アラフォーから考える親の終活

執筆:株式会社SBI証券

更新:2026年04月21日

こんにちは!相続そうだんターミナルのスタッフAです。

相続そうだんターミナルでは、相続や終活に関する情報を発信しており、どうしても50代以上の方が中心になりやすいですが、今回は実体験をもとに、若い世代にも無関係ではないよ!ということをお話ししていきたいと思います。

アラフォーでも無関係じゃない終活の話

地元を離れて上京し仕事をしている私は、ここ何年か、帰省した際に母の終活について話をする事が増えています。

きっかけは祖母が亡くなった事で、何年か施設に入っていたため葬儀の準備をしていた母はその間に自分の終活や葬儀についても考えたようです。

私も母に何かあった場合は誰に連絡したらいいのか、連絡先の置き場などについても話をしたことをよく覚えています。母がお世話になった方々は私もお世話になっているので、不義理を働きたくないという気持ちがあったからです。

そのほかにも、帰省のたびに少しずつ、葬式代や引き継ぐものの話をしていました。そして、最近の帰省で話題になったのが、お墓の話です。

お墓は誰のためのもの?

「私が死んだら、海に散骨してね」

テレビを見ながらのんびりと食事をしていたとき、母に言われました。

本当に唐突でしたし、とても驚きました。びっくりです。

私は、母のお骨は納骨堂にお願いしようと考えていたので、なおさらです。

母は友人も多く、年始になると従妹など私と同世代の親戚が挨拶に来ます。娘の私からすると、慕ってくれる人が比較的多い印象です。そのため、母を慕ってくれていた人たちが後々「ちょっと報告したいな」と思ったときに訪れる場所があった方がいいのでは?と思ったのと、私も「ここにいけば母に会える」という場所が欲しかったからです。

母自身がお墓にこだわりがないことは以前に聞いていたので、ぼんやりと納骨堂に納めようかと思っていて、どういう形ならいいのか、まだ早いかもしれませんが私自身が入る墓や納骨堂を含めて考えていました。

そんな中で、母に「散骨を」と言われてしまって、非常に動揺したのです。

そこから、納骨堂派の私vs散骨派の母で話が白熱します。

大声こそ出しませんが、お互いにどこまでも譲りません。こういう頑固なところは親子だなぁ、と、ちょっと考えてしまいました。

いい年した大人になって、そこまで親と意見を戦わせることがあるとは思いませんでした……。

お互いになかなか譲らないなか、私が「生きている人のために納骨堂に納めるか、お墓が欲しい」というと、母も「お墓は生きてる人のためのものだ」と。

お墓についても様々な考え方があると思います。亡くなった人の供養のため、先祖を含めた一族のため。しかし、私と母で一致したのは「生きている人のためのもの」ということでした。

白熱する納骨堂vs散骨の論点

海洋散骨の様子

では、何が問題になってここまで白熱したのか。

問題は、同じ「生きている人のためのもの」ということでも、お互いに重視しているポイントが違うことでした。

私は、生きている人が「ここに来たら話ができる」と思える場所(墓石や骨壺)が欲しかったのに対して、母は別のポイントからお墓のことを考えていました。

「納骨堂は便利だけど、開館時間内しかお参りできない。墓も同じことだけど、近くにいても仕事とか日常が忙しくてお参りなんてそうそうできるもんじゃない。」

「そうなると、今週も行けなかったなぁ……って、お参りできないことそのものが、とても心苦しくて気にかかる。」

「私は、おばあちゃん(祖母)の納骨を経験してそう思った。」

「まして、あんたは東京から戻ってくるつもりはないんでしょ?」

「そんなに物理的なものが欲しいなら、遺影でも位牌でもあるじゃない。」

ぐうの音も出ません。さすが我が母です。

お墓参りもいろいろと進んでいる時代なので、代行サービスなどを使ってお参りしたりキレイに保つことはできるかと思います。事実、私はそういったサービスについても調べていましたし、お墓や納骨堂にお骨を納めた場合は利用することになっていたと思います。

たとえ代行サービスにお願いしてキレイにしてもらったりしても、何年も自分が訪れないことに罪悪感もなくいられるのかというと、きっとそんなことないのかもしれないなぁ、と、このときに思ったのです。

母は、母自身の経験から、墓参りをイベントではない「生活の一部」としてどうやって付き合っていくのか、ということを考えてくれていたようでした。

また、東京から戻ってくる見込みのない娘でも、「海ならつながっているから、いつでも会える」との親心もあるようでした。

結局、納骨堂にするのか散骨するのか?

母がここまで考えていてくれたことは、私としてはとてもありがたいとは思っています。

しかし、頭では母の思いや意図は理解しつつも、感情として納得できているかといえば、決してそうではありません。

母と話している私には、海といった漠然と大きなものではなく、墓石や骨壺といった存在がどうしても必要なように思えました。

結局、このときは結論が出せずに「しばらく考えさせて」といって、いったん保留にしました。

母譲りの頑固者の娘なので、実際に母が亡くなった後には納骨堂にお願いすることも十分考えられます。

ですが、この機会に母が何を考えているのか、知れたことはとてもよかったと思っています。

親の終活は老後だけではなく、親が亡くなった後もお墓という形で自分の生き方に影響があるんだなということは学びになりました。

この件については、介護など差し迫った事態というわけではないので、もう少しじっくりと考えて母も私も納得できる結論を出せればいいなと思います。

親の終活を一緒に考えてくれる専門家

相続そうだんターミナルでは、親御さんの終活も一緒に考えてくれる専門家を掲載しています。
一人で悩まず、ぜひ親子で終活について話し合い、専門家に相談してみてください。

安心の相談窓口地方銀行(熊本、九州、東京、大阪):肥後銀行

家族信託についての相談(全国):株式会社こころのカンパニー

遺言信託についての相談(全国):SBI新生銀行

おうちのお片付け(関東、宮城、新潟、東海、関西)株式会社リリーフ

相続そうだんターミナル

対応地域
全国
営業時間
8:30~17:00
アクセス
相続そうだんターミナルHP
得意分野
提携専門会社の紹介