レポート・コラム

<SBIラップ 匠の運用コース 2023年10月の実績>

<SBIラップ 匠の運用コース 2023年10月の実績>

リリース来の実績

「SBIラップ 匠の運用コース(愛称:匠ラップ)」(以下、「匠ラップ」といいます)は、プロフェッショナルの英知を結集し、あらゆる投資環境にアクティブに対応することを目指す資産運用サービスです。2023年7月15日より提供を開始し、2023年7月19日に運用を開始しています(※1)。運用開始日の2023年7月19日から2023年10月31日の期間で、匠ラップの運用実績は-3.84%(※1,3)となり、参考とする合成指数(※2,3)との比較では-0.71%(※4)となりました。 以下の折れ線グラフは「匠ラップ(※1)(赤色線)」「合成指数(※2)(青色線)」の比較グラフで、開始点は2023年7月19日です。
graph 1@2x-20231107-075340
また以下は、直近1ヵ月、3ヵ月および匠ラップのリリース来のパフォーマンスです。(※5)
table@2x-20231107-075340

*合成指数の値は運用にかかる費用等を考慮していません。

運用実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

匠ラップは、オールウェザー戦略の考えを取り入れ、株式60%、債券40%の資産配分を参考としながら、事前想定リスク年率10%程度でリターンの最大化を目指し、資産配分を決定します。本グラフでは、匠ラップの運用戦略に基づく資産配分の決定がどれだけパフォーマンスに寄与しているかを示すために、前述の資産配分の参考値に基づきFOLIOが作成した合成指数(※2)を用いて、パフォーマンスの比較を行っています。

2023年10月の実績、投資配分、寄与度

2023年10月の世界の株式市場は、米国での金融引き締めの長期化の見通しが意識され長期金利が上昇した結果、欧米を中心に下落基調となりました。為替は米国の長期金利上昇を受けて日米の金利差拡大が意識される中で円安・ドル高が加速しました。以下は、そのような環境下における匠ラップのパフォーマンスと各組入対象資産の騰落率(円建て)、および匠ラップの投資配分です。(※6)
graph 2@2x-20231005-075432 (1)
 
graph 4@2x-20231107-075340
 2023年10月の匠ラップは、以下のような投資環境を想定し、短中期的なリスクオフ局面への警戒感から株式、REIT、米国ハイ・イールド債券というリスク資産への投資比率を54.5%として、匠ラップの運用戦略において参考とする株式60%、債券40%よりもやや低めのリスク水準で運用を行いました。
  • 欧米各国の今後の金融政策運営は、金利の”水準”ではなく、現状の高い金利水準を維持する”期間”の見極めに重心を移行していると想定
  • 家計の過剰貯蓄などのコロナ禍以降の経済を支えたと見られるプラス効果が剥落することに加えて低金利下で借りた債務の借り換えに直面する中で、政策金利が高位に維持される期間が長引くほど実体経済の悪化が進行することを想定
  • 新興国の中では利下げに転換した国が現れるなど、世界的な利上げ局面は既に終盤に位置していると認識し、今後徐々に債券市場等のボラティリティ(市場変動性)は落ち着きを取り戻していくことを想定
 結果としては、比較的多く保有していた「世界株(グロース)」が3%を超える下落となったことなどがマイナスに影響した一方で、下落幅が最も小さかった「外国債券(国債型)」を一番多く保有していたことが下落幅の抑制に寄与し、同月のパフォーマンスは-2.20%となりました。(※1,5)以下のグラフは、匠ラップのリターンに対する各資産の寄与度(どの資産がどのくらい匠ラップの騰落に影響を与えているか)です。(※6)
graph 3@2x-20231005-082415

※1 匠ラップの運用実績について 2023年7月19日(サービスリリースした7月15日に申込を行い最短で運用を開始した場合の投資対象ファンドの最初の買付約定日)から表示日まで、または表示している期間において、匠ラップに投資していた場合の運用実績です。 投資対象ファンドの基準価額(信託報酬やその他の費用が考慮されており、分配金は当該ファンドに再投資したものと仮定しています。)をもとに、「(計算期間終了日基準価額/計算期間開始日基準価額)-1」で計算したものを%表示しています。リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定し、運用手数料を年率0.77%(税込)徴収したと仮定して計算を行っています。(※3)

※2 合成指数の推移について 「合成指数」のシミュレーションにあたっては、匠ラップが参考とする資産配分である株式60%、債券40%の割合でMSCIワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)とFTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジあり・円換算ベース)を合成して計算しています。投資対象ファンドの基準価額に市場価格が反映されるタイミングを考慮し、合成指数の計算期間開始日および終了日を前倒して表示しています。(※3)

※3 運用実績および合成指数のシミュレーションについて 本文およびグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。分配金やリバランス時の譲渡益にかかる税金は考慮していません。

※4 表示期間における、匠ラップの運用実績と合成指数のシミュレーションの比較です。小数第3位以下を切り捨てて表示しているため、表示上の数値を用いて計算すると数値が一致せず誤差が生じる場合があります。

※5 1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月のパフォーマンスは、それぞれ直近Nヵ月前の資産の評価額と2023年10月31日における評価額を元に計算しています。匠ラップリリース来のパフォーマンスは、2023年7月19日の資産評価額と2023年10月31日における評価額を元に計算しています。表示している割合は年率ではありません。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

