①グローバル・フランチャイズ運用戦略*1の成り立ち

Bruno Paulson
ブルーノ・ポールソン
モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント・リミテッド
インターナショナル・エクイティ運用チーム ファンド・マネジャー

2009年モルガン・スタンレー入社。ボストン・コンサルティング・グループに勤務し金融サービス産業を担当、サンフォード・バーンスタインにて、アナリストとして金融セクター特に銀行および保険を8年間担当。その後、モルガン・スタンレー入社。INSEADにてフォード賞を受賞し、首席でMBA取得。オックスフォード大学ナフィールド・カレッジ政治経済学研究員。オックスフォード大学ケーブルカレッジを優等で卒業。政治、哲学、経済を専攻。高機能自閉症の子どもたちのための無料の学校であるThe Rise schoolの創設者であり、また、Kensington Aldridge Academyでは、ビジネス・コミッティの議長を務める。

グローバル・フランチャイズ運用戦略の成り立ちを教えてください。

(グロプレが活用する運用戦略である)グローバル・フランチャイズ運用戦略の運用開始時(1996年3月時点)において、インデックス(市場全体)に対して大幅に銘柄数を絞った集中投資型コンセプトのポートフォリオは相当に珍しく、当運用戦略は非常に先進的なポートフォリオという印象でした。一部の投資家は、投資資金の一部の振り分け先として当運用戦略が有用なのではないかと検討をしてくれていましたが、設定初期において、投資家の大勢の見方としては、たった30銘柄しか保有しないポートフォリオへ投資することはあまりにもリスクが大きいと見なされてきました。
しかし、1987年のブラックマンデーの影響等を背景に経済の不透明感が強かった1990年代前半には、高クオリティ特性を持つ企業*2が非常に興味深いということを当時のインターナショナル・エクイティ運用チームは認識しており、そして、その一員であった当運用戦略の創設者は、偉大な投資家であるベンジャミン・グレアムやチャーリー・マンガーにインスピレーションを受け、高クオリティと考えられる企業のみを保有することに徹底したポートフォリオを構築することにしました。
時間の経過とともに、ポートフォリオは世界中の高クオリティと考えられる企業を保有することで、投資家の高い信頼を構築してきたと考えます。その背景には、ポートフォリオが市場の下落局面において下値抵抗力を示したこと等によって、投資家の高クオリティ企業で構成されるポートフォリオへの確信度が高まったことにあります。そして、特に2000年のITバブルが崩壊してからの数年間、また、2008年のリーマン・ショック時において、高クオリティ企業の利益は回復力が強く、その価値を証明してきたと考えています。なお、ポートフォリオは時間の経過とともにセクターウェイトは変化したものの、投資の原則は変わらず、長期に渡って安定的にリターンを獲得してきました。

  • *1グローバル・フランチャイズ運用戦略は、当ファンドのマザーファンドの運用指図権限の委託先であるモルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント・リミテッドによって運用されているファンドの運用戦略です。当ファンドが投資するマザーファンドと同様の運用プロセスを用いておりますが、当ファンドの運用実績とは異なります。
  • *2グローバル・フランチャイズ運用戦略では、世界の株式の中から複製が困難な無形資産や価格決定力、高い利益率に裏付けられた優位性を持つクオリティの高い企業に投資を行います。

私のグロプレに込める思い!

キーチャートとともに!

  • ・高クオリティ特性を有する企業を長期に渡って保有することで、当運用戦略の運用開始来、しっかりと資産を複利のように増大させることができました。
  • ・また、過去においては市場環境が良い時も悪い時も、安定的なリターンを獲得することによって、当運用戦略は良好な運用実績を残してきました。
  • 出所:モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントのデータを基に三菱UFJ国際投信作成 
  • ・グローバル・フランチャイズは、運用報酬控除前、米ドルベース、配当および収益再投資のパフォーマンスを表しています。
  • ・先進国株式は、MSCI ワールド インデックス(税引き後配当込み米ドルベース)を使用しています。同指数に対する著作権およびその他知的財産権はすべてMSCI Inc.に帰属します。

上記は、モルガン・スタンレー・グローバル・フランチャイズ・コンポジット*(以下、グローバル・フランチャイズ)のパフォーマンスを表しています。グローバル・フランチャイズは、マザーファンドの再委託先であるモルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント・リミテッドによって運用され、当ファンドが投資するマザーファンドと同様の運用プロセスを用いておりますが、当ファンドの運用実績とは直接的な関係はありません。また、当ファンドの将来の成果を示唆・保証するものではありません。グローバル・フランチャイズの設定日は1996年3月31日。*コンポジットとは、運用のパフォーマンス測定のため、類似の投資目的、投資戦略に基づき運用される複数のファンドをまとめたものをいいます。また、市場推移の参考として先進国株式指数と比較していますが、当指数は当ファンドのベンチマークではありません。グローバル・フランチャイズのデータ基準は、2021年4月時点から変更されています。そのため一部過去データが変更されています。

※上記は、過去の実績・状況または作成時点での見通し・分析であり、将来の市場環境の変動や運用状況・成果を示唆・保証するものではありません。また、為替・税金・手数料等を考慮していません。

モルガン・スタンレー 
グローバル・プレミアム株式オープン
(為替ヘッジなし)

三菱UFJ国際投信株式会社
カテゴリ:全世界株式

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