初級- 株主優待ってなに?いつまでに買えばもらえる?優待の基本と注意点

初級- 株主優待ってなに?いつまでに買えばもらえる?優待の基本と注意点

株主優待について基本を知ろう

「株主優待」という単語自体は、聞いたことがある方がほとんどではないでしょうか。「割引券やQUOカードがもらえる」というイメージも、なんとなく浮かぶかもしれません。
今回の【マユコの投資レシピ】では、「じゃあ実際、いつ、どうやったらもらえるの?」という疑問にお答えしながら、株主優待について投資初心者の方にもわかりやすく解説していきます!


■株主優待ってそもそも何?

株主優待とは、企業から株主へ、割引券や商品券、食料品、オリジナルグッズなど、その企業に関連する商品やサービスなどを提供する制度です。


ここでポイントなのが、すべての上場企業が優待を実施しているわけではないという点です。
優待を実施していない会社ももちろんたくさんあります。


優待の内容は会社によってさまざまです。
自社製品を送ってくれる会社もあれば、店舗で使える割引券、QUOカードのような金券を送ってくれる会社もあります。


ちなみに、この優待制度は日本で定着している仕組みで、米国をはじめとする外国株式では一般的な制度ではありません。


■株主優待をもらうためには?

実は、「優待が欲しい」と思ったその日に株式を買っても、優待がもらえないことがあります。
優待目的の株式投資では、「権利付最終売買日」「権利落ち日」「権利確定日」という用語がポイントとなります(図表1)。


権利付最終売買日(権利付最終日):株主権利(株主優待・配当金、コーポレートアクションなど)を得るための最終取引日
権利落ち日:権利付最終売買日の翌営業日。権利落ち日以降に株式を購入しても、株主権利を得ることはできない
権利確定日:株主としての権利が確定する日


株主優待を受けるには、「権利確定日」に株主となっている必要があります。
「権利確定日」に株主となるためには「権利付最終売買日」(権利確定日の2営業日前)までに株式を購入する必要があります(図表2)。
具体的には、権利付最終売買日の15:30(大引け)※までに株式を購入し、権利確定日に株主として株主名簿に記載される必要があります。
※PTS取引の場合、デイタイム・セッション取引時間終了の16:30


権利付最終売買日の翌営業日は「権利落ち日」と呼ばれ、権利を獲得した状態で売却する場合の最短はこの「権利落ち日」になります。
優待狙いで株式を購入する際には、必ずスケジュールを確認するようにしましょう!


また、企業によっては、ただ株式を持っているだけではなく、「〇年以上継続して株式を保有していること」や「〇株以上持っていること」といった条件を設けている場合もあります。


■配当金との違いは?

株主優待と同じく、会社から株主への還元として代表的なものに「配当金」があります。


配当金は、会社が得た利益の一部を株主にお金で還元するもの。一方、株主優待はモノやサービスで還元するものという違いがあります。
会社によっては、配当と優待どちらも出しているところもあれば、どちらかだけというところもあります。

図表1 権利付最終売買日・権利落ち日・権利確定日とは

図表2 株主優待をもらうためには「権利付最終売買日」までに株式を購入する必要がある!

投資先を優待で選ぶときに気を付けたいこと

■優待を数字で見るときの2つの指標(図表3)

優待の内容を見比べていると、「結局どれを選べばいいんだろう」と迷うことがあるかもしれません。世間では、株主優待を数字で比較する指標として次の2つの指標が使われることがあります。
SBI証券ではこれらの数値は表示していませんが、考え方として知っておくと、投資先を選ぶ手がかりになるかもしれません。


優待利回り:優待内容を金額に換算した額を、優待を受けるために必要な投資金額で割ったもの
数値が高いほど、投資額に対して優待リターンが大きいということになります。
ただし、株価が下がっている会社は結果的にこの数値が高くなることもあるので注意が必要です。
なお、保有株式数によって優待内容が異なる場合や、割引券や非売品のように金額に換算しにくいものの場合もあるので、この指標では比較できないことがあります。