※6 騰落率グラフは2023年9月29日の基準価額を0として、2023年10月31日における各投資対象ファンドおよび、匠ラップのリターンを示したものです。各投資対象ファンドの騰落率の計算は、「(10月31日時点の基準価額/9月29日時点の基準価額)-1」で行い%表示をしています。寄与度グラフは騰落率グラフのデータを用いて、匠ラップの投資配分(指定期間の途中で行われたリバランスも考慮)に従って、匠ラップのリターンに対する各投資対象ファンドの寄与度を示したものです。各投資対象ファンド毎に約定に要する日数が異なる点や計算期間中に実施されるリバランスの影響により、騰落率グラフが示す各投資対象ファンドのリターンがプラスであっても、寄与度グラフにおいてはマイナスとなる場合があります(逆の場合もあり)。匠ラップのリターンの算出方法については、※1をご参照ください。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

2023年10月のマーケットを振り返る

ここで2023年10月のマーケットを振り返ります。

 【米国市場概況】

table us@2x
米国株式市場の指標であるS&P500は上旬、米国長期金利の動向に左右され一進一退の展開となりました。金利動向に左右される展開が続く中、中旬には企業の決算発表への期待から上昇する場面もありましたが、その後、中東問題が嫌気され下落しました。下旬に入っても、引続き、金利動向や企業決算の良し悪しに左右される展開となりましたが、中東情勢の悪化懸念などで上値は重く、前月比-2.19%で終えました。

【先進国市場概況】

table dc@2x
日本株式市場の指標であるTOPIXは、上旬には米国の金融引き締め長期化懸念が和らいだこと等から一時的に上昇する場面がありましたが、中旬は中東問題等も重石となり一進一退の値動きでした。下旬は国内金利上昇への警戒感等から軟調に推移しましたが、日銀が金融政策を大幅修正する懸念が後退したことで僅かに反発し、前月比-2.99%で終えました。欧州株式市場の指標であるストックス欧州600指数は、上旬、中国経済の先行き懸念と米国長期金利の先高感から下落する場面と、利上げ長期化観測が和らぎ上昇する場面があり、一進一退の動きでした。中旬には米国金利上昇一服で上昇する場面がありましたが、その後は中東問題や米国長期金利上昇等が嫌気され、前月比-3.67%で終えました。

【新興国市場概況】

table ec@2x
中国株式市場の指標である上海総合指数は、上旬、国慶節による長期休場もあって限定的な動きとなりました。中旬も中東情勢や景気不安等が重荷となり、一進一退の展開となりました。下旬には景気懸念で1年ぶりの安値となる場面がありましたが、その後は良好な経済指標等を受けて堅調に推移し、前月比-2.94%で終えました。インド株式市場の指標であるインドSENSEXは上旬、一進一退の推移となりました。中旬には、経済成長率予想の上方修正等が好感され上昇する場面もありましたが、その後はアジア市場の下落等が嫌気され下落基調となりました。下旬も海外株安や中東情勢が重石となり軟調に推移しましたが、海外株の上昇等を受けて反発、前月比-2.96%で終えました。

【為替・その他】

table ex@2x
ドル・円為替相場は、前月に引き続き米国長期金利が大きく上昇し再び節目となる5%に迫り、日米金利差の拡大および日米の金融政策に対する方針の違いなどが意識され、月末には151円台まで円安・ドル高が加速、2022年10月以来の円安水準となりました。米国10年債利回りは、中東を巡る地政学リスクの高まりにより投資家がリスク回避姿勢を強めたことから、利回り上昇に歯止めがかかる場面もありました。しかし米財政赤字拡大によって国債の需給が悪化していることや、堅調な米国景気と高インフレを背景にFRB(米連邦準備制度理事会)による金融引き締めの長期化が懸念されたことにより、中旬に特に上昇基調を強め、2007年以来16年ぶりの高水準となる場面もありました。

各指数等のデータはBloombergが提供する値を用いています。表示されている値(米国10年債利回りを除く)は、小数第3位以下を切り捨てています。

運用会社FOLIOからのメッセージ

匠ラップの2023年10月の月間パフォーマンスは-2.20%と下落しましたが、「合成指数」と比較すると下落幅を抑えた結果となりました。(※4,5)なお「合成指数」とは、代表的な株式インデックス指数の「MSCIワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」と債券インデックス指数の「FTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジあり・円換算ベース)」を用いて、株式60%、債券40%の割合(匠ラップが投資配分を決定する上で参考とする割合)で合成した値のことを指します。(※2)2023年10月の匠ラップにおいては、主に欧米で金利水準が高位に維持されることによる副作用で実体経済が短中期的に悪化することへの警戒感から、株式60%、債券40%よりもやや低いリスク水準での運用を行っていたことが、下落幅の抑制に一定程度寄与したものと考えられます。今後も「匠」ならではの運用によって、投資環境に左右されにくい安定した収益の獲得を目指します。資産運用においては、当月のような下落局面においてもコツコツと継続することが大切なので、是非「ほったらかし投資」ができる匠ラップを活用して続けていただければ幸いです。以下のコラムでは10年間の積立投資のシミュレーション結果もご紹介していますのでご参考にしてください。  最新の投資配分の確認方法最新の投資配分が気になる方は、匠ラップ契約後のサマリー画面にてご確認いただくことができます。口座開設・ログインはこちらスマートフォンでの利用方法SBI証券スマートフォン専用サイトや各種アプリを経由して、スマートフォンでも匠ラップを便利にご利用いただけます。詳しくはコラムでご紹介しています。

■本資料について

・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や作成時点での見解をご紹介するために、匠ラップの投資運用業務を行う株式会社FOLIOが作成した資料です。

・記載内容は作成時点のものであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆または保証するものではありません。

・信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。

■株式会社SBI証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会

■株式会社FOLIO

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2983号

加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会