IFAコラム

 
IFAとは

IFAのアドバイスで投資のリターンは大きくなる?

投資家にとって「どれだけ利益が出たか」はとても興味があることなのではないでしょうか。しかし、本当に大切なのは「現時点でどれだけ大きな利益が得られているか」ではなく、「堅実に資産形成ができているか」なのです。

IFAは個人に合わせた運用を考える

投資家の中には、短期で大きな利益を求め、知らず知らずのうちに「投機家」になっている人も少なくありません。しかし、大きなリターンを求めることは大きなリスクを取ることでもあり、それだけ多額の損失が出る可能性も出てくるということです。つまり、一度で多くの利益を狙うトレードでは、多くの資産を失うことにつながる可能性もあるため、一度として失敗をできないということでもあります。

IFAは、お客さまの状況やリスク範囲をきちんと把握し、それぞれに合わせた運用を行います。 例えば、リターンの高さよりもリスクを抑えた投資を行うために「投資信託」の購入を提案するケースを考えてみましょう。個人投資家の中には、株式投資で個別銘柄のみに投資する人も多くいるのではないでしょうか。しかし、この方法では投資先企業が倒産した場合などのリスクが高くなります。投資信託であれば、少額の投資でも多くの株式や債券に分散投資することができ、その分リスクを低減させることが可能です。

もちろん、リスクを抑えることでリターンが低くなるかもしれませんが、堅実に利益を積み上げていく一つの方法だといえるでしょう。

IFAは、リスクを抑えながらリターンを

資産運用をするにあたって、資金のすべてを堅実な銘柄に投資しなければならないという決まりはありません。堅実なものと大きなリターンを求めるものを組み合わせるのも、資産運用においては大切なことです。

例えば、時代のトレンドに乗って成長が期待できる企業や、日本よりも高い金利の国での投資などには、ハイリターンが期待できる金融商品もあります。これらのなかには、比較的リスクを抑えながらハイリターンを狙えるものもあります。IFAは、個人投資家では見つけることが難しい、このような「堅実でありながら、ある程度のリターンが望めるポートフォリオ」を提案することも可能です。

リスクが高い投資が適切かどうかに気づかせてくれるアドバイス

IFAは、顧客がリスクの高い投資をしようとしている場合に、考えを改めるよう注意をしてくれることもあります。

前述のように、大きなリターンを求める投資はリスクが高く、一度失敗すれば多くの資産を失ってしまいます。お客さまがそのような「間違った投資」をしてしまうのを未然に防ぐことも、IFAの大切な役割なのです。一方で、積極的にリターンを狙っていきたいと考えるお客さまには、どこまでリスクを許容できるかヒアリングしたうえで、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。
可能な限り損をしないように、そしてもし損が出てしまうとしてもできるだけ小さく抑えられるようにアドバイスをするのが真のIFAだといえるでしょう。

このように、IFAはお客様の資産状況やリスク許容度を基に、より堅実な投資ができるようにしながら、リスク許容度の範囲内でより大きなリターンが望めるような投資を考えています。
IFAからのアドバイスでは、一獲千金のような大きなリターンを実現できるチャンスは少ないかもしれません。逆に、短期間で大きな利益を出そうという考え方には、耳が痛い警告をしてくることもあるでしょう。しかしそれは、資産運用の本来の目的が、短期的に大きな利益を出すことではなく、将来、安心して生活ができるようにするためだからです。

「良薬は口に苦し」という言葉があります。IFAは、資産を倍増させる特効薬ではなく、あなたに合った資産運用を実現するための助けとなる良薬なのです。

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