総合利回り:優待利回りと配当利回りを足したもの
会社からの株主還元を、優待と配当を合わせて数字で確認したいときに使われます。
数字で比較しやすい指標ですが、優待利回りと同様に株価の下落が数値を押し上げているだけのケースや、優待の金額換算が難しいケースもあるため、こちらも注意が必要です。


■優待そのものの魅力と株価・業績は別

優待狙いの投資には、こんな落とし穴もあります。
・優待制度が廃止され、それをきっかけに株価も下がってしまった
・業績が悪化して株価が下がり、優待でもらえる金額よりも、株価の値下がりによる損失の方が大きくなってしまった


こうした失敗の背景にあるのは、優待の魅力度と、その会社の株価・業績は別であるということです。
優待内容が魅力的に見えるからといって、その会社の株価や業績が良好であるとは限りません。


優待利回りが高く見える銘柄の中には、単に株価が下がった結果そう見えているだけのケースもあります。
「優待利回りが高い=お得」と判断せず、株価や業績もあわせて確認することが大切です!


■業績もあわせてチェックしよう

優待を出すには会社側のコストもかかるため、業績悪化などを理由に優待の内容が見直される可能性も出てきます。
ここで役立つのが、以前ご紹介したPER・PBR・ROEという3つの物差しです。
優待の内容だけでなく、その会社の業績や株価が今どのくらいの水準にあるのかもあわせてチェックできると、なおよしですね!


■優待の内容は変更されることも

もう1つ確認しなくてはいけないことがあります。
株主優待は、企業の方針によって新しく始まったり、内容が拡充されたり、逆に廃止されたりすることもあります。
一度調べて終わりではなく、継続的に情報をチェックする必要があります。

図表3 優待利回りと総合利回りとは

図表4 【マユコの投資レシピ】優待そのものの魅力と株価・業績は別

SBI証券で実際に優待情報を確認してみよう

ここまで、株主優待の基本についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。


ここでお知らせです。
10月9日(金)から、株主優待の新設・拡充情報をお届けする新コンテンツ「早耳!株主優待キャッチ」がスタートします!
先ほどお伝えしたとおり、優待の内容は変更される可能性があります。だからこそ、こうした新設・拡充情報をこまめにチェックしておくと安心です。ぜひこちらのコンテンツもあわせてご覧ください!
本レポートと同様に、SBI証券 投資情報メディアからご確認いただけます。


では最後に、実際にSBI証券で優待情報を確認する方法をご案内します。

【SBI証券で優待銘柄を検索する方法(図表5)】

□SBI証券 株アプリでの確認方法
銘柄検索 > 「株主優待」をタップ

□SBI証券 メインサイトでの確認方法
国内株式 > 銘柄検索内「株主優待検索」をクリック

どちらも、権利確定月や優待内容で絞込検索が可能です。

【SBI証券で銘柄の優待情報を確認する方法(図表6)】
SBI証券ではじめてお取引された銘柄(現物)人気ランキング(期間:2026/8/1~2026/8/31)1位のNTT(9432)を例に取り上げます。

□SBI証券 株アプリでの確認方法
個別銘柄画面 > その他「株主優待」をタップ

□SBI証券 メインサイトでの確認方法
個別銘柄画面 > 「株主優待」タブをクリック

優待を実施している銘柄は、同様の手順で優待内容や権利付最終日を確認できます。気になる銘柄の優待情報をぜひチェックしてみてくださいね。


今回は株主優待の基本から、優待で銘柄を選ぶときに気を付けたいポイントについてかんたんに解説させていただきました。
株主優待は魅力的な制度ですが、優待の内容だけでなく、業績や株価もあわせて確認することが大切です。【マユコの投資レシピ】を今後の銘柄選びにお役立ていただければ幸いです。


今回もお読みいただきありがとうございました!
次回の更新日は10月15日です。それではまたお会いしましょう👋🏻


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