レポート・コラム

<SBIラップ 匠の運用コース 2024年1月の実績>

<SBIラップ 匠の運用コース 2024年1月の実績>

2024年1月の実績、投資配分、寄与度

「SBIラップ 匠の運用コース(愛称:匠ラップ)」(以下、「匠ラップ」といいます)は、プロフェッショナルの英知を結集し、あらゆる投資環境にアクティブに対応することを目指す資産運用サービスです。2023年7月15日より提供を開始し、2023年7月19日に運用を開始しています(※1)。2024年1月の世界の株式市場は、FRB(米連邦準備制度理事会)の早期利下げ観測が後退して軟調となる局面もありましたが、下旬に入ると、米国経済の軟着陸や企業決算への期待が高まる中、欧米を中心に上昇基調となりました。為替は、米国で長期金利が上昇した一方、日銀による早期のマイナス金利政策解除への期待がやや後退したため日米金利差が拡大して、円安・ドル高傾向となりました。以下は、そのような環境下における2024年1月の約1ヵ月間の匠ラップのパフォーマンスと各投資対象ファンドの騰落率(円建て)、および匠ラップの投資配分です。(※1,5,7)
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2024年1月のパフォーマンスの振り返り

2024年1月の匠ラップは、以下のような投資環境を想定し、短中期的なリスクオフ局面への警戒感から株式、REIT、米国ハイ・イールド債券という比較的リスクが高い資産への投資比率を56.0%として、匠ラップの運用戦略において参考とする株式60%、債券40%よりもやや低めのリスク水準で運用を行いました。
  • 【株式市場】足もとでローン延滞率が上昇する中、借金に支えられた低・中所得者層の支出が抑制されることが想定され、実際に2023年12月に決算を報告した米企業の中には、2024年の予想売上高を下方修正するものも散見されていることから、消費減速や雇用市場の悪化に伴う景気減速が重石になるとは考えられるものの、金融当局のタカ派姿勢に変化が生じることが下支えとなり、大幅な下落は免れると想定。
  • 【債券市場】これまでインフレ再燃への警戒から政策金利を高位に維持する姿勢を示していた欧米の中央銀行が、政策金利の引き下げを織り込む市場の動きを追認する姿勢を見せ始めるなど、世界的な利上げ局面は既に終盤に位置しており、景気減速が鮮明になれば、市場の利下げ織り込みがさらに加速すると考えられることから、債券のパフォーマンスが徐々に安定した上昇基調となることを想定。
月間では、「外国債券(国債型)」の保有等がマイナスに影響したものの、相対的に高いリターンとなった「世界株(グロース)」を比較的多く保有していたことなどで、同月のパフォーマンスは+2.49%となりました。(※1,6)なお、「外国債券(国債型)」は為替ヘッジを行う指数を参考としているため、大幅に円安・ドル高が進んだ1月においてはその恩恵を受けられず、パフォーマンスが劣後する結果となりました。以下のグラフは、匠ラップのリターンに対する各資産の寄与度(どの資産がどのくらい匠ラップの騰落に影響を与えているか)です。(※7)
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リリース来の実績

以下の折れ線グラフは「匠ラップ(※1)(赤色線)」「合成指数(※2)(青色線)」の比較グラフで、開始点は2023年7月19日です。運用開始日の2023年7月19日から2024年1月31日の期間で、匠ラップの運用実績は+6.70%(※1,3)となり、参考とする合成指数(※2,3)との比較では-1.27%(※4)となりました。
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また以下は、直近1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月および匠ラップのリリース来のパフォーマンスです。(※6)
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*合成指数の値は運用にかかる費用等を考慮していません。

・運用実績は過去のものであり、将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

・匠ラップは、オールウェザー戦略の考えを取り入れ、株式60%、債券40%の資産配分を参考としながら、事前想定リスク年率10%程度でリターンの最大化を目指し、資産配分を決定します。本グラフでは、匠ラップの運用戦略に基づく資産配分の決定がどれだけパフォーマンスに寄与しているかを示すために、前述の資産配分の参考値に基づきFOLIOが作成した合成指数(※2)を用いて、パフォーマンスの比較を行っています。

