株価急落で買い好機!?好業績+好配当+割安感7銘柄

株価急落で買い好機!?好業績+好配当+割安感7銘柄

投資情報部 鈴木 英之

2026/03/04

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株価急落で買い好機!?好業績+好配当+割安感7銘柄

2026年の東京株式市場は、1月から2月にかけて上昇基調となりました。主要株価指数の2月末終値・前年末比上昇率は、日経平均株価16.9%、TOPIX15.5%、東証スタンダード市場14.8%、東証グロース市場14.4%となりました。同じ期間S&P500の上昇率は0.5%にとどまりました。上場企業の好決算や総選挙における与党の大勝が追い風となり、米国市場を大きくアウトパフォームしました。

それに対し、3月の東京株式市場は一転荒れ模様となっています。日経平均株価は3/2(月)・3/3(火)の2営業日で、前月末比2,571円22銭(4.4%)も下落。3/4(水)も午前中だけで前日比2,188円94銭安となりました。2/28(土)に米国とイスラエルがイランを攻撃し、イランの最高指導者であるハメネイ師が死去する事態となりました。市場はいったん「リスクオフ」モードに転換しました。

トランプ大統領は、紛争終了まで数週間を要する旨の見通しを示唆しています。戦火が中東全般に飛び火する兆しもみられ「ホルムズ海峡封鎖」と併せ、原油価格高騰への懸念も強まっています。

一方で、軍事力の面で米国・イスラエルとイランの間には大きな格差があるとみられるうえ、イランは防空システムが機能していない可能性があり、予想外に紛争が短期間に収束する可能性もあります。仮に今回の紛争が収束した場合、中東の地政学的リスクが大きく後退するとみられることから、反発が急になる可能性もありそうです。

こうした中、配当や株主優待を享受しながら、中長期でのパフォーマンス向上を目指す投資家にとって、現在の株安は買い好機に映るかもしれません。

そこで「新興株ウィークリー」では、株価急落が買い好機になり得る「好業績・好配当・割安感」銘柄を抽出すべく、以下のスクリーニングを行ってみました。

(1)東証スタンダード市場に上場

(2)3月決算銘柄

(3)3月2日(月)まで20営業日の1日当たり平均出来高が2万株以上

(4)2026年3月期第3四半期(2025年10~12月期)の純利益について前年同期比10%超の増益率、かつ、同増益率が通期会社予想増益率を上回る

(5)直近四半期(同)の営業利益が前年同期比10%超の増益

(6)予想PER(会社予想1株利益ベース)が15倍未満

(7)PBR(前期基準)が1倍未満

(8)予想配当利回りが3%超

(9)信用規制・注意喚起銘柄を除外

図表に掲載した銘柄は、上記条件をすべて満たしています。掲載順は(8)における予想配当利回りが高い順です。

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【銘柄一覧】株価急落で買い好機!?好業績+好配当+割安感7銘柄

取引 チャ|ト ポ|トフォリオ コ|ド 銘柄名

株価【3/3・円】

予想配当利回り 2026年3月期予想1株配当金(円) 予想PER(倍)
5210 5210 5210 5210 日本山村硝子 3,215 4.67% 150.0 11.0
7971 7971 7971 7971 東リ 757 4.23% 32.0 11.0
7561 7561 7561 7561 ハークスレイ 746 3.75% 28.0 11.0
7987 7987 7987 7987 ナカバヤシ 628 3.50% 22.0 9.5
9351 9351 9351 9351 東洋埠頭 2,036 3.44% 70.0 11.3
7795 7795 7795 7795 KYORITSU 243 3.29% 8.0 9.7
3447 3447 3447 3447 信和 1,061 3.20% 34.0 11.6
  • ※Bloombergデータ、会社公表データをもとにSBI証券が作成。
  • ※予想配当利回りは、2026年3月期会社予想1株配当金(年間)を株価で割って計算。
  • ※予想PERは、株価を2026年3月期会社予想1株利益で割って計算。

一部掲載銘柄を詳細に解説!

