はできれば避けたい選択肢です。というのも、歯の本数が20本を下回ると咀嚼能力が低下し、硬いものを噛むことが不自由になるという研究結果が出ているからです。固いものを噛めないと食べるものにも偏りが出ることもあり、それによって生活習慣病のリスクも増え、健康を損なうおそれが高まるのです。そうならないよう、必要なのは虫歯になってから歯医者に行くことではなく、定期的な健診で虫歯や歯周病を予防することです。

特に女性はホルモンバランス、妊娠や出産、閉経などによって男性とは異なる歯周病リスクを持つことが分かっています。歯の喪失を防止するために厚生労働省が行っている8020運動(80歳以上で自分の歯を20本以上有することを目標とする運動)では、定期的な歯石除去と歯面清掃、歯科検診、早期治療を推進しています。歯や歯茎に痛みや腫れがなくとも、年に1回から2回は歯科医院で歯科検診を受けましょう。

より美しい歯を手に入れるために

虫歯はないものの歯並びが気になる、虫歯部分を義歯ではなくインプラントにしたいという人は、健康保険の効かない自由診療になり、思った以上に費用がかかる場合もあります。

● 歯列矯正

外見の美しさを保つための歯列矯正は医療費控除の対象外です。また、自由診療の場合がほとんどのため、全額負担になることが多いです。矯正する範囲や方法にもよりますが、大人の矯正ではトータルで50万円から100万円ほどの費用が掛かります。

矯正の方法はいくつかあります。歯列矯正といえば歯の表側に器具を装着しなければいけないため見た目が気になる、という人も多いようですが、現在では透明な器具や、歯の裏側に装着できる器具もあります。

● インプラント

抜歯などによって歯を失った後に義歯やブリッジではなく、人工の歯と根をあごの骨に埋め込むインプラント手術は、自由診療であるため費用はかなり高くつきます。使う素材によって異なりますが、1本あたり30万円からです。

● ホワイトニング

歯の黄ばみが気になる人はホワイトニングが一手です。神経を取った歯の色が気になるなら歯科医院で行うオフィスホワイトニング、歯全体の色が気になるのなら自宅でマウスピースを着用して行うホームホワイトニング、歯科医院と自宅の両方で行うデュアルホワイトニングがあります。オフィスホワイトニングなら5,000円〜3万円、ホームホワイトニングでは3〜5万円ほどが費用の相場です。

虫歯の治療はもちろん、歯並びが気になるなら歯列矯正を行い、歯の黄ばみが気になるならホワイトニングを施すなど、綺麗な歯を保ちましょう。

歯がきれいなことで生まれるメリット

実際に歯を大切にすることでどのようなメリットが生まれるのでしょうか。香川県歯科医師会が2013年、40歳以上を対象に実施した「香川県歯の健康と医療費に関する実態調査」によると、歯の本数が20本以上あった人に比べ、0〜4本の人は年間医療費が19万円も高いそうです。歯の少ない人はがんや糖尿病などの病気が多いとも説明されています。やはり、歯の健康は身体の健康につながっているのです。

また、歯の美しさは清潔感にもつながります。アメリカでは歯も身なりの一つとされ、歯の美しさがその人の印象を決めるだけでなく、ビジネスにおいての信頼の証につながるとも言われています。そのため、子どもの頃から歯の磨き方を意識させる教育が家庭で行われているほどです。日本も海外でビジネスをする機会が増えていますし、女性も男性同様に世界中で働く人が多くいます。いつどこで商談をしても信頼できる人と思ってもらえるように、歯に意識を向けるといいでしょう。

定期検診で守る歯の健康と、もしもへの備え

プライベートと仕事、両方への意欲を高めるためには、外見に気を使うことと、自分自身の外見に自信を持つのは大切なことです。歯を美しく見せるための治療や、インプラント手術など、健康保険適用外の自由診療を行うと、かなりの費用が掛かります。しかし、そのぶん自分の笑顔に自信を持つことができたり、より食事を楽しめるようになったりするでしょう。

今は歯に痛みを感じていない人でも、歯の健康を考えてお手入れをし、年に1回から2回の定期検診で歯の健康を保ち、すてきな笑顔で毎日を送りましょう。それでも、歳を取ればどうしても歯の治療が必要になる時が来るかもしれません。その時に備えて、個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」などをうまく利用して資産を確保しておけば、もしもの時にあわてることなく対処できるでしょう。

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