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NISA道場
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信託報酬がゼロの投資信託が登場
SBI証券の髙田です。
週替わりでNISA道場を担当させていただくことになりました。「投資をもっとおもしろく」をモットーに記事を執筆していきますので、今後ともよろしくお願いいたします!
今回のテーマは、信託報酬ゼロの投資信託「ゼロカン」積立です。
NISAを活用した積立も認知度が高まってきたと思います。その中でも、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))の積立は、ポピュラーな選択肢になりつつあるのではないでしょうか?
オルカン積立の強みとして、「低コストで全世界株式に分散投資できる」という点が挙げられます。
積立は長期間投資し続けることが前提となるため、投資家が負担するコストである信託報酬は、低い方が積立に適しているといわれています。
オルカンに限らず、インデックスファンドが人気の理由の一つに、この「低コスト」が幅広い投資家に受け入れられていることが挙げられます。
そんな中、来年からスタートする、こどもNISA向けに「SBI・ゼロ・オールカントリー・インデックス・ファンド(愛称:ゼロカン)」が登場しました。
今回は低コストを追求した「ゼロカン」と「オルカン」を比較しながら、投資の世界を探求したいと思います。
※ゼロカンの信託報酬は年率0.00%ですが、監査費用、有価証券等の売買委託手数料、外国での保管費用、税金等のその他費用・手数料が発生する場合があります。
「ゼロカン」と「オルカン」はここが違う!
まずは、「ゼロカン」と「オルカン」の違いを整理していきましょう。
■参照指数は同じ、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)」
ゼロカンもオルカンも同じ指数を参照しています。インデックス型の投資信託はもともと、低コストの商品が多いため、パフォーマンスに差が出るとしたら、どの指数を参照しているかが焦点になります。アメリカの株価指数(S&P500など)や国内の株価指数(日経平均株価など)のように、どの指数を参照しているかによって、リスクやリターンが変わってきます。
ゼロカンとオルカンは同じ指数を参照しているので、ほとんどパフォーマンスに差は出ないと予想されます。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)は世界株式のインデックスであり、アメリカや日本など、特定の国に限定して投資するよりもリスク分散効果が高いため、ビギナー投資家をはじめ、様々な投資家が始めやすい商品だと思います。
■ゼロカンが購入できるのは、こどもNISA限定
信託報酬がゼロのゼロカンですが、購入できるのは、2027年からスタートする「こどもNISA」限定です。
また、こどもNISAはNISAつみたて投資枠と同じく、積立限定の制度設計となっているため、必然的にゼロカンも積立専用の商品となります。
一方で、オルカンはすべての口座で買付、積立が可能です。積立に限定せず、例えば、100万円分を一括で買い付けるといった、スポットの買付も可能な商品です。
ゼロカン保有者は18歳に到達すると、新規の購入はできなくなってしまいます。18歳まで積み立てたゼロカンについては、NISAつみたて投資枠で継続保有することが可能です。さらに、成人後に継続保有する場合も信託報酬はゼロのままです。
■ゼロカンの信託報酬はゼロ、オルカンも最低水準の信託報酬
2銘柄の最大のアピールポイントは低コストだといえます。最低水準の信託報酬で提供されるオルカン。低コストを追求し、信託報酬がゼロの商品として登場するゼロカン。前述したように、低コストは長期積立投資には重要な要素となるため、両者とも積立に適した投資信託であるといえます。
今週のまとめ
ゼロカンもオルカンも低コストで全世界株式に投資できる魅力的な商品だと思います。
投資信託の選び方は様々で、リスクやリターンなどの指標で選ぶ方法や、コスト重視で選ぶ方法、参照する指数で選ぶ方法など十人十色です。
資産運用に慣れている人や、経験者は自分の投資方針に照らし合わせて銘柄を選ぶことができると思います。一方で、ビギナー投資家にとっては、銘柄を選ぶだけで一苦労だと思います。金融商品は専門用語も多く、情報量が多いため、何を重視していいかわからなくなってしまうこともあるのではないでしょうか?
ビギナー投資家が投資信託を選ぶ際に、コスト(信託報酬)を比べながら商品を選択することは単純で理にかなった方法だと思います。
長期積立投資では低コストが武器になります。
こどもNISAの運用では、こどもが成人した後も保有することを想定して銘柄を選ぶ必要があります。こどもの将来を考えて、ゼロカンから投資を始めるのも、選択肢の一つかもしれません。
髙田のつぶやき
今回は低コストの商品としてゼロカンとオルカンを比較してみました。
もともと筆者はコストよりもパフォーマンス重視で商品を選びたい性格なので、コストの優先順位は他の項目よりも低いです。しかし、低コストを追求して、信託報酬をゼロにした商品には興味をひかれたので、今回取り上げてみました。
ここで皆さんに注意喚起したいのですが、銘柄選びの際には商品性と自分の投資方針がマッチしているかを確認してください。
例えば、オルカンは全世界の株式に投資しているため、特定の国の株価の力強い上昇の恩恵を基準価額に反映しにくいというデメリットがあります。2026年前半の日経平均株価は6月に史上最高値を記録するなど、力強く上昇しました。日経平均株価を参照するインデックスファンドであれば、株価上昇の恩恵を大きく受け取ることができますが、オルカンの場合は、日本株式の組入比率が10%にも満たないため、その分、日経平均株価上昇から受ける恩恵も小さくなります。
つまり、投資先の国を分散してリスク低減を図る分、特定の国のリターンを享受しにくい設計になっているわけです。
リスクを抑えることを重視する投資家にはマッチしていますが、リスクよりもリターン重視の投資家にはアンマッチな商品かもしれません。
重要なのは商品の内容を理解して、自分の投資方針とマッチした商品を選ぶことです。また、リターンに見合うコストであれば許容することも大切だと思います。
ぜひ皆さんも、自分やお子さんにあった商品を探してみてください。
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年間投資枠と非課税保有限度額が設定されます。
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