投資信託とその先へ 改めて考える米国株のこと

投資信託とその先へ 改めて考える米国株のこと

世界株式型の投資信託で米国株の存在感が大きい理由は?

みなさん、はじめまして。

SBI証券 投資情報部の齊木と申します。普段は米国株を中心としたマーケット分析や個別銘柄のレポート、動画などを担当しておりますが、このたびご縁があり、月1回「NISA道場」を受け持つことになりました。これまでの金融業界での経験や知見を基に、投資初心者の方にも分かりやすく、コンパクトに、基礎から学べるコンテンツを心掛けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。


さて、NISA(少額投資非課税制度)での運用というとまず思い浮かぶのは「投資信託」の利用でしょう。特に投資経験の少ない投資家の方は、広く分散されたインデックスへの連動を目指す世界株式型の投資信託を検討されることが多いようです。すでにNISAのつみたて投資枠や成長投資枠で、世界株式型の投資信託を利用している方も多いと思われます。世界株式型の投資信託は世界の株式に幅広く投資しますが、時価総額に応じて組み入れるタイプでは、総じて「米国株」の比率が高くなります。


世界株式型の投資信託を通じて、間接的に「米国株」に投資しているイメージですが、なぜ米国株の比率が高くなるのでしょうか。

簡潔に言うと、主に以下の要因が考えられます。

①米国は世界最大の経済大国であり、世界的な大企業に加えて、成長性や革新性で世界をリードする企業が数多くある
②米国株式の過去の中長期的な好パフォーマンスなどを背景に、時価総額の大きい企業が米国に多い



当コンテンツはBloombergデータ、各種報道を基にSBI証券が作成

世界の株式時価総額に占める米国の割合(2026/10/13時点)

では、世界の株式時価総額に占める米国の割合はどのぐらいだと思われますか?その答えはおよそ5割です。米国だけで、世界の半分を占めていて、驚きの大きさです。このため、時価総額に応じて組み入れるタイプの世界株式型の投資信託で、米国の組入比率が高く、存在感が大きくなっています。

投資信託をきっかけに米国株を知る

投資信託を検討するときにおすすめしたいのが、各運用会社が発表している月報などの運用レポートの確認です。例えば、組入上位銘柄などをチェックしてみることです。投資信託の名前はご存じでも、実際に組み入れられている企業はあまり知らないといったケースもあるかもしれません。一方、投資信託はすでに持っているので、次のステップアップとして米国の個別株にチャレンジしたいという投資家の方であれば、中長期的なパフォーマンスが良好な投資信託の組入銘柄の中から、探してみるのも一つの考え方です。世界株式型の投資信託などでは、組入銘柄の上位には米国株が並ぶことが多いでしょう。


なお、投資信託の過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。また、個別株は投資信託に比べて価格変動が大きくなりやすい点にはご留意ください。

エヌビディアの時価総額(2026/10/13時点、兆円)と日本の名目GDP(2026年4-6月期、年率換算、兆円)

世界株式型の投資信託の組入銘柄をご覧いただくと、米国のエヌビディアという企業を多く見かけると思います。エヌビディアはAI半導体の分野で業界をリードする存在です。株式市場では時価総額で世界No.1(2026/10/13時点)であり、注目度の高い企業の一社です。


今回のコンテンツの締めくくりに、米国企業の規模の大きさを示す数字をご紹介いたします。このエヌビディアの時価総額は日本円換算でおよそ872兆円あります(10/13の時価総額を、1ドル=158.33円で換算)。872兆円という数字は、日本の名目GDP(2026年4-6月期、年率換算)である約689兆円を大きく上回っています。なお、時価総額は「ある時点の企業価値」、GDPは「一定期間に生み出された付加価値」と性質が異なるため、規模感をつかむための目安としてご覧ください。


最後までお読みいただきありがとうございます。次回は11/19(木)の予定です。






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年間投資枠と非課税保有限度額が設定されます。

年間投資枠は成長投資枠が240万円、つみたて投資枠が120万円までとなり、非課税保有限度額は成長投資枠とつみたて投資枠合わせて1,800万円、うち成長投資枠は1,200万円までとなります。非課税保有限度額は、NISA口座内上場株式等を売却した場合、売却した上場株式等が費消していた非課税保有限度額の分だけ減少し、その翌年以降の年間投資枠の範囲内で再利用することができます。 投資信託における分配金のうち元本払戻金(特別分配金)は、非課税でありNISAにおいては制度上のメリットは享受できません。

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