NISA 成長投資枠 取り扱い 1,500本超! オルカンを凌駕!? 3年リターンランキングは?

NISA 成長投資枠 取り扱い 1,500本超! オルカンを凌駕!? 3年リターンランキングは?

投資情報部 川上雅人

2026/01/19

NISA 成長投資枠 3年リターンランキングは? 

2026年1月15日時点において業界全体でのNISA・成長投資枠の対象ファンド数(ETF、REIT等を除く)は2,224本となっています。

その中でSBI証券の取り扱い本数は1,501本となっており、業界トップの取り扱いファンド数となっています(SBI証券調べ)。

成長投資枠を使って投資信託(ファンド)に投資する場合は、つみたて投資枠で投資しているファンドを選ぶのも1つの方法ではありますが、ポートフォリオ全体でより高いリターンや、より高い運用効率を狙うなら、対象となるファンド数が多い成長投資枠の好成績ファンドや保有ファンドとは異なる値動きが期待できるファンドに分散投資することが有効と考えます。

そこで今回は、NISA・成長投資枠対象ファンド(SBI証券取り扱いの1,501本)に絞って、3年間での非課税の効果を最大化できたファンドといえる3年リターンに着目してランキングしたものが図表1となります。

2026年のサッカー・ワールドカップ開催に合わせてSBI証券ベスト11としました。

それぞれのファンドの特徴についてコメントします。

なお、NISA 成長投資枠ランキングは2024年11月にもコラムで紹介しました。

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約1年前の好成績ファンドは直近でも好成績なのか、代表として相応しい活躍となったのかを併せてご確認いただければ幸いです。

図表1 NISA 成長投資枠 3年リターンランキング (SBI証券のベスト11)

順位 ファンド名 特徴
(投資対象)
1年
リターン
3年
リターン
(年率)
5年
リターン
(年率)
3年
標準偏差
(年率)
3年
シャープ
レシオ
1 野村 世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) 世界各国の半導体関連企業の株式に投資 46.96% 70.45% 43.77% 34.29 2.05
2 iFreeNEXT FANG+インデックス 米国テクノロジー企業10銘柄で構成されるFANG+インデックスへの連動を目指す 16.64% 61.15% 30.38% 26.01 2.35
3 デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(愛称:ゼロ・コンタクト) 今後の成長が期待されるゼロ・コンタクト・ビジネス(非接触型ビジネス)関連企業の株式に投資 31.33% 56.13% 3.98% 33.73 1.66
4 グローバル・メタバース株式ファンド メタバースに関連するビジネスを行う企業の株式に投資 36.33% 55.11% - 27.15 2.03
5 ブラックロック・ゴールド・ファンド 南アフリカ・オーストラリア・カナダ・アメリカ等の金鉱企業の株式を中心に投資 147.75% 53.37% 28.19% 29.23 1.82
6 グローバル・フィンテック株式ファンド 世界の株式の中から主にフィンテック関連企業の株式などに投資 22.90% 52.75% 6.01% 32.72 1.61
7 グローバル・フィンテック株式ファンド(年2回決算型) 世界の株式の中から主にフィンテック関連企業の株式などに投資(年2回決算) 22.32% 52.28% 5.80% 32.77 1.59
8 イノベーション・インデックス・AI AI関連企業の株式に投資、STOXXグローバルAIインデックスへの連動を目指す 23.59% 48.88% 27.31% 24.99 1.95
9 インベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(愛称:世カエル) 日本を含む世界各国のブロックチェーン関連株式に投資するインデックスファンド 40.54% 47.74% 20.38% 36.19 1.32
10 USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド 米国の上場株式の中から、情報技術の開発、進化、活用により高い成長が期待される企業の株式に投資 19.44% 47.11% 13.10% 25.67 1.83
11 WCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)(愛称:ネクスト・ジェネレーション) 参入障壁の持続可能性、企業文化、構造的成長力等に基づき世界の株式に投資 40.27% 46.33% - 19.48 2.37
参考 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)(愛称:オルカン) 全世界株式(日本を含む)インデックスファンド 20.51% 27.69% 21.14% 12.40 2.22
  • ※ウエルスアドバイザーのデータをもとにSBI証券作成
  • ※NISA・成長投資枠対象ファンド(SBI証券ネット取り扱い)を3年リターン順に表示(2025年12月末基準)
  • ※ 同じ投資対象のファンドは11ヵ月リターンの1位ファンドのみを表示
  • ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません

非課税の効果を最大化!? 3年好成績ファンドの特徴は?

