これぞ、匠の1本 SBIプレミアムチョイス

投資の力で日本を
根っこから元気に!

レオス・キャピタルワークス株式会社
代表取締役会長兼社長 CIO
藤野 英人 氏

最大級の国内株アクティブ投信「ひふみプラス」、独自の運用と魅力

 レオス・キャピタルワークスが設定・運用する「ひふみプラス」の運用について、代表取締役会長兼社長であり最高投資責任者でもある藤野英人氏に聞いた。

ファンドの特徴は?

 3つの特色があります。「成長する会社に投資をする」「守りながらふやす」「顔が見える運用」ということです。

 「成長する会社に投資をする」とは、「バリュー(割安)」と「グロース(成長)」の違いでは、私たちは明確に「グロース」志向です。成長する会社は利益が上がり、株価は利益を反映するので、その利益が上がっていく会社に投資をすれば、株価はその利益に従って上がるという考え方です。成長する会社に投資をすることは、結果的にお客様の資産を増やすことであり、また、成長する会社は、世の中の役に立っている会社ですから、そういう会社への投資は、世の中の役に立つというふうに考えています。

 「守りながらふやす」とは、専門的に言うと、シャープレシオが高い運用です。なるべくリスクを小さくしてリターンを高くしたいという考え方で運用しています。私たちの運用は長期で見ると、シャープレシオが高い運用ができています。

 「顔が見える運用」とは、ファンドマネージャー、アナリスト全員がホームページに顔を出して、考え方を伝えています。また、動画やメルマガ、SNSで運用について日々情報を出しています。顔を出すのは、責任の所在をはっきりさせるためです。

 「ひふみプラス」の母体である「ひふみ投信」は2008年にスタートしました。この13年の間には、いろんなマーケットがあり、常に勝っているわけではありません。3年~4年に1回、比較的大きく負ける時があります。2021年は大きく負ける年になりました。グロース株投資という運用方針を貫いていると、成長株が負けるときは負ける可能性があるのですが、過度に意識しすぎずにみています。成長株が負け続けることは、非常に少ないからです。

 日本株をメインにした投資信託ですが、10%ぐらいは外国株式が入っています。元々「ひふみ投信」をスタートしたときから国際株式型で設定しました。会社のサイズが小さすぎて、海外出張するお金がなかった間は、日本株式だけで運用していました。運用の大きな特色が、「足で稼ぐ」という考え方で、直接訪問して社長に会い、現場で働く社員とコミュニケーションをして投資をするという大原則があります。運用残高が3,000億円を超えた頃から、自由に海外に出張したり、海外に拠点を持って調査をすることができるようになりました。

 もう一つ、日本株中心に運用していますが、日本は中堅・中小企業に良い会社がたくさんあるのですが、大企業が低迷しているため、日本の大企業の代わりにアメリカなど時価総額の大きな会社でも成長している会社を入れることで補完しています。「ひふみ」の中心は、日本の良い会社に投資するということで、その成長の一つの調整弁として海外株を入れているということなのです。日本が大きく変革して、日本の大企業が中堅・中小企業くらいに大きく成長するようになれば、日本株だけで運用できるようになることもあると思います。それを私はとても楽しみにしています。

他社に負けないポイントは?

 一つは創業者が最高投資責任者であり、社長であるということです。10年、20年という目線で資産運用会社の経営をしています。一般的な資産運用会社は、大企業の子会社であることが多くて、親会社から社長がやってきて、お客様に中長期投資を訴えていながら、経営陣が短期間で変わり、方針が定まらない、となりがちです。

 それからもう一つは、私たちの社員は、金融機関だけではなくて、あらゆる業種業界から集まってきていて、多様な価値観を持っています。最近とても嬉しかったのは、この間ストレスチェックを全社員に受けてもらって、その結果が日本の金融機関の中でトップクラスにストレスが少ないということでした。評価機関からは、「当事者意識が高い」「気持ちを込めて仕事をしている」「ロイヤリティが高い」「仕事に対して生き生きしている」「社員の人間関係が良い」などの評価をいただきました。生き生きと働き、お客様に最高のサービスを届けたいと頑張っている社員が、他社に負けない財産だと思っています。

運用を通じて世の中に何をなしとげたいと考えていますか?

 レオス・キャピタルワークスという社名は、「レオス」はギリシア語で「流れる」という言葉で、「お金を流して世の中のために働く」というのが社名の意味です。私たちの経営理念は「資本市場を通じて社会に貢献します」ということですから、私たちの社名と経営理念はほとんど同じです。

 良い会社に投資して、その会社が成長し、世の中のために雇用を生み出し、新しい商品サービスを生み出して、従業員をもっと雇い、そして、仕入れ先も増えて、会社が大きくなって資産が増えて、株価が上がる。すると、その会社に投資したお金が増えて、結果的にお客様も喜ぶということなので、そういう幸せなお金の循環を作りたいっていうのが私たちの考えです。この考えは、今も変わりません。

 最近もう一つの考えを持っていまして、それは、「ファイナンシャル・インクルージョン」という考え方です。日本語では「金融包摂」と言います。日本では、最近、「成長と分配」ということが言われています。お金持ちが投資によりさらに金融資産を増やし、お金持ちとそうでない人の差ができたから、お金持ちから税金を取って、そうでない人にお金を流すべきだといわれます。社会の格差をなくそうということです。格差をなくすことには賛成ですが、この考えには一つ抜け落ちた観点があると思います。

 お金持ちが投資、つまり金融にアクセスすることでお金持ちになれたのであれば、普通の人々、これまで、金融にアクセスできなかった人に、アクセスできるようにすることが大事なのではないでしょうか。全ての人に金融の恩恵を受ける社会にすることが大事だと思っています。より多くの人に金融のリターンをお届けしたい、私たちは金融の魅力を隅々まで届けたいと思います。それが「ファイナンシャル・インクルージョン」です。「ひふみ」の運用を通じて、より多くの日本の方に「やっぱり投資を始めよう」と思っていただけるようにしていきたいと思っています。

ひふみプラス

レオス・キャピタルワークス株式会社
カテゴリ:国内株式

購入する
【投資信託に関するご注意事項】
・投資信託は、主に国内外の株式や債券等を投資対象としています。投資信託の基準価額は、組み入れた株式や債券等の値動き、為替相場の変動等により上下しますので、これにより投資元本を割り込むおそれがあります。
・投資信託は、個別の投資信託毎にご負担いただく手数料等の費用やリスクの内容や性質が異なります。ファンド・オブ・ファンズの場合は、他のファンドを投資対象としており、投資対象ファンドにおける所定の信託報酬を含めてお客様が実質的に負担する信託報酬を算出しております(投資対象ファンドの変更等により、変動することがあります)。
・ご投資にあたっては、商品概要や目論見書(目論見書補完書面)をよくお読みください。
【その他のご注意事項】
・本ページは、投資一般に関する情報提供を目的としているものであり、投資その他の行動を勧誘したり、推奨したりするものではございません。銘柄の選択などの投資にかかる最終判断は、お客様ご自身の判断でお願いいたします。
・本ページに記載されている情報は各取材時点のものです。
・個別銘柄の紹介にあたっては、当ファンドの過去の組入銘柄の一部および運用担当者による見解を紹介したものであり、当該銘柄について将来の保有を約束するものでも、売買を推奨するものでもありません。また、当ファンドが組入れる銘柄などのパフォーマンスを示唆するものでもありません。
PAGE TOP