【マーケット・フラッシュ】日経平均は遂に4万円台へ突入!?今後の見通しは?

投資情報部 淺井 一郎

2024/03/04

3/4の日経平均は寄り付きから40,000円の大台に到達しました。

日経平均の年初来騰落率は+19.3%(3/1時点)に到達しています。今年の日経平均の値動きを振り返ると、昨年の終値33,464円に対し、終値で34,000円台に到達したのが4営業日後の1/10。以下、1,000円刻みで見ると、

35,000円台到達(1/11 1営業日)

36,000円台到達(1/22 7営業日)

37,000円台到達(2/13 15営業日)

38,000円台到達(2/15 2営業日)

39,000円台到達(2/22 5営業日)

40,000円台到達?(3/4 6営業日)

となります。37,000円台の到達に時間がかかりましたが、それでも15営業日(約3週間)に過ぎず、日経平均はほぼ一本調子の上昇が続いていると言えるでしょう。

従前から指摘されていることではありますが、日本株の上昇を支える大きな買い手となっているのは海外投資家です。世界的な著名投資家であるウォーレン・バフェット氏をはじめとする投資家が、割安な日本株を買う動きを強めていると言われています。

こうした動きに加え、最近変化し始めたのが個人投資家の動きでしょう。個人投資家は従来、相場の動きに対して逆張りの傾向があり、相場上昇時には株の売り手になる傾向があります。実際、日本取引所グループが公表している投資主体別売買動向を見ると、日経平均が週間で+6.6%上昇した1月第2週(1/9-12)では、海外投資家が1兆4,439億円買い越ししたのに対し、個人投資家は1兆2,128億円売り越ししていました(売り越し、買い越し額は現物取引と先物取引の合計)。

しかし、2月に入ると1月第5週(1/29-2/2)から2月第3週(2/19-22)まで日経平均は4週連続で上昇し、合計上昇率は+9.4%に達したのですが、この間の個人投資家の売り越し額はわずか877億円に留まっています。相場上昇時において“逆張り”個人投資家の売りが少なくなってきたことが、日経平均の上値を軽くしていると考えられます。

前週末時点で日経平均の5週移動平均乖離率が6.3%と、過熱とされる5%を大きく超えるなど短期的にはスピード調整が入りやすい局面にあることは否めませんが、それでも個人投資家の強気姿勢が続く限りは相場の上昇傾向は継続し易いと考えられます。

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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