1位の野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)は、各国・地域のマクロ投資環境見通しを考慮しつつ、技術力、価格決定力、利益構造、財務内容などの観点からファンダメンタルズ分析を行ない、半導体関連企業の組入銘柄を決定しています。組入上位銘柄は、エヌビディア、ブロードコム、台湾セミコンダクター(TSMC)、マイクロン・テクノロジー、ASMLホールディングなどとなっており、組入銘柄数は24銘柄です(※)。エヌビディア、ブロードコム、TSMCの組入比率が高いのが特徴です。特定業種への集中投資のため値動きの振れ幅を示す標準偏差が大きいファンドとなっています。

2位のiFreeNEXT FANG+インデックスは、米国テクノロジー企業10銘柄で構成されるNYSE FANG+指数(配当込み・円ベース)の動きに連動した投資成果を目指すファンドです。組入銘柄はアルファベット、アップル、ブロードコム、クラウドストライク、エヌビディア、アマゾン・ドット・コム、マイクロソフト、ネットフリックス、サービスナウ、メタ・プラットフォームズとなっています(※)。2025年12月の定期リバランスでサービスナウから情報分析ソフトウエアを開発するパランティアテクノロジーズへの入替えが行われました。10銘柄集中投資のため、標準偏差がそれなりに大きくなっています。

3位のデジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(愛称:ゼロ・コンタクト)は、今後の成長が期待されるゼロ・コンタクト・ビジネス(非接触型ビジネス)関連企業の株式に投資しているファンドです。組入上位銘柄は、eコマース会社のカナダのショッピファイ、米国のオンライン証券会社のロビンフッド・マーケッツ、パランティア・テクノロジーズ、ゲーミングプラットフォームを展開する米国のロブロックス、家庭用ビデオストリーミング端末などを提供する米国のロクなどとなっており、組入銘柄数は45銘柄です(※)。特定テーマの会社に投資しているため標準偏差の大きいファンドです。

4位のグローバル・メタバース株式ファンドは、世界の上場株式の中から、メタバースに関連するビジネス(バーチャル世界・インフラストラクチャ・次世代インターネットの基幹技術等)を行う企業の株式に投資するファンドです。メタバースとは、「メタ(超越)」と「ユニバース(宇宙)」を組み合わせた造語で、一般にデジタル上に構築された3次元のバーチャル世界および関連サービスを指します。組入上位銘柄は、ゲーム、アニメ等のリアルタイムデジタル資産の開発プラットフォームを提供する米国のユニティ・ソフトウェア、ロブロックス、メタ・プラットフォームズ、ショッピファイ、ロビンフッド・マーケッツなどとなっており、組入銘柄数は40銘柄です(※)。3位のファンドと運用会社が一緒のため、組入銘柄がやや類似しています。

5位のブラックロック・ゴールド・ファンドは、南アフリカ・オーストラリア・カナダ・アメリカ等の金鉱企業の株式(金鉱株)に投資を行うファンドです。金鉱株とは金の採掘や精錬を事業とする企業です。金鉱株の株価と金価格は長期では同じ方向に動く傾向が見られ、金価格の上昇や業績拡大への期待から特に直近1年が+147.75%と好成績となっていますが、値動きの振れ幅を示す標準偏差が金(ゴールド)ファンドよりも大きいのが特徴といえます。

6位のグローバル・フィンテック株式ファンド、7位のグローバル・フィンテック株式ファンド(年2回決算型)は、今後の成長が期待されるフィンテック関連企業の株式などに投資しているファンドです。組入上位銘柄は、ロビンフッド・マーケッツ、ショッピファイ、暗号資産取引プラットフォームを運営する金融インフラ技術プロバイダーの米国のコインベース・グロ―バル、パランティア・テクノロジーズ、レストラン向けにクラウドベースのデジタルテクノロジープラットフォームの運営を手掛ける米国のトーストなどとなっており、組入銘柄数は42銘柄です(※)。ビットコイン価格との連動性がやや高いのが特徴で、標準偏差がかなり大きいファンドです。

8位はイノベーション・インデックス・AI、9位はインベスコ 世界ブロックチェーン株式ファンド(愛称:世カエル)、10位はUSテクノロジー・イノベーターズ・ファンド、11位はWCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)(愛称:ネクスト・ジェネレーション)となり、世界または米国のテクノロジー関連株ファンドや世界の成長株ファンドが入りました。

2025年までの好成績ファンドがそのまま2026年の好成績につながる訳ではありませんが、NISA・成長投資枠を使って高いリターンを狙いたい投資家は、これらのファンドの特性を理解した上で分散投資することが有効になると考えます。

(※)ポートフォリオの情報は2025年11月末基準。個別銘柄の取引を推奨するものではありません。

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