■ナカバヤシ(7987)~100年超の歴史。配当や株主優待も魅力的

100年超の歴史。安定した経営基盤
大阪で雑誌合本・図書修理業として1923年に創業しました。現在は総合文具・オフィス関連企業であり、文具・紙製品、オフィス関連用品に加え、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)、紙器包材、ICTソリューションなど、多角的に事業を展開しています。100年超の歴史を持つ上場企業として、安定した経営基盤を維持しつつ、事業領域の拡大を続けてきた点が特徴です。

◎収益力の向上が継続中
2025年3月期(連結)は、売上高627億6,700万円と前期比2.8%増で堅調に推移し、営業利益は17億8,700万円(286.4%増)と大幅な増益を達成しました。販売価格の見直し、製造原価低減、不採算事業の整理など、収益性改善に直接寄与する施策が奏功しました。その結果、営業利益率は前々期の0.8%から2.8%に改善し、収益構造が明確に強化されました。
2026年3月期も順調です。第3四半期累計(2025年4月~12月期)では、売上高443億9,700万円(前年同期比3.6%減)、営業利益16億4,500万円(同78.4%増)と、減収ながら大幅増益でした。通期では売上高635億円(前期比1.2%増)、営業利益25億4,000万円(同42.1%増)が会社計画です。

◎高い配当利回り。株主優待も実施
2026年3月期の会社予想年間1株配当金は22円です。3/3(火)終値628円に対する予想配当利回りは3.5%と、東証スタンダード市場の予想配当利回り2.2%を上回ります。株主優待制度もあり、毎年3月末日時点の株主名簿に記載または記録された100株以上保有の株主に対し、自社製品等が贈呈されます。
100株以上500株未満では「スイングロジカルノートA6サイズ+e・万年筆」または「しまねの森保全事業への寄付(300円分)」が贈呈されます。保有株数に応じて優待内容が異なります。

■東洋埠頭(9351)~今期業績予想を上方修正。安定的な配当にも期待

◎総合物流企業。中央アジア向けに展開も
倉庫業・港湾運送・陸上輸送などを手掛ける総合物流企業で、「埠頭最大手企業」(会社側)です。国内外の物流ニーズを背景に安定した事業基盤を築いています。港湾エリアでの保管・荷役から国内配送、さらには国際物流まで幅広く対応する点が特徴です。
主要港湾エリアに倉庫や物流拠点を保有し、荷役から保管、輸送まで一貫したサービスを提供できる点が大きな強みです。倉庫新設など設備投資も進んでおり、取扱能力の向上が進んでいます。また、青果物や石油化学品、一般貨物、国際物流向け貨物など多様な取扱品目を持つことで、景気変動リスクを緩和しています。カザフスタンなど中央アジア向け輸送も堅調で、国際物流事業が成長ドライバーとして期待されています。

20263月期業績予想を上方修正
2025年3月期は営業収益351億円(前期比1.2%増)、営業利益11億5,500万円(同+18.1%)でした。物流需要の底堅さを背景に、増収増益を達成し、利益面の改善が進んだ期となりました。2026年3月期も順調で、2/4(水)には通期予想営業利益を13億円→14億円(前期比21.2%増)へと上方修正しました。第3四半期までの輸入青果物や石油化学品、中央アジア向け輸出貨物の取り扱い増加などが要因とみられます。

◎安定的な配当継続を期待可能
配当政策としては配当性向30%を目途としています。ただし「利益水準にかかわらず年間(1株)配当金50円を下限」としており、安定的な配当継続が期待できます。
2026年3月期の会社予想年間1株配当金は70円(配当性向38.9%)です。3/3(火)終値2,036円に対する予想配当利回りは3.4%と、東証スタンダード市場の予想配当利回り2.2%を上回ります。

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