※1 匠ラップの運用実績について 2023年7月19日(サービスリリースした7月15日に申込を行い最短で運用を開始した場合の投資対象ファンドの最初の買付約定日)から表示日まで、または表示している期間において、匠ラップに投資していた場合の運用実績です。 投資対象ファンドの基準価額(信託報酬やその他の費用が考慮されており、分配金は当該ファンドに再投資したものと仮定しています。)をもとに、「(計算期間終了日基準価額/計算期間開始日基準価額)-1」で計算したものを%表示しています。リバランスは最適ポートフォリオとの乖離がないように実施したと仮定し、運用手数料を年率0.77%(税込)徴収したと仮定して計算を行っています。(※3)

※2 合成指数の推移について 「合成指数」のシミュレーションにあたっては、匠ラップが参考とする資産配分である株式60%、債券40%の割合でMSCIワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)とFTSE世界国債インデックス(除く日本、ヘッジあり・円換算ベース)を合成して計算しています。投資対象ファンドの基準価額に市場価格が反映されるタイミングを考慮し、合成指数の計算期間開始日および終了日を前倒して表示しています。(※3)

※3 運用実績および合成指数のシミュレーションについて 本文およびグラフ上で表示している割合は年率ではありません。計算後の数値の小数第3位以下を切り捨てて表示しています。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。分配金やリバランス時の譲渡益にかかる税金は考慮していません。

※4 表示期間における、匠ラップの運用実績と合成指数のシミュレーションの比較です。小数第3位以下を切り捨てて表示しているため、表示上の数値を用いて計算すると数値が一致せず誤差が生じる場合があります。

※5 表示の投資配分はリバランス実施時に目標とする比率であり、実際の運用では市場変動等の影響により表示の比率と乖離が発生することがあります。

※6 1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月のパフォーマンスは、それぞれ直近Nヵ月前の資産の評価額と2024年1月31日における評価額を元に計算しています。匠ラップリリース来のパフォーマンスは、2023年7月19日の資産評価額と2024年1月31日における評価額をもとに計算しています。表示している割合は年率ではありません。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

※7 騰落率グラフは2023年12月29日の基準価額を基準として、2024年1月31日における各投資対象ファンドおよび、匠ラップのリターンを示したものです。各投資対象ファンドの騰落率の計算は、「(2024年1月31日時点の基準価額/2023年12月29日時点の基準価額)-1」で行い、%表示をしています。寄与度グラフは騰落率グラフのデータを用いて、匠ラップの投資配分(指定期間の途中で行われたリバランスも考慮)に従って、匠ラップのリターンに対する各投資対象ファンドの寄与度を示したものです。投資対象ファンド毎に約定に要する日数が異なる点や計算期間中に実施されるリバランスの影響により、騰落率グラフが示す各投資対象ファンドのリターンがプラスであっても、寄与度グラフにおいてはマイナスとなる場合があります(逆の場合もあります)。匠ラップのリターンの算出方法については、※1をご参照ください。将来の運用成果等を示唆または保証するものではありません。

2024年1月のマーケットを振り返る

ここで2024年1月のマーケットを振り返ります。

【米国市場概況】

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米国株式市場の指標であるS&P500は、好調な米雇用統計やインフレ鈍化などが好感され上昇する場面もありましたが、FRB高官による早期利下げ観測を牽制する発言を受けて長期金利が上昇したことや中東情勢の悪化に対する警戒感の高まりなどが重石となり、上旬から中旬にかけては一進一退の動きとなりました。下旬には、経済がソフトランディングに向かうとの見方が強まったことや、決算発表が本格化するなか大手ハイテク企業を中心に好業績への期待が高まったこと等から上昇し、史上最高値を更新する場面もありましたが、FOMC(米連邦公開市場委員会)で早期の利下げに慎重な姿勢が示されたことで反落し、最終的に前月比+1.58%となりました。

【先進国市場概況】

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日本株式市場の指標であるTOPIXは、円安・ドル高が進んだことで輸出関連企業の業績懸念が後退し、国内外の投資家から資金が流入したことに加え、新NISA開始に伴い個人投資家の資金流入期待も高まり、上旬から中旬にかけて上昇基調となりました。下旬には、国内の長期金利上昇などが重石となったものの、月末に1990年2月以来の高値を付け、最終的に前月比+7.80%となりました。欧州株式市場の指標であるストックス欧州600指数は、上旬から中旬にかけて、ECB(欧州中央銀行)による利下げ観測後退や、中国景気の不透明感が重石となり下落基調となりました。しかし下旬に入ると、IT関連や消費関連企業を中心に好調な決算が発表されたことや、ECBによる利下げ観測等が好感され上昇基調となり、最終的に前月比+1.39%となりました。

