IFAコラム

 
資産運用

IFAに資産運用の相談をすると満足度が高まる3つの理由

証券会社と雇用関係にない独立した第三者として、クライアントの立場に立ち、金融商品の取引についてアドバイスを行う独立系ファイナンシャルアドバイザーがIFAです。彼らに相談しながら、資産運用をすると、証券会社の営業マンを通じて資産運用を行うよりも、高い満足度を得られることがあります。なぜそうなるのでしょうか。その理由を3つにまとめました。

1)顧客の立場で考えられる

IFAは独立したアドバイザーであり、所属する証券会社の経営目標や収益目標に影響を受ける、いわゆる、毎月のノルマを抱えている営業マンと立場が異なるため、資産運用の相談をした場合でも中立的なアドバイスを行ってくれます。一般的にIFAは、顧客の相談にできるだけ柔軟な対応を心がけてくれますので、どんどん相談しましょう。

2)IFAと長い付き合いができる

証券会社に勤める営業マンは会社員です。つまり、転勤や配置換えがあるということです。一方のIFAは、独立系ファイナンシャルアドバイザーですから転勤が無いというところが多く、同じお客様と長期にわたって付き合うことができるという利点があります。また、IFAは顧客に金融商品を売買してもらう仲介手数料や預かり資産に応じたフィーで収入を得るため、目先の手数料よりも中長期での顧客との関係性の構築を重視します。構造的に、どちらがより顧客の立場に立って資産運用を考えてくれるかは、一目瞭然でしょう。

3)ノルマがない

一般的に、証券会社の営業マンは日々、ノルマに追われていると言われています。収益目標が設定され、投資信託販売、外債・国内債販売、ラップ口座の販売のほかに、ブロック取引、セミナーの勧誘などもあります。あなたは、ただちょっと相談をしたかっただけなのに、金融商品を勧められ、結果的に購入に至ることもあるかもしれません。きちんとした説明を受けて、納得して購入したとしても、どこかに違和感が残るものです。

一方のIFAにはノルマが無いところが多いようです。「2)顧客の立場で考えられる」にもあるように、目先に手数料の獲得には関心が薄いのです。IFAになった人に話を聞くと、証券会社の営業マン時代のやり方に大きな疑問を感じて転身した人が多くいます。

AIに負けない知識

投資の世界にも、いよいよフィンテック(Finance×Technology:FinTech)の波が訪れました。ロボットアドバイザー投資というものがあります。これは、証券会社の営業マンが、従来実施してきた行程のすべてを、AI(人工知能)に代替してもらうというものです。パソコンやスマートフォンなど、オンラインで投資に関する質問に答えると、ロボットアドバイザーが最適な運用プランを提案してくれます。提案内容に納得したら、あなたは投資一任契約を結び、投資の手続きに入ります。

AIには富裕層が利用する金融アルゴリズムが組み込まれています。人間は時として、一時的な感情にまかせて、大きな損失につながりかねない売買をしてしまうことがあります。しかし、AIはそうした可能性を極限まで排除しています。売買やリバランスを行い、非常に合理的かつ冷静な判断を下します。また、すべての手続きは24時間対応のネットで完結します。

このように便利なAIが台頭する中、中途半端な知識量と説得力では、IFAは太刀打ちできませんし、この先、生き残ることはできないはずです。しかし、それでもIFAが存在しているのは、彼らがAIに負けないぐらいの素質と分析力を持っているからとも言えます。

米国で人気ツートップの証券会社はIFAを重用

「2017年米国投資フルサービス顧客満足度調査」では、大手証券会社を抑え、IFAを重用して従来の証券ビジネスとは異なる手法を取り入れた会社が1位(チャールズ・シュワブ)と2位(エドワーズ・ジョーンズ)にランクインしています。資産運用の先進国である米国の動きは、極めて重要です。資産運用においてIFAの存在は、ますます大きくなっていくでしょう。あなたにぴったりあった自分のためのIFAを見つけてください。あなたの資産運用の可能性を大きく飛躍させることになるでしょう。

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