目指せテンバガー!アナリストが増益予想の中小型10選

投資情報部 鈴木 英之 栗本奈緒実
2023/09/20

当ページの内容につきましては、SBI証券 投資情報部長 鈴木による動画での詳しい解説も行っております。東証グロース市場・スタンダード市場の中小型株を中心に、好業績が期待される銘柄や、投資家の皆様が気になる話題についてわかりやすくお伝えします。
新興株ウィークリー
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目指せテンバガー!アナリストが増益予想の中小型10選
9月相場も後半にはいってきました。市場別の指数終値(9/19)を前月末終値と比較した騰落率は、東証プライム市場が+4.2%、東証スタンダード市場が+2.0%、東証グロース市場が-2.6%と、グロース市場の「一人負け」状態が続いています。このうち、東証プライム市場や、時価総額上位銘柄の影響が大きいTOPIXは年初来高値更新となっています。
同期間、米10年国債利回りは4.10%→4.30%に上昇しており、米金利上昇に対して警戒が続いています。米金融政策に大きな影響を与えるインフレ指標については、米消費者物価(13日)、米生産者物価(14日)ともに、市場予想を上回り、インフレ圧力の根深さを印象付けました。引き続き、バリュ株-にとっては追い風でも、グロース株には向かい風の展開が続いているとみられます。
ただ、こうした投資環境は引き続き、グロース銘柄に押し目買いチャンスを提供している可能性もあります。そこで、今回の「新興株ウィークリー」では、アナリストが当面の利益成長を予想しており、押し目買いの対象になり得る成長期待銘柄を抽出すべく、以下の条件でスクリーニングを行なってみました。
(1)東証スタンダード市場または東証グロース市場に上場
(2)9/15(金)まで20営業日の1日当たり平均出来高が2万株以上
(3)時価総額100億円以上1,000億円未満
(4)EPS(1株利益)を予想するアナリストが2名以上
(5)今期・来期ともに市場予想営業利益(Bloombergコンセンサス)が増益予想
図表の銘柄は上記条件のすべてを満たしています。掲載の順番は、来期市場予想営業利益について、前期営業利益に対する増益率(2年累計増益率)が大きい順となっています。
【参考】 日経平均株価と東証グロース市場指数の推移

【参考】 9/12(火)~19(火)で株価上昇が大きかった東証グロース市場指数構成銘柄

■図表 目指せテンバガー!アナリストが増益予想の中小型10選
取引 | チャート | ポートフォリオ | コード | 銘柄名 | 株価 (9/19・円) |
時価総額(百万円) | 今期市場予想営業増益率 | 来期市場予想営業増益率 |
6227 | 6227 | 6227 | 6227 | AIメカテック | 2,784 | 15,674 | 126.2% | 45.3% |
9204 | 9204 | 9204 | 9204 | スカイマーク | 1,078 | 65,035 | 142.0% | 30.7% |
7065 | 7065 | 7065 | 7065 | ユーピーアール※ | 2,337 | 17,901 | 73.5% | 23.8% |
4051 | 4051 | 4051 | 4051 | GMOフィナンシャルゲート(9) | 10,280 | 85,379 | 45.1% | 33.9% |
7320 | 7320 | 7320 | 7320 | 日本リビング保証 | 2,496 | 12,775 | 37.5% | 23.5% |
8929 | 8929 | 8929 | 8929 | 青山財産ネットワークス | 1,122 | 27,512 | 30.0% | 25.2% |
3900 | 3900 | 3900 | 3900 | クラウドワークス | 1,350 | 20,935 | 15.8% | 25.0% |
6086 | 6086 | 6086 | 6086 | シンメンテホールディングス | 1,730 | 18,741 | 12.5% | 11.4% |
6957 | 6957 | 6957 | 6957 | 芝浦電子 | 6,060 | 47,146 | 3.5% | 15.0% |
6547 | 6547 | 6547 | 6547 | グリーンズ | 1,707 | 21,997 | 4.8% | 11.6% |
- ※Bloombergデータ、会社公表データ、各種報道等をもとに、SBI証券が作成
- ※市場予想はBloomberg集計の市場コンセンサス
- ※ユーピーアールは日証金より貸株注意喚起銘柄に指定されていますのでお取引の際はご注意ください(9/20時点)
一部掲載銘柄を詳細に解説!
■クラウドワークス(3900)~企業と働き手をマッチング
★日足チャート(6ヵ月)

- ※データは9/20(日足) 13:00時点。
- ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
- ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
★業績推移(百万円)