【新興国市場概況】

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中国株式市場の指標である上海総合指数は、上旬から国内経済の先行き不透明感等を受けて軟調に推移し、中旬に入っても下落基調が続いたことで一時2020年4月以来の安値を付けました。その後、下旬にかけて当局の相場下支え策への期待から反発する局面もありましたが、景気先行き不安は根強く再び下落して、最終的に前月比-6.26%となりました。インド株式市場の指標であるインドSENSEXは上旬、米国長期金利の上昇懸念等から上値が重く小幅な動きとなりました。中旬には、経済の安定成長への期待や米国早期利下げ期待から上昇する場面がありましたが、その後は利下げ観測が後退したことで反落しました。下旬には中国の金融緩和決定が好感されるなどで一時上昇しましたが、最終的に前月比-0.67%となりました。

【為替・その他】

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ドル・円為替相場は、米雇用統計が市場予想を上回ったことや、FRB高官による早期利下げ観測を牽制する発言などを受けて米国の長期金利が上昇した一方、日銀による早期のマイナス金利政策解除への期待がやや後退したことから日米金利差が拡大し、一時148円台を付けました。その後はやや反転したものの、最終的に146円台後半と前月比で4.16%円安・ドル高が進みました。米国10年債利回りは、米国経済の堅調さが確認されるなか、FRB高官の発言などから早期の利下げ観測が後退して一時的に4.1%台に上昇しましたが、その後に発表された経済指標等から米国経済の軟着陸期待が高まったことや、米財務省が公表した国債発行計画から米国債市場の需給不安が和らいだことなどで3.9%台まで反落して1月を終えました。

各指数等のデータはBloombergが提供する値を用いています。表示されている値(米国10年債利回りを除く)は、小数第3位以下を切り捨てています。

運用会社FOLIOからのメッセージ

匠ラップでは、「匠」の戦略が詰まったアクティブファンド(≠インデックスファンド)を活用し、市場平均を上回るリターンの獲得を目指しています。2024年1月におけるアクティブファンドの活用の例として、「世界株(グロース)」とその参考指数である「MSCIワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」を比較してみると、「世界株(グロース)」は1月月間で+8.65%と参考指数を+1.97%上回りました。(※8)
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今後も「匠」ならではの運用によって、投資環境に左右されにくい安定した収益の獲得を目指します。 なお、以下のコラムでは海外の年金からも受託があり、野村アセットマネジメント社の看板戦略である2つの世界株投資戦略のうち、中長期で持続性のある「複数の成長テーマ」を選別し、構造的な成長ドライバーを有する企業に集中投資する「世界株(グロース)」の魅力を解説しています。

※8 グラフ等について ・将来の傾向や投資収益等を示唆又は保証するものではありません。

・「世界株(グロース)」は野村アセットマネジメント社から提供された「ラップ専用・世界株式アクティブ(グローバル・マルチテーマ)」の分配金再投資基準価額データ(信託報酬等の費用考慮後)およびBloombergが提供する「MSCIワールド・インデックス(配当込み)」のデータを基に、2023年12月29日を基準としてFOLIOにて計算し作成したものです。小数第3位以下を切り捨てて表示しています。

・「ラップ専用・世界株式アクティブ(グローバル・マルチテーマ)」の基準価額に市場価格が反映されるタイミングを考慮し、「MSCIワールド・インデックス(配当込み)」の計算期間開始日および終了日を前倒して表示しています。

・「ラップ専用・世界株式アクティブ(グローバル・マルチテーマ)」と「MSCIワールド・インデックス(配当込み)」の2024年1月の月間騰落率である+8.65%と+6.68%との比較が+1.97%です。小数点以下第3位を切り捨てて計算している箇所があるため、小数点以下第2位の数値が必ずしも一致しない場合があります。

・信頼できると考えられる情報を用いて算出しておりますが、情報の正確性、完全性等について保証するものではありません。

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■本資料について

・投資環境に関する過去の事実等の情報提供や作成時点での見解をご紹介するために、匠ラップの投資運用業務を行う株式会社FOLIOが作成した資料です。

・記載内容は作成時点のものであり、将来の市場環境の変動や運用成果等を示唆または保証するものではありません。

・信頼できると考えられる情報を用いて作成しておりますが、その正確性、完全性等について保証するものではありません。

■株式会社SBI証券

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人日本STO協会、日本商品先物取引協会

■株式会社FOLIO

金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2983号 加入協会:日本証券業協会、一般社団法人日本投資顧問業協会