全然お金が貯まらない!? 年収350万円の私がお金をやりくりする方法

お金が貯まらないと悩んでいる人の中には、「何も贅沢をしていないのにお給料日前にはお金がなくなっている」と思っている人も多いと聞きます。しかし、本当にそうなのでしょうか。貯金の大敵は、たまにする贅沢ではなく、日常的にしてしまっている細かな無駄遣いです。今回は、無駄遣い体質を改善し、貯め上手になるためのヒントをお伝えします。

お金が貯まらない人は、まずは無駄遣いの把握を

気づいたらお金がなくなっているという場合、その原因の多くは「自分がいくらもらっていて、いくら使っているか」の収支を把握できていないことにあります。まずは支出を把握するため、1ヵ月間のレシートを全てとっておき、必要な出費と無駄遣いに分けてみましょう。必要な出費とは、家賃や光熱費、食費、トイレットペーパーなどの日用品、通信費など、生活する上で欠かせないものの費用です。

それに対して無駄遣いは、コンビニに行ったついでに買ってしまった飲み物や、話題になっているので買ってみたけれど、全く読まなかった本など、「なくてもよかったのに買ってしまった」「必要ではなかった」出費のことです。

仕分ける際は、必要な出費用と無駄遣い用に2つトレーを用意し、家に帰ったらすぐにレシートを入れるようにすると簡単です。レシートがない場合や失くしてしまったときは、使用目的と金額をメモにして入れるようにしましょう。このように仕分けるだけでも、自分が「どんなときにどのくらいの無駄な出費をしているか」を意識し、振り返る材料になります。

1ヵ月分のレシートを仕分けたら、集めたレシートをもとにして、無駄遣いが収入に対してどのくらいの割合を占めているのか計算してみましょう。割合は、無駄遣いの出費合計を手取り収入で割り、100をかければ計算できます。実際に計算してみると、思ったより無駄遣いが多いことが発見できるかもしれません。

無駄遣いが占める割合は毎月の手取り収入の5%以内に収める、などの目標を設定しましょう。例えば、手取り収入が25万円であれば、無駄遣いは1万2,500円以内ということになります。オーバーしている場合には、無意識にお金を使っていたり、いつのまにか習慣になって同じお店のレシートが何枚もあったりしないか、内容を見直してみてください。レシートを保管して無駄遣いを可視化することで、不要な出費を減らすことができるはずです。

1ヵ月の予算を作るのも手

出費の内容ごとにあらかじめ1ヵ月の予算を決めてしまうのもひとつの手です。例えば、手取りが25万円で自宅住まいなら、2割の5万円は貯金したいところです。残りの20万円で1ヵ月の予算配分を考えます。貯金分は天引きにしてしまえば、取り崩すハードルが上がり、より貯めやすくなるのでおすすめです。予算は下記項目に分けると管理しやすいので、参考にしてみてください。

・食費(お昼、おやつも含む)

・交際費(飲み会、デートなど)

・洋服代

・化粧品代

・習い事代

・居住費

・光熱費や通信費等

・その他

予算オーバー分は内容を分析して対策を

予算を決めたら、予算内で収まるように生活します。全ての項目の支出を把握して予算内に調整するのは大変だという人は、まずは食費と交際費の2項目だけでいいので、それぞれ1ヵ月でいくら使ったのかを把握し、予算取りをしてみてください。この2つは特に出費が増えやすいため、意識的にコントロールする必要があるからです。

食費の予算を5万円と決めているにもかかわらず6万円使っているなら、その1万円をどうやって浮かせるのかを考えます。毎日買っているカフェラテ代がかさんでいるのなら、コーヒーを家からポットで持っていく、ランチ代がかさんでいるなら、週1回はお弁当にする、いつもは1,000円の定食を頼んでいるところを800円のものにするなど、自分にできそうなやり方を考えてみてください。あまり無理せずに継続できる方法を探すのがポイントです。

貯金ができたら投資に挑戦

無駄遣いを減らし、予算内で生活できるようになれば、貯金の取り崩しということはなくなるはずです。貯金ができるようになってきたら、次のステップとして投資で積極的にお金を増やしていくことをおすすめします。投資をしたことがないという人は、まずは貯金する5万円のうちの1万円を使って、iDeCo(イデコ)で投資に挑戦してみてはいかがでしょうか。将来の自分のために、今から賢いお金の使い方をしていきましょう。

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