- ※当社Webサイトの業績表示ツールをもとに、SBI証券が作成。
■日本最大級の人材プラットフォームを運営
ダイレクトマッチング事業(23.9期3Q累計売上高構成比17%、粗利構成比36%)およびエージェントマッチング事業(同80%、58%)が主力事業です。
前者では、日本最大級のオンライン人材プラットフォームである「クラウドワークス」を運営し、クラウドワーカー575万人、クライアント91万社が登録しています。企業はこのプラットフォーム上でWeb制作等の業務を依頼し、個人(クラウドワーカー)の希望条件やスキルが見合えば、業務委託が成立する形になっています。
ダイレクトマッチング事業では、業務委託料の5~20%に相当するシステム利用料他が売上高となり、ほぼコストはなく、粗利率99%(23.9期3Q累計)のビジネスになっています。
エージェントマッチング事業では、エンジニア/デザイナー、事務/アシスタント等の領域において、同社専門スタッフが、個人と企業の間に入って仲介する形で業務の委託を成立させています。こちらは、業務委託料が売上高となり、ワーカーへの支払い報酬が原価に該当し、粗利率34%(同)のビジネスになっています。
現サントリーホールディングス代表取締役社長であり経済同友会代表幹事である新浪剛史氏を社外取締役に招聘。政府・団体とのフィードバックグループを形成しています。
■業績は拡大基調
業績は基本的には拡大基調です。システム開発やコンサルティング等を行う受託事業を売却し、前四半期比で減収となった20.9期以降は売上高が前四半期比で増加を続けています。粗利益は11四半期期連続で前年同期比20%以上の拡大が続いています。
23.9期3Q累計(22.10-23.6月期)は売上高96億円(前年同期比24%増)、営業利益8.2億円(同7%減)でした。しかし、23.9期3Q(4-6月期)でみると売上高35億円(前年同期比32%増)、粗利16億円(同32%増)、営業利益2.8億円(同10%増)と増収・増益に回復。通期では営業利益10億円(前期比7%増)を見込んでいますが、市場では今期10.8億円、来期13.5億円を予想しています。
IR活動に積極的で、吉田社長が7月上旬まで20社の欧米投資家を訪問しました。
海外投資家の持株比率は20.9期1Qの16.1%から23.9期1Qには24.1%まで拡大しています。同じ時期国内機関投資家の同比率も9.3%から17.6%に減少し、その他法人の減少(16.4%→12.9%)を補いました。
■シンメンテホールディングス(6086)~メンテナンス代行業。テンバガー銘柄のひとつ
★月足チャート(10年)

- ※データは2023/9/20(月足)13:00時点。
- ※当社チャートツールを用いてSBI証券が作成。
- ※上記は過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
★四半期業績推移(百万円)

- ※当社Webサイトの業績表示ツールをもとに、SBI証券が作成。
■メンテナンス代行業。すかいらーくが大手顧客
店舗・施設の設備・機器等の不具合のメンテナンス代行を請け負う企業です。
大手飲食業界や物販・小売業、介護業などが主要顧客です。また、外食業界向けの売上高が75%弱で、ガストやしゃぶ葉を擁する「すかいらーく」が全体の約30%を占めています(23.2期)。
全国10,000社を超える協力業者を有します。顧客から依頼が舞い込んだ場合、地場のメンテナス会社や電気工事店、工務店など全国各地の協力業者の中から、適切な業者を同社が選定・手配する形態です。
同社が一元管理することによる顧客側のメリットは、従来は各工務店等へ修理内容に合わせ各々依頼する必要があった場合も、トラブル内容・箇所問わずワンストップで依頼可能になる点が挙げられます。
■テンバガー銘柄。今期は過去最高業績を更新予定
2015年11月以前からの株主にとってはテンバガー銘柄です。
積極的なM&Aや新規顧客の獲得など進め、業績は拡大。業績の傾向は、左図参照のとおり2Q(6-8月期)に偏重気味です。6‐8月の夏場は冷凍・冷蔵機器及び空調設備等への負担が大きくなるため、メンテナンスサービスの需要が増えやすいと会社側は言及しています。2023年は記録的な猛暑であったことや、コロナ禍からの人流回復が同社業績の押し上げ要因として期待されます。外食やアパレル等の業種では、人流回復による業績の伸長が目立ち始めていることも心強い材料でしょう。
株価は、21.4期に減収減益の見通しが嫌気され売られる場面がありましたが、その後は業績の回復に連れ高しています。今期(24.2期)は売上高208億円(前期比7.4%増)、営業利益11億円(同5.5%増)の増収増益で、過去最高業績を更新する見通し(会社予想)です。9/19(火)時点で株価は上場来高値水準に位置しています。そのため、上値の「しこり」が軽い状態であり次回の四半期決算発表で、好業績を示せすことができれば、さらなる一段高となることが予想されます。
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